平成26年度第8回知事とのふれあいフォーラム
第8回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
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開催日
- 平成27年2月6日(金曜)午後1時30分から3時
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場所
- 日之影町深角地区地域交流センター「団七の館」
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参加者
- 日之影町の皆さん27名
- 知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 平日のお忙しい中に集まりいただき、皆さまの御理解と御協力に感謝申し上げる。
- 本県における高速道路整備の進展には大変うれしく思っている。九州中央道の整備については先日も国土交通省に要望活動を行なったところであるが、東九州自動車道はもうすぐ北九州までつながるところである。
- 人口減少や地方創生など本県にはいろんな課題があるが、長年の要望がかなって手にした高速道路の効果を最大限生かしていくというのが我々のチャンスであり、観光、経済、物流、防災、医療等でしっかりと活用していきたい。
- 西臼杵地区には明るい話題が多い。高千穂郷・椎葉山が世界農業遺産の候補地に、また、高千穂町・日之影町と大分県などにまたがる祖母傾山系がユネスコエコパークの候補地に登録をされることになり、世界的な評価も期待できる。
- 本日は限られた時間ではあるが、できるだけ多くの御意見・御質問をいただきながら、実りある時間にしていきたい。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- しいたけ栽培に係る県の緊急雇用支援事業について
しいたけを取り巻く環境はとても厳しく、価格は良いときからすると半分以下になっており、町に130戸あるしいたけ農家では収益が減少している。平成26年度は県の緊急雇用支援事業で支援してもらっているが、事業が3月までとなっているので延長してほしい。
- 町の林業・木材産業に対する支援について
(1)森林林業の再生が町の地方創生における柱となると思う。バイオマス発電での利用や中国木材の日向進出で町の原木も出荷が増えると思われるが、町は日向・都農・川南といった木材の消費地から遠いので原木の物流コストがかかってしまう。中間土場等の設置に県の支援をお願いしたい。
(2)原木の一大産地である高千穂の市場で流通する原木の半数以上は日之影町のものであるので、急傾斜地が多く広大な土地はない町ではあるが、原木市場の新設も検討してもらいたい。
- 有害鳥獣への対策について
イノシシ、シカ、サルの鳥獣被害に悩まされている。フェンスの中で私たちは生活しているが、どんどん有害鳥獣は増えている。狩猟許可を得るために狩猟税など費用がかかるので免税・減税措置をお願いしたい。
- 老後が安心して暮らせる社会の実現ついて
国の予算では社会保障関係費用が30パーセントとなっている。国民年金をかけている若者世代の負担も大きく気になるが、老後が安心して暮らせる社会の実現をお願いしたい。知事の上京の折には国の関係機関に要望してほしい。
- 町における鳥獣被害や高齢化による農業の担い手不足について
(1)年間を通じて有害鳥獣を駆除している。住民が追い出されるのではないかと心配だ。餌付けしたイノシシが人里で人を追いかけていることに都市部でも関心をもってもらえるよう、情報発信をしてほしい。
(2)町は「くり」「ゆず」の産地であるが担い手が少なく産地を維持できるか心配である。若者が町に帰って来られるような対策をお願いしたい。
- 花き園芸の施設栽培に対する支援について
「ほおずき」と「ラナンキュラス」を栽培している。県農業試験場から指導を受けながら、新規就農者が頑張っている。花き園芸は露地栽培では商品価格が低いので、施設栽培に対する県からの継続した支援をお願いしたい。
- 高齢者福祉施設の整備について
西臼杵地域における高齢者福祉施設は充実してきているが、まだ、入所したくてもできない方が多い。今後の高齢者福祉施設の整備について知事の意見を伺いたい。
- 女性連絡協議会の活性化について
女性連絡協議会のメンバーが高齢化している。他地域の活動を参考に、当会の活動に対する助言をいただきたい。
- 町の活性化や有害鳥獣対策について
(1)町の公民館活動に対して、中山間地の支援交付金はとても助かっている。今後とも継続してほしい。
(2)鳥獣被害に関する対策についても今後とも充実させてほしい。
- 町の商工会に対する支援について
(1)町には小規模事業者が166社ある。経営指導員は3町で共有化しているが、2月の決算時期は経営指導員が足りないので、県から支援してほしい。
(2)町には食料品を販売する商店がないのが悩みである。県の支援をお願いしたい。地方創生事業では地域振興券(商品券)の発行による活性化に期待している。
- マラソン競技に対する支援等について
(1)4,000人足らずの町が先日の市町村対抗マラソンで過去最高の4位となった。教育現場における教師、保護者、外部指導者などの熱心な指導の成果であるので、ぜひ、何らかの形で県の支援をお願いしたい。
(2)「1130県民体操」についてはまだ知らない人も多い。知事もPRに協力してほしい。
- TPP加盟における肉牛の関税率について
子牛の価格が高騰しているなか、TPPに加盟した場合、輸入肉牛の関税が9パーセントと低く設定されることになり、本県の畜産業は大きなダメージを受けるので、TPP加盟に反対の意向を国に示してほしい。
- 高齢者等にやさしい道路整備ついて
町内の意見を聞いていると町の活性化はやはり道路建設かなと思う。
町内の道路には危険な箇所がまだ多くある。地方創生のひとつのテーマとして高齢者をはじめとする地域住民にやさしい道路整備の検討をお願いしたい。
- 県の土地改良事業について
県の土地改良事業は約40パーセントの町負担があるので割合の再検討をお願いしたい。
- 露地野菜の栽培に係る支援について
施設園芸に比べて野菜を露地栽培する際の支援が少ないのではないか。
- 県立高校におけるスクールバスの運行について
町では6,7人の子どもが延岡市の県立高校に通学している。朝の課外授業があるのに、宮交バスはちょうど良い時間帯に運行しておらず、支度が早朝になってしまうなど不便であるので、当県立高校においてスクールバスを運行してもらえないか。
- 婚活支援に関する県の取り組みについて
未婚者の割合が多く、町の縁結びの施策はいまいち効果が出ていない。県としてはどんな事業を検討しているか。
- 企業の本社機能の地方移転に関する県の取り組みについて
地域の雇用の確保は人口減に有効な対策である。地方創生の一環で会社の本社機能を地方に移転する話題もある。県の誘致はどのようなことを考えているか。
- 介護士の賃金について
妻が介護の仕事をしているが、賃金が上がらず生活が苦しい。高齢化社会のなか介護事業の需要が増えているなか、介護職の賃金の引き上げについて知事はどのように考えているか。
- 認定農業者制度について
認定農業者は部門専属となると認定農業者である意義を見失う。認定農業者について知事はどう思われるか。
- 地域における子どもと大人のふれあいについて
「家庭の日」が有名無実化している。子どもたちは休日になると趣味やスポーツなどの練習で家にいないことも多い。地域の大人と子どもがふれあえる環境づくりに県からも支援してもらいたい。
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知事総括