子供・女性安全対策班からのお知らせ・お願い
最終更新日:2024年9月10日
脅威事犯とは
脅威事犯というのは、道案内や家への送り届けを口実に子供や女性に声をかけたり、つきまとったり、待ち伏せしたりする行為です。
性犯罪や誘拐事件を分析すると、犯罪発生前にこのような脅威事犯が前兆として発生している場合が多く見られます。
このため、専門の対策係を設置し、早期に脅威事犯に対応することで重大な犯罪の発生を未然に防ぐ取り組みをしています。
これまでは、性犯罪等やその前兆とみられる声掛け、つきまとい等の事案を「声かけ事案等」と定義していましたが、令和6年3月1日からは「声かけ事案等」の名称は廃止となり、性犯罪等の前兆とみられる事案を「脅威事犯」と呼ぶことになりました。
知らない人に突然声をかけられた(声掛け)
- 〇〇〇をあげるから、一緒に遊ぼう
- 5分ぐらいでいいから、車でお話ししよう
- 〇〇〇に行きたいのだけど、車に乗って案内して
くれない - 彼氏はいるの?
などと、見ず知らずの人から声をかけられる事案をいいます。声を掛けられても相手にせず、直ちに安全な場所に移動するようにしてください。
地理不案内な人が道を聞く場合と区別がつかない時でも、相手の車に乗らない、相手が指示する場所には行かないようにして、相手と一定の距離(2~3m程度)を保って道案内をするようにしてください。
車などでつきまとわれた(つきまとい)
- 執拗に後からついてくる
- 声かけをして無視された相手にしつこくつきまとう
- 車やバイクで被害者の前後を何度も往復したりする
などの行為は、性犯罪の機会を狙っていることも考えられます。
子供・女性安全対策の活動内容について
脅威事犯が発生した場合に、被害者の方や保護者、学校などの関係者から寄せられた情報をもとに、犯人や不審者を絞り込んで検挙したり、指導、警告を行うようにしています。
犯人や不審者を特定するためには、皆さんから寄せられる情報がカギになります。
どんなささいな情報でも、お寄せ下さい。
脅威事犯の被害防止対策
18歳未満の学校の生徒が被害の対象となる場合は、朝の通学時間や夕方から夜間の帰宅時間帯に多く発生しています。また、18歳以上の女性が対象の場合は、夜の8時から翌朝4時ぐらいまでの深夜帯に多く発生しています。
夜間の一人歩きは極力避け、やむを得ない場合には、明るく人通りの多い道を通り、防犯ブザーなど、周囲の人にすぐに異変を知らせる手段を確保しておいてください。また、携帯電話を操作したり、音楽プレーヤーを聴きながら歩くと注意が散漫になり狙われやすくなります。控えましょう。
子供さんが部活や塾などで遅くなる場合には、保護者の方が送り迎えをするようにしてください。
被害対策に関しては「被害に遭わないために・被害に遭ってしまったら」のページも参照してください。
脅威事犯の発生状況(令和5年中)
宮崎県警察では、子供や女性を狙う卑劣な犯罪を防ぐため、これらの犯罪者等に対する検挙、指導・警告等の活動を行なっています。
- 令和5年中、宮崎県内では、脅威事犯が259件発生しました。(前年比+1件)
(注意1)脅威事犯とは、子供や女性を対象とする性犯罪等の前兆とみられる声掛け、つきまとい等の事案を言います。
令和6年3月1日から、「声かけ事案等」を「脅威事犯」と名称変更しました。
(注意2)上記件数は、警察署に対して、通報、届出、相談等がなされた件数を計上しています。(法令に触れていないものも含まれています。)
脅威事犯は、「宮崎県防災・防犯情報メールサービス」によりタイムリーに情報配信を行なっています。
また、県警の防犯情報は「MRT」や「UMK」が提供するアプリにも配信されます。
お問い合わせ
宮崎県警察本部生活安全部 生活安全少年課
電話:0985-31-0110