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掲載開始日:2018年2月13日更新日:2018年2月13日

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平成29年度知事とのふれあいフォーラム(分野版第5回)

内容

開催日時等

開催日

平成30年2月13日(火曜日)午後1時30分から午後3時

場所

庁講堂

参加者

育て支援施設の運営者及び子育て中の皆さん7名

ふれあいフォーラムの内容

 知事挨拶

  • 少子化対策が言われる中、本県は比較的子育てがしやすい環境にあると思うが、いろんな課題もあるのではないか。
  • 今日は、宮崎の良さを見つめながらも、いろんな課題もあるので、それを将来にどう結びつけていくのかを議論したいと思っているので、忌憚のない御意見をいただきたい。

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 フォーラムの様子

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「子育てするなら宮崎」をテーマに、活発な意見交換が行われました。

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主な意見等

1.子育て支援施設等について・地域における子育て支援について

(1)施設等を運営する上での課題とその解決策

  • 施設の運営者として、自己満足にならないように利用者の声を聞くことを大事にして運営を行なっている。さらに、職員も研修を重ねスキルアップを行なっている。また、県の「子育て支援ネットワーク事業」を活用して、地域の学生や民生委員を巻き込んだ活動を行なっている。
  • 認定こども園への移行により、教育と保育の両方をやるということで先生の意識改革が進んでいる。一方で先生の確保が厳しくなっており、給与や福利厚生などの条件が良いところに流れてしまう。
    児童クラブの絶対数が少なくニーズが高まっている。
    子育てに参加する父親が増えているので、今後、父親への支援や父親同士の交流をもっと増やしていきたい。
  • 子育て支援に携わる中で大切だと思うのが地域との連携と人材育成である。母親からのSOSを受け取ってどの機関につなげるか判断したり、母親との信頼関係を築くことができる人材の育成が各施設にとって必要である。
    まちづくり協議会や婦人会、社会福祉協議会など地域とつながりを持つことで支援が広がる。また、長年の課題として、支援施設に出てくることができないお母さんへのアプローチについて考えている。
  • 便利な環境が子どもたちの手を不器用にしていると感じている。親も便利な環境の方が子どもにも良いと思っている。子どもが育つプロセスの中で何が必要かを学ぶ場があればと考えている。
    また、気に入った保育園に入れるために赤ちゃんの時から保育園に預ける母親もいるが、基本的には3歳までは家庭の中でしっかり母親と子どもの絆をつくることが基本だと考えている。子育てで何が大事なのかを、親だけでなくこれから結婚する人、出産する人にも啓蒙できる場ができればと考えている。

(2)利用者の立場から施設に望むこと

  • 宮崎の豊かな自然環境を活かした子育て支援を行なっている団体への支援や、遊びを主導するプレイワーカーの育成、自然環境を活かしたイベントを県の主導で定期的に実施してほしい。
    ファミリーサポートセンターの活用について、援助会員宅に子どもを連れて行かなくてはならないため、自宅に来てもらえると利用しやすくなる。
    宮崎は共働きが多く、両親が遠方にいる方もいるので、幼児保育、病後児保育がもう少し充実すると良い。
    保育所の施錠など防犯面が気になっている。
  • 子育て支援センター等には魅力的な講座があるので、運営上の問題はあると思うが、参加申込みの間口を広げてほしい。また、施設に直接申込みをしないといけないものが多いため、電話等で申し込みできるように対応してほしい。
    施設利用者の中には、すばらしいスキルや知識を持ったお母さんたちがいるので、その方々に講師になっていただき、身構えずに学び続けられる環境が整えられればと思う。食の安全・安心が宮崎の強みなので、食育の観点から宮崎の食材を使った離乳食などのレシピの公開などがあると良い。県の持っている宝と人の知識という財産を広げてほしい。
    県内にも素晴らしい施設があるので県でもっとPRしてほしい。
  • 行政は、医療費の無償化ではなく、児童クラブ等の拡充に取り組むべきと思う。
    支援センターや市で子育ての講座を実施しているが、それらを一覧で見られるようになると利用しやすくなる。

2.「子育てするなら宮崎」について

  • 児童館は0歳から18歳までの子どもたちの健全育成を担っている。子育て支援というと幼児面に偏っている部分があるので、児童館の役割を含め、もっとPRしていきたい。
  • 病児・病後児保育を充実させてほしいとの話があったが、子どもが発熱などで一番不安できつい時はお母さんがそばにいてあげた方がいいと声をかけている。
    親子で体験を共有することが「生きる力」を育てると考えており、文化芸術面でそういう取組ができないか考えている。
  • インターネットやスマホがはやっていても、お母さんたちはなかなか見る機会がないので、母子手帳を渡す時に子育て支援施設の情報が載ったパンフレットなど紙ベースでも配布した方が良い。
    中高生の時に児童館など宮崎の子育てに関する社会資源を知ることで、将来子育てをする時期になった時に役に立つと思う。
  • 産後体調が悪く不安な時に助産師に話を聞いてもらい落ち着いたことがあった。行政には産後すぐの不安をケアする支援体制をお願いしたい。さらに、これから子育てを行う母親を育てるような事業を展開していただければと思う。

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知事総括

  • 子育ては、量的な問題、質的な問題のほか、地域社会や家族のあり方など環境の変化に対応したサポートが必要である。そのサポートを関係団体や施設が、行政やNPO団体と連携してネットワークを張り巡らせることの大切さを伺った。
  • 本日いただいた意見を今後の施策に活かしながら、また、現場の皆さんの意見を伺いながら、日本一の子育て・子育ち立県を目指していきたい。その思いを具体的な形にしていきたい。

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お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

メールアドレス:kohosenryaku@pref.miyazaki.lg.jp