平成27年度第7回知事とのふれあいフォーラム
第7回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
開催日
平成27年10月8日(木曜)午後2時から午後3時30分
場所
国富町役場2階第1会議室
参加者
国富町の皆さん23名
知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変お忙しい中、多くの皆さまに御参加いただき、感謝を申し上げる。
- TPPの大筋合意がなされ、今後の農業をどうしていくか、今、非常に重要な局面だが、全国で10か所程度しかない次世代施設園芸の拠点については、国富町がそのうちの一つに選ばれており、町内で次代の施設園芸のための研究・検討が進められている。
- 交通インフラに関しては、スマートインターチェンジが設置されることにより、この地域のさらなる発展に大きなインパクトを与えるのではないかなと思っている。
- また、国富町では、宮崎市及び綾町と一緒に地方創生のグループを作って、連携して地域経営を考えているが、これも大変重要な取組だと思っている。
- 「対話と協働」を掲げており、いろんな形での意見交換をさせていただいている。現場の皆さんの声を聞かせていただきながら、県政及び国富町のあり方について議論してまいりたいと考えているので、限られた時間ではあるが、忌憚のない御意見をいただきたい。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- 企業誘致について
現在、整備が進められている国富町周辺の道路網が完成すると今まで以上に中小企業の誘致がしやすくなると思われるが、町内の工業専用区域のほとんどは中小の企業で埋まっている。しかし、今度できるスマートインターチェンジの周辺は農地であり、その辺りにも企業や私たち地元の商工業関係者が進出を検討する可能性があるので、農業振興地域や調整区域等の規制緩和はできないものか。
- マイナンバー制度及び空き家対策について
いよいよマイナンバー制度が始まったが、これは国や行政の利便性のためにできたものなのだろうか。利便性の裏側には、怖い漏えい問題というのもある。今は振り込め詐欺などもあり、仲間の人たちもとても心配しているのだが、マイナンバー制度がどれだけ私たち国民のために便利になるのかなと思って、それをお聞きしたい。
また、高齢者の方が亡くなると空き家ができてしまい、私の地域でも10数軒の空き家がある。もし、この家を解体したとしても、跡地に草が生えたりして、隣近所の大変迷惑になっているのだが、跡地や空き家の問題で何か策があればお聞きしたい。
- 人口減少について
宮崎県においても人口が減少し、平成8年度がピークで117万人ちょっといたのが、今は110万人ちょっとになっている。国富町では、平成12年度に2万2,367人だったのが、今は1万9,989人になっている。これに歯どめをかけるにはどうしたらいいものか、知事の話を聞きたい。
- 消防団について
国富町では消防団の団員数が334名と少なく、その中でも何名かは幽霊団員がいるような現状なので、できれば、消防団は震災などのときにどういう活動をして、今現在どのような災害に対する活動を目標にやっているのかという活動状況のPRに取り組んでいただきたい。
- 河川の土砂除去及びダム放流時の対応について
県の指定区間となっている河川に石ぜきがあり、ここに魚道が設けてあるのだが、この魚道の周辺に土砂が堆積しており、その効果が十分に図られていないので、土砂の除去等についてお願いしたい。
ダム放流時においては赤ランプの赤色灯が回転し、サイレンが鳴ることになっているが、釣りをされる方が川の中に行かれて、サイレンの音が聞こえないという状況があるので、電光掲示板を川の近辺に設置できないものか。
- TPP対策について
TPPが大筋で合意ということだが、国としては、強いところだけに力を入れる、6次産業化の強い分野だけに力を入れているように見られないでもない。今から先、米や豚、牛などの宮崎の基幹産業は相当なダメージを食うんじゃないかと思うのだが、考えを聞きたい。
- 少子高齢化対策について
少子高齢化に伴い空き家等も発生しているところであるが、その対策として、若い者が定着できるような企業誘致や産業関係の誘致等をぜひ図ってもらいたい。
- 畜産農家の後継者について
TPPがあのような状態になると、畜産農家は3分の1程度減るんじゃないかと聞いている。関連企業を含めると畜産の果たす割合は結構大きいと思うのだが、今からの後継者が畜産をやってくれるのかということを心配している。
- WCSの推進について
国富町は、県内でもほかの市町村に先駆けて、耕畜連携ということでWCSを推進しており、事業の活用によって規模拡大や頭数の増頭が図られた。この中で、また、現在においても、転作事業の活用がなくては維持拡大ができないような状況であるので、事業の継続・推進をお願いしたい。
- 東九州メディカルバレー構想及び子育て支援について
東九州メディカルバレー構想特区とは何なのか。宮崎と大分でやっているとのことだが、病院関係者以外の我々のような商工会等が絡んで何かできることなのか。
子育て支援に関してだが、子どもに対して手当を支給するよりも、例えば保育園であったり学校であったり、そういったものに重点的に支援ができないか。子育て支援特区みたいな形で、他県に先駆けて宮崎県独自で子どもを増やしていくなり、育てていくなり、そういうことができないか。
- 街路樹について
宮崎須木線の街路樹は道路拡張時に植樹されたものだと思われるが、50年近くたっているので、街並みを活性化できるような感じで、街の中が明るくなるような感じで一新できないか。
- スポーツ施設の建設について
今後、国体が近づけばスポーツ施設の建て替えや新設等についての検討が進むと思うが、国富町も宮崎市の隣町であり、交通アクセスの大変便利なところなので、宮崎市への一極集中ではなく、施設を地方に造っていただきたい。国富で県大会、九州大会、全国大会ができるようになれば、それが地方の活性化、また、子どもたちのスポーツ振興に役立つものと思う。
- 農家の後継者について
人口が減少しており、農家の後継者も大変減っている。新規で就農しようとしても、まず種を買ったり、肥料を買ったり、施設を建てたりという段取りがあり、マイナスからのスタートになるので、やりたい人たちがスムーズにできるような環境にならないものかと考えている。
- 病院の移転、建て替えについて
県病院の建て替え工事とか、津波対策で市郡医師会病院も移転するとかの話も聞いているが、そういう構想はあるのか。
- 宮崎の産婦人科及び婚活対策について
宮崎県では、妊婦さんが産婦人科でお産する場合、もし何かあったときには、個人病院が大きな病院と連携して対処する、そういう体制ができているということを聞いた。国富に限らず宮崎県はそういう体制ができているということをアピールする、宮崎ではとても安心して子どもを産めますとアピールするのも県のPRになるんじゃないかと思った。
また、少子化に対する支援は必要だが、周りを見ると、結婚をしているが子どもがいないところはほとんどないように思う。子どもが少ないのは、結婚していない方が多いからだと思うので、そちらの方面にも力を入れていただきたい。
- 高校生の県内での就職について
宮崎県は、高校生が県内で就職する率が全国でも最低だという記事を見たのだが、高校生を県内に残すための助成等についてお伺いしたい。
- 空港から綾町までの電車について
宮崎県では街中に電車は走っていないが、空港から綾町までの堤防を電車が走るような考えはどうか。
- ギネス記録について
国富町SAPにギネス記録があったら、それだけで興味を持ってくれる若い新規就農者が出てくると思う。それがどんどん広がっていって、宮崎県だけが持っているギネスの記録があったら、ほかの県からギネスの記録見たさに誰かが来ると思う。
- 人財づくりについて
知事の平成27年度の施策の一つとして「将来の発展と地域を支える人財づくり」が挙げられていた。これがまちづくりのポイントにもなるかなと思うので、お話を聞かせていただきたい。
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知事総括
- 本日は幅広い御意見をいただき、感謝申し上げる。
- これからも国富町のために、また、宮崎県全体のために頑張っていきたい。
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