平成29年度第3回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
開催日
平成29年8月18日(金曜)午後2時15分から午後3時45分
場所
西米良村「村所驛」多目的室
参加者
西米良村の皆さん24名
知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変御多用のところ、御参加いただき、心から感謝を申し上げる。
- 先日、国土交通省に道路整備の要望をした際に、西米良村は県内26市町村の中でも、先進的に地方創生、地域づくりに取り組んでいる村だと紹介した。
- いろんな現場の皆さんから思いや考えを話していただき、西米良村の発展のこと、県のことを考える時間にしたいと思っている。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- 苗木生産の指導について
良い材をとるためには、良い苗木が必要である。良い苗木の生産、育成について指導してほしい。
- 小川・石打谷線について
小川・石打谷線の工事は、現場の土質状況が悪くなかなか進まない。この道路が開設されれば、移動時間の短縮や通院、通学など地域活性化につながるため、早急に開設をお願いしたい。
- 若者の育成と女性の活躍について
若者は、自分の頑張りが上司に認められることで活力や自信につながるので、是非若手に声をかけてほしい。
また、村には伝統的な文化などを引き継いで、さらにジビエなど自然のものを有意義に使って、外に発信しようと頑張っている女性がたくさんいるので、これからの西米良村に注目してほしい。
- 昔の川に戻す取組について
現在、養殖の鮎や山女の放流が主流になっているが、これは鮎の繁殖能力を弱めることとなり、自然を破壊することにつながっている。昔の川に戻せるような事業ができないか検討いただきたい。
- 神楽の氏子の減少について
県の事業で小川神楽と越野尾神楽を東京で披露する機会を与えてもらえたことを感謝する。現在、神楽の準備をする氏子が少なくなってしまい、マンパワー不足により伝統行事を残すのに非常に苦労しているが、中山間盛り上げ隊の取組などに支えられている。県には地域に足りないマンパワーを支える団体を支援してもらいたい。
- 地域が持つ文化等の発信について
宮崎県に移住を希望する人の多くは、自然、人、食べ物の素晴らしさを求めてきているのに、山の中でも便利な生活ができることをアピールするなど、移住者の思いとは異なっている。宮崎の美しさと、地域ならではの文化を大切にする動きを県で進め、発信してほしい。地域の方と移住してきた方が、一緒に同じ目標に向かって行動することができる事業をつくり、アピールすることが、移住して来た人が長く住み着くことにつながると思う。
- 女性の土木技術者の現場での活躍について
女性が男性社会の現場で技術を学ぶには、受け皿となる会社や現場の理解が不足していると思っていたが、現場で働く女性自身の意識を変えることも必要である。
女性には妊娠、出産があるため、現場代理人、現場管理者として働くのが難しい現状にある。建設業に就職した女性が、男性と一緒の仕事が出来るように会社や行政の理解が必要である。
- 長谷・児原線の早期開通について
長谷・児原線の早期開通をお願いしたい。
- テレビ局の開設について
宮崎県はテレビ局が2局しかなく、放送が少ないため、西米良村の内容の番組が放送されたことを他県の人から聞いて初めて知ることがあった。3局目を開設することはできないか。
- 山の保全について
山から木材を搬出する際に、急傾斜地に道を掘って機械で搬出する方法があるが、掘った道を復元しないため、大雨の日には土が流れ、川を汚し、山崩れの原因にもなっている。一定以上の傾斜の山には掘った道を復元することを義務づける規則をつくることが、山の保全にとって大切である。
- 農家の労働力不足に対する取組について
ピーマン栽培の規模拡大を図っているが、西米良村は労働者自体がいない。そこで繁忙期の8・9月に県内外から学生アルバイトを募集し、労働力を確保している。西米良村では村内活性化の一歩として、農業においても新しい取組を行なっているところである。
- 大学の誘致について
西米良村は子どもに手厚い支援を行なっているにも関わらず、村内に高校がないため、子どもが村外に出て行ってしまい、将来戻ってくるのかもわからない。全国的に有名な大学を村に誘致することで、県内外から村に人が流入してきて村が活性化するのではないだろうか。
- 災害時のボランティア派遣について
九州北部豪雨の際は多くのボランティアが全国から集まっていた。ボランティア活動に参加したい人やNPO団体への補助をお願いしたい。災害復旧について経験し、学ぶことで自らの対策として活かすことが出来る。
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知事総括
- 幅広い御意見をいただいた。今後の県政の参考にさせていただく。
- 今後も皆さんといろんな意見交換を行い、宮崎の今後を考えていきたい。
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