平成27年度第13回知事とのふれあいフォーラム
第13回知事とのふれあいフォーラム
内容
開催日時等
開催日
平成28年2月9日(火曜)午後1時30分から午後3時
場所
新富町役場2階大会議室
参加者
新富町の皆さん33名
知事
ふれあいフォーラムの内容
知事挨拶
- 本日は大変御多用のところ、多くの皆さまに御参加いただき、感謝を申し上げる。
- 本県では昨年、高速道路が北に延びるなど、明るい話題が多かった。世界農業遺産の認定もあった。
- こういう状況の中で、さらにそれを前に進めていくにはどうしたらいいのかについて、ぜひ多くの皆様に忌憚(きたん)のない御意見をいただきい。
ページの先頭へ戻る
フォーラムの様子
県政や地域の課題等について活発な意見交換が行われました。
ページの先頭へ戻る
主な意見等
- 農業者の育成等及びスマートインターの設置について
県内農業高校と農業大学の生徒が減少する中で、これからの若い農業者の育成、農業の将来についてどう考えているか。
南海トラフ地震対策としてのスマートインター設置の件で考え方を聞きたい。
- 幼児教育の無償化について
現在、保育園の充足率は100%近くだがそれは0歳児を預ける親が増えたから。少子化でいずれは満たさなくなる。幼児教育の無償化は少子化対策になる。無償化に対する考え方を聞きたい。
- 地域活性化について
今後、どういう産業を伸ばしていくかを考えるとフードビジネスを大きな産業として育成すべきで、そのためには産物移送のためのインフラ整備が必要である。また、地域活性化のためには地域に客を呼び込むことが重要である。小規模事業者に対する支援と地域に客を呼ぶ方策は。
- フードビジネス及び県の人口減少対策について
フードビジネスの目指す着地点は。どういうところを目指しているのか。
私たちは帰ってきたくなる地域づくりを目指して活動しているが、県の人口減少対策は。
- 農業者への支援について
国及び県では新規就農者支援に力を入れているが、支援のための補助が終わったら農業をやめる者もいる。就農後のアフターケアーが必要である。また、後継者であっても新しい技術や機械を導入するには資金が必要だが、新規就農者のような初期投資に対する支援がない。
- 国の補助事業について
北海道と宮崎の農業は違うように、国の補助事業も宮崎に合ったやり方で事業実施できるシステムとなるよう、国に要望してもらいたい。
- 流通対策について
農業を営んでいる。宮崎は大消費地から遠いので、流通が良くなるような策はないか。
- 農業経営について
酪農家が減っている。生き残り策としてコントラ事業を検討している。自分たちは搾乳だけをやって、餌はコントラセンターから農家に配ってもらえば経営は楽になる。新富町内だけでの実施は難しいので近隣JAにも声をかけている。県も力を貸してほしい。
牛舎の屋根にソーラーシステムを設置できれば副収入になるのではないか。
- 高齢者への支援について
高齢世帯が増えている。国民年金のみの高齢者は地区費が払えないし、仕事に就くのも難しい。意見を聞きたい。
- 高齢者に関する交通施策及び国際交流について
高齢者の事故が多発し免許証の返納を求められているが、上新田地区は車がないと通院・買い物等不便である。利用しやすいタクシーの半額補助等検討できないか。
からいも国際交流のホストファミリーとして活動している。ただ宮崎には国際交流の拠点がない。人口減少の中で国際交流があれば良くなると思う。国と国との架け橋となって活動する家庭を増やしていきたい。
- 大規模災害及びUIJターン対策について
新富には自衛隊がある。南海トラフ地震等の大規模災害時における新富町の位置付けは。
UIJターン対策では、田舎の魅力を前面に押し出すのも考え方の一つではないか。
- 教育格差、国際交流及び太陽光発電について
他県から戻ったときに他県との教育の格差を感じた。宮崎と新富でも違いを実感している。将来の宮崎を考えるのであれば、県で教育費等について検討してもらえると良い。
国際交流については、米軍が来ても交流につながると思う。
太陽光設置のために山林を削るのは疑問である。メリットはあるのか。
- スポーツ施設の整備について
前回の国体時、新富町も会場になった。自然に恵まれた良い環境なので自然を利用した施設整備を進めて行ってほしい。
- 地域づくりについて
高齢化や地区費・消防団費・募金等の負担の問題で地区を脱退する者が多い。地区に入ってない者は負担がなく、確かに不公平感はある。市町村の問題だが、県にも知ってもらい、地域づくりができる体制を作っていかないといけないのではないか。
- 消防団員の確保及び災害時等の対応への支援について
サラリーマンが多くなったことと自営者でも親が入団を認めないなどで、消防団員の確保が厳しい。加入促進に向けてどう取り組むのか。
道路交通法の改正で、普通免許では初期消火に威力を発揮する水槽付きの自動車の運転ができない。今後、水槽のついてないポンプ車も同様になる。災害時もだが火事現場対応では必要な車輌である。活動にブレーキをかけられているのが現状である。防火水槽や消火栓の増加も含めて県も支援を。
- 中間管理機構について
私たちは中間管理機構モデル地区として頑張っている。機構を利用し規模が大きくなると担い手の負担も大きくなる。県として、担い手への支援をまずはお願いする。また、昨年11月下旬から機構のCMが流れなくなった。内容が変更になったのか。
ページの先頭へ戻る
知事総括
- 限られた時間ではあるが、本当に多くの皆様からいろいろ御意見を頂いた。問題として受けとめさせていただく課題も多々あろうかと思うし、しっかりと我々としても、皆さんの御意見を踏まえて、今後の県政に生かしていきたい。
- 今後ともいろんな場面で、町や県に対して皆さんの御意見を頂きながら、もっと新富町を、もっと県をより良くしていく、そういう努力をしていきたい。
ページの先頭へ戻る