【県内2例目】日向市における高病原性鳥インフルエンザの対応状況について
高病原性鳥インフルエンザの疑いのあった事例が、12月21日に今年度県内2例目の疑似患畜と判定されました(その後、12月26日に遺伝子解析及び検査の結果、高病原性であること及びH5N1亜型であることを確認)。
県では、本庁に宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部(継続)、東臼杵農林振興局に現地対策本部を設置し、併せて日向市においても対策本部を設置するなど、防疫体制を整備し、12月22日17時に防疫措置を完了しました。
1農場の情報
発生地域:日向市
種別:肉用鶏
羽数:飼養羽数約15万羽(発生農場5万羽、関連農場10万羽)
2経緯
- 12月20日12時30分、当該農場において、死亡鶏が増加した旨、延岡家畜保健衛生所が通報を受け農場立入検査を実施。
- 同日14時05分に同家畜保健衛生所が当該農場において、鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
- 同日17時00分、宮崎家畜保健衛生所において、当該農場から持ち帰った検体について鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
- 12月21日10時00分、同家畜保健衛生所における確定検査(PCR検査)の結果、H5亜型の遺伝子が確認され、この結果を農林水産省に送付したところ、同日13時00分に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認し、飼養家きんの殺処分、汚染物品等の埋却及び消毒等の防疫措置を開始。
- 12月22日7時25分、発生農場及び関連農場の鶏の殺処分を完了。
- 12月22日17時00分、発生農場及び関連農場の防疫措置完了。
- 12月26日、高病原性鳥インフルエンザ(県内2例目)の疑似患畜の確認を受けて、移動制限区域内の農場に対して実施した「発生状況確認検査」において臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。
- 12月26日17時00分、日向市における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜から検出されたウイルスが、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門が実施した遺伝子解析及び検査の結果、高病原性であること及びH5N1亜型であることを確認。
- 令和5年1月6日16時00分をもって、移動制限区域内の農場を対象として実施した「清浄性確認検査」において、臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。
- 同時刻、検査結果に基づき、発生農場から3~10km以内の搬出制限区域を解除。併せて消毒ポイントを4箇所終了し、新たに1箇所を追加。
- 令和5年1月13日午前0時をもって、発生農場を中心とする半径3km以内の移動制限区域を解除。併せて消毒ポイントを終了。
3発生農場及び関連農場での防疫作業の完了について
高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認された日向市の肉用鶏農場の防疫措置が12月22日17時00分に完了しました。
4移動制限区域の解除及び消毒ポイントの終了について
発生農場を中心とする半径3km以内の移動制限区域を解除しました。併せて、消毒ポイントを終了しました。
(終了)制限区域及び消毒ポイント(PDF:227KB)
(終了)消毒ポイントリスト(PDF:53KB)
5プレスリリース情報
6その他
- (1)我が国ではこれまで家きん肉、家きん卵を食べることにより、人に感染した例は報告されていません。
- (2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれがあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いします。
- (3)今後とも、本件に関する情報提供に努めてまいりますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いします。