平成24年度第6回知事とのふれあいフォーラム
第6回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)
内容
開催日時等
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開催日
- 平成24年10月17日(水曜)午前10時30分から午前12時00分まで
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場所
- 諸塚村中央公民館2階ホール
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参加者
- 諸塚村の皆さん26名
- 知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 今日は平日の日中、大変お忙しい中、貴重なお時間をいただき深く感謝。
- 県では、地域に泊まって、お金を落として、いろいろ見て回ろうという「100万泊県民運動」を提唱しているが、自分なりに100万泊ということで初めて諸塚に泊まってみた。
- 今朝、散歩していたら中学生から「おはようございます」と声をかけられ、また中学校の校門の前に傘をさして子供たちが立っていて、道を行く車に挨拶をしているのを見てびっくりしたが、諸塚の土地柄が出ていたのかなという思いがしている。
- 先ほど、水防災事業ということでかさ上げをしている商店街を見せていただいた。私が宮崎に総務部長で赴任した平成17年の災害だったが、ショッキングな災害だった。台風が終わった後に、商店街を当時の知事と一緒に見せていただいた。「あのガソリンスタンドの上の方まで水が来ましてね」という話を伺ったのを覚えている。そこから考えても、その後の復興事業にこれだけ時間がかかるものだなと痛感をしている。
- 一方で、もちろん災害はあってはならないことだが、それによってこの商店街なり村の顔となる部分を新しく今から作っていこうという前向きな作業や議論ができるのではないかという思いもしている。
- 県全体で言うと、口蹄疫でも大変な被害があったが、これをバネに、新しい畜産を目指していくんだという取り組み、単に数を元に戻したりとかではなく、もっといい畜産、安全・安心でもっと生産性の高いものを作っていこうという努力をしており、それが今の商店街の再生と非常に重なって見えてくるなという思いがしている。
- 今日は多くの皆さんから質問をいただく中で、私の考えなり、県の今の取り組み状況なりを説明させていただければと思う。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- 太陽光発電施設の設置について
過去に開拓パイロット事業でみかんを植えた土地(オレンジベルト構想)があったが、現在使われていない部分に太陽光発電施設を設置することはできないか。
- 木材価格対策事業について
今回の補正予算での木材価格対策事業に感謝している。引き続き、県産材の利用促進対策をお願いしたい。
- 水防災事業について
水防災事業に現在取り組んでいるが、まちづくりには時間がかかる。諸塚の玄関口になるので「森の駅」として諸塚にあったまちづくりをしていきたい。
- スギの大径材対策について
スギの大径材を生かした家造り、付加価値の高い大径材の製品開発など、今後の大径材対策について県の指導をお願いしたい。
- 医師不足問題について
医師不足に悩んでいる。診療所に県から医師の派遣ができないか。
- 村への医師派遣について
3,4年前に自治医大卒の医師派遣を打ち切られた。再派遣して欲しい。
- しいたけ栽培への支援について
しいたけ原木に対する補助を復活させて欲しい。また、種ごまに対する助成、乾しいたけの選別所に対する支援もお願いしたい。
- ドクターヘリ・防災ヘリの活用について
諸塚ではドクターヘリが着陸できるところがほとんどないので、防災ヘリを使わせていただきたい。ドクターヘリが25分で来るのに対し、防災ヘリは到着に時間がかかる。使い勝手を良くしてほしい。
- 国道503号の整備について
国道503号飯干トンネル整備を要望している。整備促進をお願いしたい。
- 買い物弱者対策について
買い物弱者対策(きずな号)の継続をお願いしたい。また、県として買い物弱者対策についての考え方を伺いたい。
- 結婚支援について
婚活の事業に取り組んでいる。村内に80人独身者がいる。補助金もずいぶん要件が緩和されたが、まだ建前があって使いにくい部分がある。1つの村ではできることも限られるので、例えば県北で集まって運動会や継続したボランティア活動など、今までと違ったことはできないか。
- 育英資金について
育英資金を借りた学生が就職で県外から宮崎に帰ってくる場合に、償還を免除するなどの思い切った発想はないか。
- ダムの魚道整備について
大内原ダムに魚道を作って欲しい。
- 第一次産業の振興について
口蹄疫の復興対策を含め、第一次産業に対して地域の人たちにやる気を起こすようなものがないか。
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知事総括
- 今日は長時間にわたり、幅広いいろいろなご意見をいただき感謝。
- これができる、あれができるという話ができた訳ではないが、医療、婚活、インフラ整備、椎茸から肉と本当にいろいろなテーマがあり、たくさんのものを背負ったなという感じがしているが、皆さんの現場での思いをしっかり受けとめて、県政に生かしていきたいと思う。
- 今後とも対話と協働を掲げ、皆さんとの意見交換を通じながら、県政をよりよい方向に進めていきたい、そういう努力をしていきたいと思うので、叱咤激励を賜りたいと思う。