掲載開始日:2021年10月29日更新日:2024年6月26日
ここから本文です。
「障がい者の権利に関する条約」において「ユニバーサルデザイン」とは、調整または特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することができる製品、環境、計画及びサービスの設計とされています。
ユニバーサルデザインの考え方は、アメリカのロナルド・メイス教授らにより提唱され、「ユニバーサルデザイン7原則」として示されました。
〔ユニバーサルデザイン7原則〕
学校教育は、障がいのある子どもの自立と社会参加を目指した取組を含め、「共生社会」の形成に向けて、重要な役割を果たすことが求められています。
そのためにも共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築のための特別支援教育の推進が必要とされています。
インクルーブ教育システムの構築のためには、障がいのある子どもと障がいのない子どもが、できる限り同じ場で共に学ぶことを目指すべきであり、その場合にはそれぞれの子どもが、授業内容が分かり、学習活動に参加している実感・達成感をもちながら、充実した時間を過ごしつつ、生きる力を身に付けていけるかどうかが最も本質的な視点となります。
このため、本県では県内のどの地域においても、児童生徒の特性に応じた質の高い指導・支援を一貫して受けられるようにすることを目指して「エリアサポート体制」を構築し、充実を図っています。
「ユニバーサルデザインの視点を取り入れた分かる!できる!学校全体で取り組む授業の土台づくりハンドブック」は、小・中学校の通常の学級における分かりやすい授業づくりや過ごしやすい学びの場づくりの推進を目的としています。
ユニバーサルデザインとは、調整または特別な設計を必要とすることなく、最大限可能な範囲ですべての人が使用することができるものであることから、その視点を取り入れ、特別な教育的支援を必要とする児童生徒を含めたすべての児童生徒を対象としています。
今回、インクルーシブ教育システムの更なる構築を目指し、小・中学校の児童生徒を対象としたハンドブックを作成いたしました。学校全体で分かりやすい授業づくりを推進するための3つの視点として『すべての子どもを対象とした校内支援体制の在り方』『すべての子どもにとって過ごしやすい環境づくり』『「分かる」「できる」を実感できる授業づくりの進め方』を設定し、それぞれ実践事例等を掲載しています。
表紙・ハンドブックの作成にあたって | ||
1 | インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進 | |
2 | ユニバーサルデザインとは | |
3 | 通常の学級担任に求められる配慮と指導力 | |
4 | すべての子どもを対象とした校内支援体制整備の在り方 | |
5 | すべての子どもにとって過ごしやすい環境づくりと実践例 | p13~20(PDF:3,776KB) |
6 | 「分かる」「できる」を実感できる授業づくりの進め方と実践例 | p21~31(PDF:5,211KB) |
7 | 「分かる」「できる」を実感できる授業づくりチェックシート | p32(PDF:478KB) |
8 | 参考資料・参考文献 | p33(PDF:806KB) |
ハンドブック全文 | 全文(PDF:7,900KB) |
本ハンドブックは「令和2~4年度文部科学省委託事業による研究成果」です。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
教育委員会特別支援教育課教育推進担当
〒880-8502 宮崎県宮崎市橘通東1丁目9番10号
電話:0985-26-7237
ファクス:0985-26-7314