登山届(計画書)の提出について
最終更新日:2024年12月23日
登山届(計画書)の提出
登山をされる皆さん。登山届(計画書)は提出しましたか?
登山届けは、計画的で安全な登山方法を確認するのに役立ち、万が一山岳遭難事故があった場合には、迅速な救助活動に生かすことができるほか、計画に不備がないか事前に確認するものです。
登山届は、家族や職場等と共有するとともに、登山口の登山届ポスト、各自治体などに提出する方法があり、各山系を管轄する警察署でも郵送又はFAXにより受付しています。
登山をする予定の山岳を管轄する警察署が不明の場合は、警察本部でも受付します。
宮崎県警では、インターネット、スマートフォンを活用した登山届の受付も行なっています。
下記に主な山岳名と管轄警察署の一覧があります。
登山届の提出先
山系 | 山岳名 | 提出先 | 電話 |
---|---|---|---|
祖母傾山系 |
傾山、古祖母山、 |
高千穂警察署 〒882-1101 |
0982-72-0110 |
桑原山、大崩山、 |
延岡警察署 〒882-0872 |
0982-22-0110 |
|
九州山脈脊梁 |
黒峰、白岩山、 |
高千穂警察署 〒882-1101 |
0982-72-0110 |
国見岳、白鳥山、 |
日向警察署 〒883-0052 |
0982-53-0110 |
|
市房山、石堂山 |
西都警察署 〒881-0012 |
0983-43-0110 |
|
県央山地・ |
冠岳、日陰山 |
日向警察署 〒883-0052 |
0982-53-0110 |
尾鈴山 |
高鍋警察署 〒884-0005 |
0983-22-0110 |
|
地蔵岳、オサレ山、 |
西都警察署 〒881-0012 |
0983-43-0110 |
|
大森岳、七熊山 |
小林警察署 〒886-0003 |
0984-23-0110 |
|
式部岳、釋迦ヶ岳 |
高岡警察署 〒880-2224 |
0985-82-4110 |
|
霧島山系 |
韓国岳、新燃岳、 |
小林警察署 〒886-0003 |
0984-23-0110 |
白鳥山、甑岳、 |
えびの警察署 〒889-4301 |
0984-33-0110 |
|
南那珂 |
双石山、斟鉢山、 |
宮崎南警察署 〒880-0916 |
0985-50-0110 |
青井岳、鰐塚山 |
都城警察署 〒885-0052 |
0986-24-0110 |
|
小松山 |
日南警察署 〒887-0021 |
0987-22-0110 |
|
上記以外の山系 |
宮崎県警察本部地域課 |
0985-31-0110 |
登山日程は、家族や職場にも必ず知らせておきましょう。
宮崎県警察への電子申請も受け付けています。
警察本部で電子申請を確認する時間は、事務の都合上、月曜日から金曜日(祝日及び年末・年始の期間を除く)午前8時30分から午後5時15分までとなります。
無理のない計画、余裕を持った計画を立てましょう
- 午後からの登山は、やめましょう。
- 体力、経験、技術等から無理のない計画を立てましょう。
- 非常時のエスケープルートも計画しておきましょう。
- 単独登山は、トラブル発生時の対処が、グループ登山に比べて困難になることが多いことを念頭に、信頼できるリーダーを中心とした複数人による登山に努めましょう。
体調・天候が悪いときは、早めに引き返す勇気を持ちましょう。
- 登山前日は、十分睡眠を取り、体調を整えてください。
- 常に最新の気象情報を把握しておき、悪天候が予想される場合は、登山を中止しましょう。
- 体調・天候が悪いときは、早めに引き返す勇気を持ちましょう。
- 体力に自信の無い人を列の中間にして、定期的に人員を確認してください。
- 体調不良者には、必ず付き添いを付けて下山させましょう。
万が一に備え、装備は、万全で臨みましょう。
- 登山予定の気候にあった服装や登山靴、ヘルメット、雨具(レインウエア)、ツェルト(簡易テント)、地図(登山地図アプリを含む)、コンパス、行動食等登山に必要な装備品や、万一遭難した際に助けを呼ぶための連絡用通信機器(携帯電話、無線機、予備バッテリー等)を準備するなど、装備を万全に整えましょう。
- GPS機能付きのスマートフォン等は、自分の現在地をより速やかに救援機関に伝えることができるなど、救助要請手段として有効ですが、通話エリアが限られることやバッテリの残量に注意する必要があります。
- 飴やチョコレート・ビスケットなどの非常食と、飲料水を必ず携行してください。
- 自分の位置を知らせることが出来る防犯ブザー、笛、鈴等を携行してください。
- 道迷い防止のため、地図の見方やコンパスの活用方法を習得し、登山には地図やコンパスを携行して、常に自分の位置を確認するよう心掛けましょう。登山地図アプリと紙の地図を併用することで、より正確な位置を把握することができ、道迷いの防止につながります。
もし、道に迷ったら
- 元の場所まで引き返し、ルートの確認をする。
- 夜になったらむやみに動かず、夜明けを待って行動する。
- ヘリコプターを確認したら、見晴らしのいいところを選んで目立つものを振る。
もし、事故が発生したら
- 慌てないで落ち着いて行動する。
- 遭難者の負傷の程度を確認し、適切な応急措置をする。
- 自分たちで無理な救出や下山を考えず携帯電話などで連絡する。
- 110番など警察に通報するか、連絡手段がない場合は、近くの登山者に連絡して救援を求める。
山岳遭難防止のための5つのポイント
山岳遭難は高い山に限らず低い山でも起きています。遭難防止のために最低限知っておきたい点を、長野県警察の山岳遭難救助隊長が政府インターネットテレビで説明しています。
内容は、
-
- 山岳遭難の発生状況
- 訪れる山の選び方
- 絶対に忘れてはいけない装備品
- 登山の心構え
- 下山時の注意点
- 道に迷った時の対処法
となっています。
お問い合わせ
宮崎県警察本部生活安全部 地域課
電話:0985-31-0110