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報道発表日:2023年9月19日更新日:2023年9月19日

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白紙

Press release

豚熱ワクチン接種の開始について

豚熱ワクチン接種に関し、本県の「ワクチン接種プログラム」が国に承認されたことを受け、家畜伝染病予防法第6条第1項の規定により、本日、知事が豚・いのししの所有者に対してワクチン注射を受けることを命令する告示を行いました。

これにより、県内の豚熱ワクチン接種は、9月27日(水曜日)から開始します。

なお、ワクチン接種時における動物用生物学的製剤交付手数料(70円/頭・回)及び家畜注射手数料(270円/頭・回)について、初回接種分は免除します。

1.知事命令の内容

  1. 目的

    • 豚熱の発生予防
  2. 実施内容

    • 豚熱ワクチンの接種
  3. 実施区域

    • 県内全域
  4. 実施の期間

    • 令和5年9月27日(水曜日)から当分の間
  5. 対象

    • 県内で飼養されているすべての豚・いのしし(愛玩目的のミニブタ等を含む)

2.留意事項

  • 県では、養豚農場の管理者等を対象に、ワクチンの接種が認められる登録飼養衛生管理者の養成等を進めています。
  • ワクチン接種については、南部九州3県(熊本、宮崎、鹿児島)同時に開始します。また、ワクチンは、今後必要に応じて複数回接種します。
  • 豚熱は豚・いのししの感染症であり、人には感染しません。また、今回使用する豚熱ワクチンを接種した豚の肉を食べても、人の健康には影響ありません。

3.今後の対応

  • 養豚農場へのウイルス侵入防止対策徹底の指導

家畜保健衛生所による立入検査を行い、飼養衛生管理基準の徹底について指導する。

  • 豚熱ワクチン接種による感染防止
  1. 家畜防疫員および知事認定獣医師、登録飼養衛生管理者による対象家畜への豚熱ワクチン接種を行う。
  2. ワクチン接種後、家畜保健衛生所による免疫付与状況調査を行う。
  • 野生いのししでの豚熱ウイルス浸潤状況の把握

野生いのししにおける豚熱の浸潤状況を把握するために、野生いのししの捕獲頭数を増やすとともに、サーベイランス検査を強化する。

4.報道関係者のみなさまへ

  • 現場での取材は、本病のまん延を引き起こす恐れもあること、また農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むようご協力をお願いします。
  • 今後とも、本件に関する情報提供に努めていきますので、生産者等の関係者が根拠ない噂などにより混乱することのないよう、ご協力をお願いします。

接種命令に係る知事コメント

9月5日に九州全域が豚熱ワクチン接種推奨地域に設定されたことを受け、本県では同日中に、ワクチン接種プログラムを国に提出し、12日に国から承認を受けました。

養豚農家や関係団体から早期接種開始を望む声もあり、ワクチン接種を担う登録飼養衛生管理者の養成を前倒しで進めており、9月末までに、当初の想定を大幅に超える約500人を養成できる見込みとなりました。

また、ワクチンや注射器等の資材についても初回接種の必要数を確保できる見込みとなったため、熊本・鹿児島両県とも足並みをそろえ、本日、家畜伝染病予防法に基づき、9月27日を接種開始日とするワクチン接種命令を出したところであります。

今後、県内のワクチン接種を順次進めていくことになりますので、引き続き関係者と危機意識を共有し、本県への豚熱の侵入を防ぐための対策に万全を期してまいります。

 

お問い合わせ

所属:家畜防疫対策課  担当者名:片山、田邊

ファクス:0985-26-7329

メールアドレス:shinsei-kachikuboeki@pref.miyazaki.lg.jp