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掲載開始日:2024年3月21日更新日:2024年3月21日

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令和6年度宮崎県公営企業会計当初予算の概要

1.令和6年度宮崎県公営企業会計当初予算のポイント

(1)将来に向けた安定経営のための基盤整備

老朽化した施設・設備の計画的な更新・改修を行い、将来にわたって安定的に経営を行うための基盤を整備する。

主な事業

綾第二発電所大規模改良事業(継続費)

3,813,573千円

田代八重線鉄塔塗装工事

127,600千円

綾第一発電所南機水車発電機一部改良及び精密点検工事(継続費)

70,400千円

(新)三財線電力線ほか取替実施設計業務

22,000千円

(新)一ツ瀬川県民スポーツレクリエーション施設改修工事

18,000千円

(2)経営環境の変化への的確な対応

ゼロカーボン社会づくりや産業のデジタル化、頻発する自然災害など、企業局を取り巻く経営環境の変化に的確に対応する。

主な事業

(新)工業用水道施設浄水場浸水対策工事(継続費)

274,000千円

猿瀬発電所ゴム堰復旧工事(継続費)

176,000千円

(新)DX推進通信基盤整備事業

10,769千円

(新)工事管理システム導入事業

8,000千円

企業局ゼロカーボンPR事業

7,975千円

(3)地域貢献に資する取組の推進

局の設置理念「本県の産業経済の振興と住民の福祉の増進」に基づき、地域貢献に資する取組を推進する。

主な事業

(改)緑のダム造成事業

66,013千円

県営発電所周辺地域振興事業

13,000千円

みやざきの内水面資源回復推進事業

9,000千円

2.令和6年度宮崎県公営企業会計当初予算の概要

(1)電気事業【業務の予定量(年間供給電力量409,442,000キロワットアワー)】

(単位:千円)

区分

令和6年度

当初予算

令和5年度

当初予算

増減

収益的収支      
  事業収益

4,850,372

5,046,110

-195,738

事業費

7,298,857

7,200,671

98,186

収支残

-2,448,485

-2,154,561

-293,924

資本的収支      
  資本的収入

70,142

73,896

-3,754

資本的支出

3,787,429

4,534,678

-747,249

収支残

-3,717,287

-4,460,782

743,495

(2)工業用水道事業【業務の予定量(給水事業所数15社、年間総給水量35,835,700立方メートル)】

(単位:千円)

区分

令和6年度

当初予算

令和5年度

当初予算

増減

収益的収支      
  事業収益

383,552

379,513

4,039

事業費

454,098

418,775

35,323

収支残

-70,546

-39,262

-31,284

資本的収支      
  資本的収入

1

1,433

-1,432

資本的支出

345,104

134,830

210,274

収支残

-345,103

-133,397

-211,706

(3)地域振興事業【業務の予定量(年間施設利用者数31,500人)】

(単位:千円)

区分

令和6年度

当初予算

令和5年度

当初予算

増減

収益的収支      
  事業収益

23,521

24,991

-1,470

事業費

30,999

24,462

6,537

収支残

-7,478

529

-8,007

資本的収支      
  資本的収入

0

0

0

資本的支出

18,974

15,197

3,777

収支残

-18,974

-15,197

-3,777

各会計の資本的収支の不足額は、過年度分損益勘定留保資金等で補てんする。

3.予算内訳

  1. 電気事業(PDF:189KB)
  2. 工業用水道事業(PDF:159KB)
  3. 地域振興事業(PDF:147KB)

4.主な新規・重点事業

綾第二発電所大規模改良事業(継続費)

1.事業の目的

綾第二発電所は、運用開始から60年以上が経過し、主要機器等に老朽化が見られるため、最新機器へ更新等を行う。

2.事業の概要

  • ア.予算額
    3,813,573千円(全体事業費:16,735,400千円、事業期間:令和元年度~令和9年度)
  • イ.財源
    全額自己資金
  • ウ.事業内容
    1. 水車発電機等更新
      水車発電機更新、屋外変電設備更新、水圧鉄管更新ほか
    2. その他
      代替放流設備新設、放水路改修、建屋補強、総制システム改修ほか

3.事業効果

朽化した発電設備等の更新により、電力の供給信頼性が向上し、発電電力量の増加やライフサイクルコストの低減が図られるとともに、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)の活用による収入の増加が見込まれる。

綾第二発電所大規模改良事業

綾第一発電所南機水車発電機一部改良及び精密点検工事(継続費)

1.事業の目的

理困難となった機器の廃止に必要な改造又は更新を行うとともに、一部機能障害が生じている機器の更新を行う。

せて、保安規程に基づき水車発電機の分解点検等を行う。

2.事業の概要

  • ア.予算額
    70,400千円(全体事業費:1,995,400千円(引当金取崩額を含む)、事業期間:令和5年度~令和7年度)
  • イ.財源
    全額自己資金
  • ウ.事業内容
    a.一部改良
    転子・調速機改造、入口弁更新ほか
    b.精密点検
    車発電機分解点検ほか

3.事業効果

機器の改造、更新及び点検等により信頼性が向上し、電力の安定供給が図られる。

綾第一発電所南機水車発電機一部改良及び精密点検工事

(新)工業用水道施設浄水場浸水対策工事(継続費)

1.事業の目的

和4年9月の台風第14号により、浄水場内浸水被害を受けたことから、送水停止のリスク軽減のための浸水対策工事を行う。

2.事業の概要

  • ア.予算額
    274,000千円(全体事業費:344,000千円、事業期間:令和6年度・令和7年度)
  • イ.財源
    全額自己資金
  • ウ.事業内容
    防水壁嵩上げ工事、土堤嵩上げ工事、防水扉再設置工事、排水対策工事、取水塔嵩上げ工事

3.事業効果

水場内浸水対策工事を行うことにより、浸水被害による送水停止のリスクを軽減することができ、受水企業への工業用水の安定供給が図られる。

工水対策工事2

(新)DX推進通信基盤整備事業

1.事業の目的

隔臨場やスマート保安等のDXを推進するため、企業局発電所及びダムにおけるインターネット環境を整備する。

2.事業の概要

  • ア.予算額
    10,769千円
  • イ.財源
    全額自己資金
  • ウ.事業内容
    綾川及び三財川水系の5発電所及び2ダム、岩瀬川及び石河内第一発電所におけるインターネット環境整備

3.事業効果

隔臨場やスマート保安等の実施により、工事監理や現場保守等の効率化が図られる。

dx

(改)緑のダム造成事業

1.事業の目的

れまでの企業局が未植栽地等を取得して行う植林等に加え、新たに民間事業者による再造林活動を活発化させるために環境森林部が取り組む事業を支援することにより、水力発電所上流域の未植栽地等を水源かん養機能の高い森林として整備し、電力の安定供給につなげる。

2.事業の概要

  • ア.予算額
    66,013千円
  • イ.財源
    全額自己資金
  • ウ.事業内容
    1. 未植栽地の取得
    2. 植林及び下刈りの実施
    3. 植樹祭の実施
    4. (新)広葉樹造林への支援

3.事業効果

れまでの取得方式に補助のスキームを加えることにより、水源かん養機能の高い森林の整備をより効率的に進めることができる。

緑のダム

5.その他主要事業の概要

猿瀬発電所ゴム堰復旧工事(継続費)

令和5年台風第6号により破損したゴム堰の復旧工事を行う。

176,000千円

田代八重線鉄塔塗装工事

塔の劣化診断により、塗装の経年劣化が確認されたことから塗替えを行う。

127,600千円

(新)三財線電力線ほか取替実施設計業務

力線の余寿命診断により、数年内に取替え時期に至ることが確認されたため、電力線取替えのための詳細設計を行う。

22,000千円

(新)一ツ瀬川県民スポーツレクリエーション施設改修工事

物外部の劣化や設備の老朽化が進んでいるため、建物の維持保全のための改修工事を行う。

18,000千円

県営発電所周辺地域振興事業

電所の施設等が所在する市町村を対象として、各自治体が取り組む地球温暖化対策や地域活性化等の事業に対し助成金を交付する。

13,000千円

みやざきの内水面資源回復推進事業

の恵みを受けている企業局として、河川環境保全に寄与するため、水産政策課と共同で河川調査や増殖活動を実施することにより、漁場環境の再生への取組を推進する。

9,000千円

(新)工事管理システム導入事業

約事務手続き等の効率化を図るため、工事情報等のデータを一元管理できるシステムの基本設計を行う。

8,000千円

企業局ゼロカーボンPR事業

県が第四次宮崎県環境基本計画の重点プロジェクトに掲げる「2050年ゼロカーボン社会づくり」に合わせて、企業局の水力発電等の取組を広く県民にPRする。

7,975千円

(参考)知事部局等への経費支出予定額

(単位:千円)

内容 支出予定額
知事部局への支出

1,325,378

  多目的ダム管理費用

861,718

水利使用料

166,076

一般県道田代八重綾線防災対策工事負担金

165,000

退職手当負担金

94,677

宮崎県開発事業特別資金特別会計への繰出金

17,510

緑のダム造成事業

11,397

みやざきの内水面資源回復推進事業 9,000
市町村交付金

155,708

県営発電所周辺地域振興事業(市町村に対する補助) 13,000
合計

1,494,086

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お問い合わせ

企業局総務課財務担当

〒880-0803 宮崎県宮崎市旭1丁目2番2号

ファクス:0985-26-9754

メールアドレス:kigyo-somu@pref.miyazaki.lg.jp