平成26年結果(4主要耐久消費財の所有状況)
4主要耐久消費財の所有状況
(1)所有数量
所有数量が最も多いのは、たんす、次いでルームエアコン、テレビ
- 宮崎県の二人以上の世帯について、1000当たり所有数量をみると、たんす(作り付けを除く)(2,724台)が最も多く、次いでルームエアコン(2,238台)、テレビ(1,747台)、自動車(1,719台)、冷蔵庫(1,229台)などとなっている。
- 前回の平成21年調査結果との比較可能なものについて、所有数量の増減率をみると、IHクッキングヒーター(+12.2%)の増加率が最も高く、次いでサイドボード・リビングボード(+11.8%)、オートバイ・スクーター(+11.5%)などとなっている。
- 一方、太陽光温水器(-44.7%)、洗髪洗面化粧台(-29.5%)、システムキッチン(-28.3%)などの減少率が高くなっている。
(2)普及率
普及率が高いのは洗濯機、次いで冷蔵庫、テレビ
- 普及率をみると、洗濯機(99.5%)が最も高く、次いで冷蔵庫(99.0%)、テレビ(98.78%)などとなっている。
- 前回の平成21年調査結果との比較可能なものについて、普及率の上昇・低下幅をみると、IHクッキングヒーター(+5.1ポイント)の上昇幅が最も大きく、次いで自動炊飯器(+3.7ポイント)、ビデオレコーダー(+3.6ポイント)などとなっている。
- 一方、太陽熱温水器(-12.9ポイント)、洗髪洗面化粧台(-12.3ポイント)、システムキッチン(-11.6ポイント)などの低下幅が大きくなっている。
(3)全国平均との比較
太陽熱温水器、太陽光発電システムの普及率は全国1位
- 二人以上の世帯について、本県の主要耐久消費財の普及率を全国と比較すると、太陽熱温水器が17.9%(全国3.4%)、太陽光発電システムが14.3%(全国6.6%)と全国で最も高くなっている。
- 普及率が全国平均を比較的大きく上回っているのは、IHクッキングヒーター(33.2%、全国23.9%)、自動車(95.3%、全国84.8%)である。
- 全国平均に比べて特に普及率が低い耐久消費財は、サイドボード・リビングボード(32.8%、全国49.2%)、システムキッチン(45.3%、全国58.3%)、床暖房(0.8%、全国11.6%)である。
- 通信機器についてみると、スマートフォンは53.3%(全国58.3%)、携帯電話は70.5%(全国72.4%)となっており、全国平均を下回っている。
- 教養娯楽用耐久財についてみると、デスクトップ型パソコンは31.2%(全国39.0%)、ノート型パソコンは54.1%、(全国62.5%)、タブレット端末は15.4%(全国22.3%)となっており、テレビ(本県98.7%、全国98.4%)を除き、全国平均を下回っている。
自動車の所有数量は全国平均の約1.25倍。1世帯で複数の自動車を所有
- 自動車の所有数量は1,719台で、全国平均の1,377台の約1.25倍となっている。
- 1台所有の普及率は全国よりも低い(33.5%、全国44.0%)のに対し、2台所有(47.5%、全国30.2%)、3台以上所有(14.4%、全国10.6%)の普及率は高くなっており、1世帯で複数台所有している比率が高いことが分かる。
- 種類別では、軽自動車の普及率が64.3%となっており、全国平均(39.5%)と比べて高くなっている。一方、カーナビゲーションシステムは55.2%(全国61.0%)と低い結果となっている。