掲載開始日:2021年11月9日更新日:2023年6月9日
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加害者の状況を見ると、年齢・学歴・職業などの一定の傾向はありません。
日常的に暴力をふるう人もいれば、人当たりがよく、社会的信用もあり、周りの人からは「とても暴力をふるっているとは考えられない」と思われている人もいます。
例えば、「逃げたら自分や家族に危険が及ぶかもしれない」という強い恐怖感は、家を出る決心をするのを難しくします。
また、被害者の多くが女性であり、「夫の収入がないと生活できない」、「家を出たら住む家がない」といった経済的な問題を抱えるケースも見られます。
このほか、「子どもの学校はどうしよう」、「自分さえ我慢すればうまくいく」といった子どもの問題や思い込みなども挙げられます。
身体的な影響を受けるだけでなく、心にも深刻な影響を受けます。
いつも不安でおびえたり、生きる気力を失ってしまうこともあります。
暴力を目撃する子どもは、大きな衝撃やストレスを受けており、子どもの心身の発達、成長過程に大きな影を落とします。
また、暴力が子どもに向けられることも少なくありません。
暴力をふるう人は、「言うことを聞かないからだ」などと様々な理由をあげますが、どんな理由でも暴力は許されるものではありません。
暴力をふるわれていい人は一人もいません。私たち一人ひとりが、かけがえのない存在であること、社会全体で「暴力は許さない」という意識を共有することが大切です。
総合政策部生活・協働・男女参画課男女共同参画推進担当
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