トップ > くらし・健康・福祉 > 保健・健康づくり > 感染症対策 > 宮崎県コロナウイルス感染症対策特設サイト > 記者会見・メッセージ > 新型コロナウイルス感染症に関する知事メッセージ(令和2年4月2日)
掲載開始日:2020年4月2日更新日:2020年4月2日
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新型コロナウイルス感染症について、これまで県内では3人の感染者が確認されましたが、集団感染の発生など感染拡大には至っておりません。県民の皆様の御理解と御協力に心より感謝申し上げます。また、県民の健康を守るため最前線で尽力いただいている医療従事者や感染症対策従事者等の皆様に対し、深く敬意を表します。
一方、欧州や米国では感染が爆発的に拡大し、国内においても都市部を中心に感染者数が急増しています。昨日、国の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において、状況分析・提言が発表され、国民の取組の徹底や、地域の医療提供体制の確保、政府、自治体による強い対応等が提言されています。
本県としては、このような状況を踏まえるとともに、4月は、進学や就職、人事異動等により人の往来が多い時期であることを考慮し、4月を「感染拡大防止強化月間」と位置づけることとしました。
県民の皆様におかれましては、一人ひとりの健康を守るため、また、これからも本県の医療機能を保っていくため、以下の点について特段の御理解と御協力をお願いいたします。
県におきましては、1日のPCR検査可能数を96件に増強し(従前は24件)、引き続き、関係機関と連携し、患者数が大幅に増加した場合にも適切な医療提供体制をとることができるよう備えてまいります。県民の皆様には、本県の医療を守るために、風邪症状や発熱が続いているなどの場合は、まず「帰国者・接触者相談センター」に御相談をお願いします。また、すぐにかかりつけ医療機関を受診したいときには、事前に医療機関にお電話をお願いします。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国内外で人や物の動きが停滞し、県内においても、農林水産業、飲食業、観光業、製造業、運輸・サービス業など、幅広い業種にわたって大きな影響が生じております。
地域経済の復興に向け、県としても経済対策を講じることとしておりますが、効果あるものとするためにも、当面は感染の収束状況を見極める必要があります。需要の低迷により大きな影響を受けている地域経済を支えていくため、今、この状況で私たちにできることとして、地産地消による「応援消費」につきましても、県民の皆様の御協力をお願いいたします。
また、SNSなどインターネット上で誤った情報やデマが拡散されていますが、今後とも、適時適切な情報提供に努めてまいりますので、国、県、市町村などによる正確な情報に基づき、冷静な対応をとっていただきますようお願いいたします。
国難ともいうべき新型コロナウイルス感染の拡大リスクに直面する本県としては、県民の総力を結集し、この困難な状況を克服してまいりたいと考えております。
県民の皆様におかれましては、何とぞ御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
令和2年4月2日
宮崎県知事河野俊嗣
総合政策部総合政策課
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7032
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