掲載開始日:2021年9月7日更新日:2024年6月14日
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GAP(GoodAgriculturalPracticeの略称)とは、食品安全・環境保全・労働安全等を目的に、農産物の生産工程ごとに適正な作業手順や物の管理を行う手法のことです。農業生産には、食品安全、環境保全、労働安全等に関する様々なリスクが存在します。このリスクを明らかにし、対策の実践によりリスクが低減されることがGAPの効果です。GAPを通して、消費者の皆様に安全・安心な農産物をお届けすること、環境へ配慮した農業を行うこと、自身や雇用者の労働事故を無くすことを実現し、持続可能な農業生産につなげましょう。
GAPには、自身の農業生産でGAPを実践すること(GAPをする)、GAPを実践した上で第三者機関の審査により証明を受けること(GAPを取る)の二通りの取組方法があります。
GAPの実践(GAPをする) | 農業生産でGAPを実践すること |
GAP認証の取得(GAPを取る) | 第三者機関の審査により、GAPが正しく実施されているか証明を受けること |
宮崎県版のGAPである「ひなたGAP」は、基礎的な項目で構成されたGAPです。農業生産の工程に応じて実践する内容を一覧にした基準書は、様々な法令を反映させながらも、分かりやすい表現を用いており、始めてのGAP導入にも適しています。そのため、JGAP、ASIAGAP等のGAP認証に取り組む前のGAP実践のファーストステップとしても御活用いただけます。
GAPの取組は、PDCAサイクル(計画・実践・評価・改善)によって進めることが重要です。ひなたGAPの基準書に沿って、リスクの把握、GAPの実践、自己点検、改善活動を繰り返してください。
GAPの活動に終わりはありません。リスクゼロを目指して、毎年、取組内容を見直していきます。
エクセル版
PDF版
ひなたGAPの理解を深めるための参考資料や参考様式を掲載します。
ひなたGAP基準書の項目毎に、目的や取組例、注意事項について解説しています。
農業に関係する法令のうち、特に罰則があるものについて記載しています。
農業では、毎年多くの農作業事故が発生しています。本書では、事故につながる農作業の例とその対策について記載しています。
食中毒、異物混入、残留農薬を中心に、農業生産工程に潜むリスクの例とその対策について記載しています。
農薬使用等の記録は、GAPの取組ができているかを確認する根拠になるとともに、問題が起きた際の原因究明につながります。ここでは、参考として、記録等の様式例を掲載します。
ひなたGAP認証制度が変わります!
ひなたGAPは、平成29年に創設され、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の食材調達基準を満たすGAPとして活用されてきましたが、その役割を終えることを契機に、令和3年7月より認証の仕組みを改正します。
「青果物」、「穀物」、「茶」、「花き」、「きのこ」、「たけのこ」
農業者の団体(グループや部会等)、農業教育機関
ひなたGAP基準書の項目の内、「必須」となっている項目に全て適合すること。
団体の場合は、団体事務局用の基準書にも適合していること。
生産現場でひなたGAPの取組状況を審査し、その結果を基に認証判定審査会において認証の可否を決定。
認証を受けた日から起算して2年を経過する日の属する月末まで。
なお、有効期間終了後引き続き認証を受けようとする場合は、審査を受けて認証を更新することが可能。
認証取得者等は、認証された農林産物及び認証された農林産物を原材料として使用した加工品に、認証マークを使用することが可能。
【認証マーク】
認証マークの使用を希望される方は、「ひなたGAP認証制度認証マーク使用規程」を御確認いただき、届出をお願いします。
「ひなたGAP」を3か月以上実践し、内部監査にて基準書の項目全てが適合となったら申請ができます。審査を希望する日の2ヶ月前までに、次の書類を地域の西臼杵支庁・農林振興局に提出してください。
(ワード、エクセル)
(PDF)
(ワード、エクセル)
(PDF)
現地審査では、団体事務局、構成員の農場、集出荷施設等について、現場での目視や聞き取り、ルールや各種記録の確認により取組ができているかを審査します。
取組ができていない項目(指摘事項)があった場合は、審査終了後に改善指示がありますので、指示のあった日までに改善報告書を提出してください。
現地審査の後、認証判定審査会において認証可と判定された場合に認証書を発行します。
次のような場合は、届出をお願いします。
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農政水産部農業流通ブランド課ブランド担当
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