宮崎県総合計画長期ビジョン(素案)に対する意見募集の結果について
宮崎県総合計画長期ビジョン(素案)について、令和4年5月9日(月曜日)から令和4年6月8日(水曜日)までの間、県民の皆様から御意見を募集しました。
この結果、5名の方から6件の御意見をいただきました。貴重な御意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
いただきました御意見の要旨につきましての県の考え方につきましては、以下のとおりです。
御意見の要旨及び県の考え方
番号
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該当
ページ
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御意見の要旨
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長期ビジョン素案における該当箇所
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ビジョンへの反映状況・県の考え方
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1
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P.13
P.36
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【南海トラフ地震】
「南海トラフ地震」について、発生からの津波到達時間を県民へ周知し、避難ルートや避難先の確認について、意識を高める必要がある。また、県のシステムや機関は、BCPを見据え分散すべきである。都城地区などは、安全な地域であると思われるため、適しているのではないか。
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【時代の潮流2(P.13)】2段落目
「また、南海トラフ地震は今後30年以内に70~80%程度の確率で発生するとされ、本県において最大で約1万5千人もの人的被害が想定されています。
【今後の方向性1】
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【津波高・津波到達時間】
御意見を踏まえ、津波高・津波到達時間を記載した以下の表を追加します。
【今後の方向性1】
御意見を踏まえ、次の方向性を追加します。
「住民等の災害に対する備えや、自主的・積極的な防災活動を推進するなど、地域の防災力向上に取り組みます。」
【県の機関の分散配置】
県の機関については、本庁舎とは別に、県内7地区(都城、延岡、日南、小林、日向、高鍋、高千穂)に総合庁舎を設置しており、現時点での新たな分散配置は考えておりませんが、今後、危機管理対策を講じていく上で参考とさせていただきます。
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2
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P.32
P.37
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【東九州新幹線】
「高速鉄道(新幹線)インフラネットワークの早期実現」、つまり、「東九州新幹線」は今後どのように取り組むのか、20年後を見据えてビジョンに記載すべきではないか。
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【将来像2】具体的なイメージの7番目
「高速道路等の道路整備や港湾、空港整備が進み、交通・物流の利便性が向上している。」
【今後の方向性2】9つ目の◎
「ひと・モノの流れを活発化し、国内外の活力を呼び込むための交通・物流ネットワークのより一層の充実を図ります。」
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【将来像2】
左記の今後の方向性2の9つ目の◎の部分に御指摘の趣旨は包含されているものと考えておりますが、より分かりやすくするため、将来像2の7つ目のイメージを次のとおり修正します。
「高速道路等の高速交通網の整備や港湾、空港整備が進み、交通・物流の利便性が向上している。」
現在、東九州新幹線の整備については、本県を含む東九州4県と北九州市で構成する「東九州新幹線鉄道建設促進期成会」において、国などに対し要望活動等を行なっておりますが、財政負担や並行在来線の運行維持など検討すべき多くの課題があり、現時点での直接的な表現は差し控えたところです。引き続き、実現に向けて地道に声を上げ続けることが必要と考えており、今後の具体的な施策展開の上での参考とさせていただきます。
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3
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P.32
P.38
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【良好な景観】
(意見1.)
国内外からの観光客に対するホスピタリティ精神の更なる充実が必要であり、そのおもてなしの心を表すためには「花と緑」による良好な景観が欠かせない。また、古来からある自然へと導く観光導線など、自然と共生する姿を維持するためには、都市緑化の発掘・見直し・管理が必要である。
(意見2.)
豊かな自然と価値ある景勝地・観光地、そしてそこに辿りつくまでの(沿道)景観も良好であることが本県の強みである。「美しい宮崎づくり」や「良好な景観」という言葉が表記されるべきではないか。
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【将来像3】具体的なイメージの6つ目
「豊かな自然や食、伝統文化など、本県の魅力などを通じて国内外からの観光客が増加し、県内経済が活性化している。」
【今後の方向性3】4つ目の◎
「先人たちが世代を超えて守り、育んできた、豊かな自然や田園風景等を観光や教育活動等に活用することにより、その価値を再認識することで、地域における持続的な自然環境保全の取組を促進します。」
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【将来像3】
御意見を踏まえ、次のとおり加筆します。
「豊かな自然や美しい景観、食、伝統文化など、本県の魅力などを通じて県内外や国外からの観光客が増加し、県内経済が活性化している。」
【今後の方向性3】
御意見を踏まえ、次のとおり加筆します。
「先人たちが世代を超えて守り、育んできた、豊かな自然や田園風景等の美しい景観を観光や教育活動等に活用することにより、その価値を再認識することで、地域における持続的な自然環境保全の取組を促進します。」
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4
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P.36
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【防災・減災】
第2章の目指す将来像の具体的イメージに「ソフト・ハード両面からの災害対策が充実している。」とあるが、それに対する第3章の今後の方向性が、一般県民に分かりにくい。記載内容を工夫できないか。
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【今後の方向性1】
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【今後の方向性1】
御意見を踏まえ、ソフト面の対策の方向性を追加します。
「住民等の災害に対する備えや、自主的・積極的な防災活動を推進するなど、地域の防災力向上に取り組みます。」
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5
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P.25
P.31
P.37
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【技術者の育成】
AIの技術者については、中学・高校の授業でPythonやAWSといったプログラミングを学ぶ授業を積極的に取り入れることで、優秀な人材を育成することができ、結果、企業誘致にもつながると考える。
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【時代の潮流4】3段落目
「また、AI等の先端技術やデータ活用を生活や経済活動に実装していくためには、これらの技術を開発・運用できる人材の育成はもとより、県民や事業者等がそれらの技術を理解し、柔軟かつ効果的に活用するための能力を高めていくことが重要です。」
【将来像1】本文2段落目
「また、宮崎に誇りと愛着を持ち、確かな学力やこれからのグローバル・デジタル社会を生き抜く力を持った子どもたちを育てていくことも重要です。」
【今後の方向性2】5つ目の◎
「産業のデジタル化を支えるデジタル人材の育成・確保を図るとともに、女性や障がい者の雇用や高度な知識・技能をもつ外国人材の受入れを促進することで、多様な人材の活躍を推進します。」
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御指摘の趣旨については、左記の部分に包含されていると考えております。今回いただいた具体的な御提案については、今後、施策展開を図っていく上で参考とさせていただきます。
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