平成29年度第1回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
開催日
平成29年6月5日(月曜)午後1時30分から午後3時
場所
西都市役所4階議会委員会室
参加者
西都市の皆さん26名
知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変御多用のところ、御参加いただき、心から感謝を申し上げる。
- 県と市がしっかりさらに連携を深めていこうという思いで来ている。
- 市役所の建て替えの問題や病院の問題、また、医療の確保の面も含め、いろんな重要な課題があろうかと思う。本日は、皆さまからいろんな御意見、御質問等をいただきながら、西都市のことについてしっかり考える時間にしたい。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- 伊東マンショに関する資料について
去年の伊東マンショの肖像画の里帰りに関しては、市や県の力が大きかったと思う。
都於郡城址のガイダンスセンターを計画しており、伊東マンショ、都於郡城址、ナウマンゾウを3つの柱としてやってきいきたいと考えている中で、伊東マンショに関する資料として、本物がないことがネックである。イエズス会の資料室に伊東マンショの直筆と思われる手紙が2通見つかり、写真やコピーがとれれば、目玉に出来ると考えたが、写真やコピーは上智大学の推薦状がないとできないと言われた。市や県の力をもって、伊東マンショの本物と思われる手紙の写真やコピーをとれないかと思っている。また、伊東マンショに関する今後の取り組み方を教えてもらいたい。
- インバウンド観光について
3年後の東京オリンピックに向けて、ますますインバウンド観光が熱い注目を集めてくると思うが、県のこれからの施策と、市町村ができるインバウンド観光を増やすヒントをいただきたい。
- 森林環境税及び水資源税の活用について
平成25年から27年まで林野庁の多面的事業の中の一つとして交付金を受けて竹林整備をしてきたが、28年度からは国からの交付金の一部が交付されなくなり、その負担を市町村や県に求めるように国に言われた。今は、自分の資金を出して仕事をしている現状であるため、環境森林税や水資源税を活用することはできないだろうか。
- グリーン・ツーリズム協議会への補助金について
宮崎県のグリーン・ツーリズム協議会の指針として、「ひなたツーリズム」をキャッチコピーとして活動している。今、農業人口の減少は経済を縮小するとして、国の施策として、農家民泊を推進していると聞いているし、良いことだと思う。しかし、農家民泊の補助金交付対象が法人等となっている。今やっているグリーン・ツーリズムの法人化は非常にハードルが高い。
宮崎県らしい「日本のひなた」としての太陽のように暖かい心でおもてなしをしていくことでお客様が満足し、リピーターとしてのお客様が増えることが、将来においては、豊かさにつながるのではないだろうか。法人以外の団体に対しての支援もお願いしたい。
- 西都原での野外音楽祭について
毎年宮崎市でストリート音楽祭があるが、西都市で開催することはできないか。西都市には西都原というすごくいい環境があるので、野外音楽祭ができないか。
- 地場産業の振興について
西都市は観光などの事業活動は盛んになってきているが、県外・海外へ品物を出荷して外貨を稼ぐことも大切である。地場産業の業態も規模が拡大していくと、西都市の経済も復活するし、人口も増えると思う。西都市は農業の市なので、農産物を利用してもっと外に売り出していくべきだし、それに対しての支援があっていいのではないか。一方、仕事を拡大したくても雇う人がおらず苦労している。御意見をいただきたい。
- 西都原古墳群の世界文化遺産登録に向けた戦略について
新聞記事に「世界文化遺産に登録するにはあと3年から6年ぐらいしか時間がない」と書いてあった。3年から6年というとあっという間に過ぎていく気がするので、登録に向けた戦略を聞かせていただきたい。
- 竹ノ内の交差点への信号機設置について
竹ノ内に県道324号線の交差点があるが、この交差点で昨年、一昨年と立て続けに子どもたちの登下校の時間帯に大きな事故が発生した。幸い子どもたちは巻き込まれてはいないが、かなりのスピードで車が通過する交差点である。交差点に信号を設置していただきたい。
- 民生委員児童委員の県政テレビ、ラジオでの活動紹介について
県内の民生委員児童委員約2,300人に対し西都市は87名である。貧困世帯、高齢化、孤独化、ゴミ屋敷問題など住民の民生委員児童委員に対する期待はますます大きくなっている。しかし、民生委員児童委員になり手のいない地区が県内でもかなりある。制度が創設されてちょうど今年が100年という節目の年であるので、県政テレビ、ラジオで民生委員児童委員に対する県民、市民への理解を深めていただけるような特番を組んでもらいたい。
- 新田原騒音の縮小問題について
縮小問題について国が見直しをしないということになった。御協力に感謝する。私たちは縮小ではなく、拡大ということをこれまでも訴えており、今後も積極的に取り組んでまいりたいと考えているので、また御協力をお願いしたい。
- 一ツ瀬川の堤防の改修について
今後どのようなスケジュールで改修工事が進められていくのか伺いたい。
- 免許返納後の生活の足について
高齢になると免許の返納を検討し始めるが、街から離れたところに住んでいる方は免許を返納したら足がないのではないか。京都では、運転免許を持っている若い方が登録して、都合のつく方が、お年寄りを病院に連れていったり、外出をサポートする登録制度があると聞いている。宮崎でもこのような制度があるとありがたい。
- ごみ問題について
高齢者になるとごみを出すのも、分別するのも大変であるため、分別が簡単に済む焼却炉を建設してもらいたい。
- 西都市の人口減少についてて
西都市の人口は3万人をいったりきたりしている状況である。私には東京の専門学校に通っている孫がおり、宮崎に帰ってくるように勧めるも、「働く場所がない」と言われた。今までも人口減少に歯止めをかけるような政策がされてきたと思うが、今後の取り組みについて聞かせていただきたい。
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知事総括
- 我々が宿題として受け止める問題、今後に生かしていく問題など様々な分野の御指摘をいただいた。
- 3年後の国民文化祭では全国から集まる皆さんに対し、宮崎の文化をしっかり発信していく。その際に神話や古墳という要素も非常に大きな特徴となると思うし、古墳祭りや音楽祭にしても市民の皆さんと課題を共有しつつ、様々な課題にチャレンジしていきたい。
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