指定希少野生動植物の概要（フウラン）

名称

学名

Neofinetiafalcata

科名

ラン科

宮崎県カテゴリー

絶滅危惧2類

重要度

B

環境省カテゴリー

絶滅危惧2類

分布

県外：本州（関東以西）、四国、九州、沖縄。朝鮮半島、中国県内：各地散在

生育環境

照葉樹林内の樹幹着生

生育状況

県内の照葉樹林域に広く生育していたが、生育地も現存個体数も確実に減少している。

減少の主要因

採取、伐採

選定の理由

観賞用に採取・販売され、栽培愛好家も多く、生育地はほとんど消失している。日本のひとつの文化となっている盆栽対象植物で古来から愛培されてきたが、このままでは自生株の枯渇が懸念される。

特記事項

宮崎県のシンボルとなっている照葉樹林の重要構成種

保護対策指針

1. 個体の保護
   • 盗掘の防止と流通・販売の監視、指導
   • 栽培品の増殖技術の確立と管理
   • 生育状況等の調査とモニタリング
2. 生育地の保護
   • 空中湿度と着生木を守るため、生育地周辺の環境維持と改善
3. その他
   • 保護の必要性の啓発
   • 栽培株の自然環境への植え戻しルールの確立

関連するページへのリンク

• 宮崎県野生動植物の保護に関する条例第11条指定希少野生動植物について
• 宮崎県野生動植物保護基本方針