食中毒注意報の発令について
本日7月2日午後2時00分、食中毒注意報を発令しました。
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食中毒の発生しやすい気象条件となりましたので、下記の点に注意して食中毒を防ぎましょう。
なお、この注意報の発令期間は、「最高気温32℃以上が継続すると予想される期間」です。食中毒注意報の解除につきましては、県ホームページに掲載します。
1.食中毒予防の3原則
- 細菌などを食べ物に「つけない」:調理を始める前などには、手を洗いましょう。
- 食べ物に付着した細菌を「増やさない」:食べ物は、低温で保存しましょう。
- 食べ物や調理器具に付着した細菌やウイルスを「やっつける」:肉や魚などは加熱して、食べるようにしましょう。
2.家庭における食品衛生の心得
- 調理前、食事前、用便後はよく手を洗いましょう。
- 台所は整理整頓し、常に清潔にしておきましょう。
- まな板、布巾等の調理器具は消毒し、清潔には十分気をつけましょう。
- ハエ、ゴキブリ等は駆除しましょう。
- 食材は流水等で十分に洗いましょう。
- 生鮮食品は、室温に放置せずできるだけ早く調理しましょう。
- 調理したものは早く食べましょう。
- 調理するときは、十分に加熱しましょう。
- 調理した食品は室温に放置せず、低温(10度以下)で正しく保管しましょう。
- 冷蔵庫内の清掃を定期的にしましょう。
3.食品営業者の食品衛生自主点検事項
- 調理前の健康チェックを行なっているか。
- 施設は清潔でハエやゴキブリなどいないか。
- 手洗設備には消毒液があり、手指消毒は十分に行われているか。
- 便所は、清潔で定期的に殺虫及び消毒を行なっているか。
- 冷蔵庫は10度以下になっており、温度計は正常に作動しているか。
- 調理器具は清潔で、熱湯等で消毒しているか。
- 使用水を点検し、井戸水等の殺菌等は十分か。
- 廃棄物等の処理を正しく行なっているか。
- 食材は水道水等で十分洗って調理しているか。
- 調理の際には、十分火を通し、保管は適切か。
- 調理能力を超えて調理していないか。
- 爪は短く切り、手指に化膿創等はないか。
- 検食を冷凍して2週間保管しているか。
- 生食用の魚は、仕入後速やかに内臓除去等の処理を行なっているか。
4.テイクアウトやデリバリーを行なっている飲食店の方へ
テイクアウトやデリバリーでは、調理してからお客さんが食べるまでの時間が長く、気温の高い時期は、特に食中毒のリスクが高まります。
こまめな手洗いや調理者の健康管理など普段からやっている衛生管理に加え、以下のポイントが実行できているかチェックしてください。
テイクアウトやデリバリーに適したメニュー、容器ですか?
- 鮮魚介類など生ものの提供は避けましょう
- 水分を切る、よく煮詰める、浅い容器に小分けするなど傷みにくい工夫をしましょう
お店の規模や調理能力に見合った提供数になっていますか?
- 注文を受けてから調理するなど、食べられるまでの時間を短くする工夫をしましょう
- 容器詰めは、清潔な場所で行いましょう
加熱が必要な食品は、中心部まで十分に加熱していますか?
- "半熟”卵や"レア”なお肉の提供は、テイクアウト・デリバリーでは控えましょう
保冷剤、クーラーボックス、冷蔵庫、温蔵庫などを活用していますか?
- 調理した食品は速やかに10℃以下まで冷ますか、65℃以上で保管しましょう
- 食中毒菌は、20~50℃の温度帯でよく増えます!
速やかに食べるよう、お客さんにお知らせしていますか?
- 購入した食品は速やかに食べるよう、口頭で、または容器にシールを貼るなどして、お客さんに伝えましょう。
厚生労働省リーフレット「新たにテイクアウトやデリバリーを始める飲食店の方へ」(PDF:644KB)
(参考)注意報発令及び食中毒の発生状況
1.過去5年間の発令状況
- 平成31年1回(7月26日)
- 令和2年1回(7月29日)
- 令和3年0回
- 令和4年1回(7月22日)
- 令和5年2回(4月6日、7月10日)
2.過去5年間の食中毒発生状況
- 平成31年30件(7)患者数293名(81)
- 令和2年42件(11)患者数92名(11)
- 令和3年24件(13)患者数150名(71)
- 令和4年39件(19)患者数105名(81)
- 令和5年34件(23)患者数227名(35)
()内の数は宮崎市<内数>
3.今年の発生状況
- 令和6年1月1日~令和6年7月2日:7件(4)患者数17名(4)
()内の数は宮崎市<内数>