平成27年度第10回知事とのふれあいフォーラム
第10回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
開催日
平成28年1月26日(火曜)午前10時から午前11時30分
場所
西都市コミュニティセンター3階研修室
参加者
西都市の皆さん24名
知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変寒い中、多くの皆さまに御参加いただき、感謝を申し上げる。
- 昨年1年を振り返ったとき、高速道を始めとする交通インフラの整備など、明るい話題も多かったわけであるが、特にミラノ万博で、この西都市から銀鏡神楽を披露いただいた。なかなかお伝えする難しさというのもある中で、現地では大変強い関心を持っていただいた。
- ほかにも、いろんな食材のアピールもできたということなど、たくさん申し上げたいことはあるが、時間が限られているので、ぜひ皆さんからいろんな御意見、御質問をいただく中で、展開をすることができればなというふうに思っている。
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フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
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主な意見等
- 西都インターチェンジの活用について
高速道路が北九州まで抜ける予定なので、これに合わせて西都のインターチェンジの近くに、販売所とか地震対策の施設、駐車場とかいろいろなものをつくってもらうと助かるという意見を聞いている。
- 西都原考古博物館の有料化について
西都原考古博物館は今、無料なので、これを有料化していただきたい。というのが、無料というのは本当にいいことなのだが、観光関係に携わった人の話を聞くと、観光施設が無料であれば旅行会社にメリットがなく、ルートに乗らないとのことだった。適当な入場料を設定していただいて、何とか観光客を呼び込む起爆剤になればなということを考えている。
- カジノ計画及び高齢者の一人暮らし問題について
数年前からシーガイアでカジノの計画があると聞いている。カジノ建設は県外の観光客を呼び寄せる一つの方法であって、それに伴う問題等、例えば犯罪率の上昇とか治安の問題もあるかもしれないが、そういったところに関して県の考えを伺いたい。
私は地元で消防団活動をしているのだが、高齢者の方がいっぱい一人暮らしをされていて、そこに何人いるのかといったことが地元の消防団員でも分からない状態。もしすごい災害があったときに、孤立した人たちを救うすべが何かないのかなと考えている。
- 伊東マンショ肖像画を活用した地域活性化について
都於郡を中心とした西都市の地域活性化のためには、伊東マンショの肖像画はすごく大事だと思う。そういうことで、これからもこの肖像画を中心として、地域活性化に役立てていきたいと思っている。
- 農産物の流通について
宮崎の農産物を販売するに当たって、都心部の方々が一番のお客さんになってくれるのだが、ネックになるのが宮崎県の場合流通コストである。そこが安くなれば、東京の一般消費者の方も宮崎のものが買いやすくなって、生産物もどんどん向こうに流れていくと思う。
- 介護職の大変さについて
先日あった「わけもんの主張」での発表の中で、介護関係の仕事は、きつい・きたない・給料が安いということを言っていた。私も社協に行った際、話を聞いたり見たりしているときに、本当に大変そうだなというのが分かる。生活する上では給料・お金というのはとても大切になってくるので、どんなところに勤めても給料はいいよと言われるような仕事の場になればと思う。
- 小規模事業者の経営について
一昨年、国が小規模事業振興基本法という法律を制定した。これを踏まえて各事業所・団体は認定を受けて、小規模事業者の経営発達に取り組んでいただきたいということである。そこで、昨年あたりからその認定に向けて、全国の商工会・商工会議所が申請しているのだが、県内の商工会としてはまだ1か所も認定がとれていない。郡部の商工会など小規模なところでは、なかなか認定に向けた取組が難しいのではないかなという議論もされている。
- ハウスの補強及び道路の白線について
近年のハウスは強化パイプが使ってあり、少々の台風とかが来ても大丈夫なのだが、十数年前に建てているハウスは弱い。建て替えれば簡単なのだが、今あるものを大事に使っていきたいので、どういうものがあるよと指導してもらったり、少しでも補強費というのを出してもらえると、自分たちも取り組みやすい。
近くに県道と県道の交差点があるのだが、大型車がいっぱい通り、そこの白線が消えているので、交差点だけでも白線をきれいにしていただきたい。
- 子どもの貧困対策について
子どもの貧困が問題になっているが、この要因の一つは、お母さんだったりお父さんの一人親が正社員になかなかなれないということがある。というのが、病後児や、子どもが病気のときにみてくれる保育所がまだ充実しておらず、また、24時間無料保育所というのもまだ全然ない。なので、国とタイアップして各地区に設置していただくと、お母さんたちも心配なく子どもを預けることができて、貧困の対策としていいんじゃないかと思う。
- 「ひなた」を活用したおもてなしについて
私たちは、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、おもてなしということについて考えている。県がPRしているように、「あなたをひなたへ」ということで、私たちも温かいおもてなしをしなければいけないと思っているし、障がい者の方たちへのおもてなしとか、そういうことも考えている。
- 国際交流の推進について
海外から日本に留学している大学生たちをホームステイで受け入れている。そこでいつも彼らから聞くのは、日本の大学生は元気がないということである。これからますます国際交流が盛んになると思うのだが、宮崎県の大学生や企業とか、いろんな人たちに助成でもして、国際交流をますますやっていただきたいと思っている。これから4~5年先には、宮崎県内でも外国人が周りにいるという時代が来ると思っているので、いろんなことで国際交流をぜひ宮崎県でもやってもらいたい。
- スポーツ少年団と学校との関わりについて
宮崎国体のためにワールドアスリート発掘・育成プロジェクトを開始したら、非常に子どもたちが興味を持って、やる気を出していると聞いた。非常にいいプロジェクトだと思って喜んでいるが、こういう中にあって西都市だけを見ると、小学校の先生方がスポーツ少年団の中に入ってこない。仕事ではないかもしれないが、自分の校内にいる子どもたちを、やっぱりかわいがって育てていただきたい。
- 少子化対策について
最近、少子化という話がよく出てきて、今まで意識はしていなかったのだが、子どもはこれから減っていくんだなあということを実感している。減っていくのは仕方がないのかもしれないけど、県外に出て行った子どもたちが、西都市にというのは無理にしても、せめて宮崎県内にはまた戻ってこられると良い。
- 河川における自然災害対策について
上町という地域があり、そこでは昔はよく水が出て、床下までつかっていたが、今は排水溝の工事等でだいぶ良くなっている。ただ、最近の気象状況を見ると、想像以上に自然災害が多いので、また大雨のときに水が出るんじゃないかなと思っている。
- 地方創生の取組及び西都原古墳群の世界文化遺産への登録について
地域創生については、西都市が全て取り組むのは難しいことではなかろうか。我々も一生懸命頑張りたいと思っているが、ぜひ県においても、やさしい目配り・気配りで指導いただきたい。
西都原古墳群を中心に世界文化遺産にということで今活動している。西都の場合は、これを中心にやっていかなければほかに目玉はないと思っているが、息の長い取組だと思うので、県の支援もいただきながら一生懸命頑張りたい。
- 「日本のひなた宮崎県」のバッジについて
皆さんがつけているバッジには「日本のひなた宮崎県」と書いてあるが、県民にこれを分けてあげて付けてもらうと、どこに行っても「あ、この人は宮崎県人だ」と分かるんじゃないかなと思う。
- 三納の川の整備について
三納という地域の学校の前に川が流れている。この川には、カヌー教室、魚のつかみ捕り、それから水浴びに来る子どもたちが相当いるのだが、そこがだんだんヨシに占領されているので、根本的にヨシが茂らないようにできないものかなと思っている。
- 道路の整備について
国富からインターチェンジにつながる道沿いに都於郡町があるのだが、そこは高速からの一番短い道路ということで、大型がたくさん通る。そういうことから道路の痛みがすごく早く、そもそも道が狭いので、これからは違う道を通せるようなやり方はできないのか。
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知事総括
- 今日は、様々なテーマについていろんな御意見を頂き、特に西都での実情を踏まえた御意見をたくさんちょうだいした。
- 今後それぞれの関係方面もしっかり現場を見せていただきたいと思うし、また、頂いた意見についてしっかり市とも連携を図りながら、西都の発展のため、宮崎県全体の発展のために、これからも生かしてまいりたい。
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