掲載開始日:2020年9月24日更新日:2024年11月5日
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昭和29年、NHK、全日本観光連盟、日本交通公社、植物友の会の共催のもと、農林省、文部省、日本国有鉄道、各都道府県が後援して、「郷土の花」選定が企画されました。
審査方法は、都道府県ごとに地方選定委員会と中央選定委員会を設け、地方選定委員会で選ばれた郷土の花候補に順位をつけて中央選定委員会に報告し、中央選定委員会でさらに検討整理して最後の決定をNHKにゆだねるというものでした。
郷土の範囲は都道府県単位で、以下のような基準が設けられました。
地方選定委員会では、一般の方からどの花がふさわしいか募集し、選定の参考とすることにしました。
応募のあった花 | |||
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霧島つつじ(33票) | 藤の花(30票) | はまゆう(16票) | ひまわり(11票) |
たちばな(8票) | 桜(8票) | ルーピン(7票) | 菜の花(7票) |
かぼちゃの花(5票) | おがたまの木(5票) | ビロウの樹(5票) | 梅(4票) |
福寿草(4票) | レンゲ(3票) | サボテン(3票) | 山桜(3票) |
月下梅(2票) | 桃の花(2票) | 龍舌蘭(2票) | …以下省略 |
地方選定委員会が、応募のあった花からまず候補に選んだのは、
はまゆう、たちばな、龍舌蘭、サボテンの4点でした。
1位の「霧島つつじ」は、鹿児島県の募集で応募総数約400票のうち約150票がこの花だったため、ぜひ譲ってほしいということで諦めることになったようです。
2位の「藤の花」も選定条件に合わないということで、候補から消えました。
議論する中で、4候補の中から龍舌蘭とサボテンが消え・・・
1位:はまゆう、2位:たちばなを中央選定委員会に報告しました。
中央選定委員会の検討整理を経て、最後の決定はNHKにゆだねられました。
NHKが放送記念日の昭和29年3月22日に結果を発表!
ここで、宮崎県の郷土の花は「はまゆう」に選定されました。
ただし、この時点ではまだ「県の花」としては制定されていません。
昭和39年、置県80年を記念して、県旗や県の鳥と同様に県のシンボルとなる花を制定するため「県花制定委員会」が開かれました。
委員会では、県花制定の意義と、当時の「郷土の花」選定のいきさつについての説明が行われ、「県の花」の候補として、ミヤマキリシマ(霧島つつじ)、たちばな、はまゆうの3つが挙げられました。
最終的には、以下の理由で「はまゆう」が県の花として制定されることになりました。
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