掲載開始日:2025年1月21日更新日:2025年1月21日

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宮崎県知事定例記者会見(2025年1月15日)

項目

配布資料

令和7年1月13日地震について

点か報告させていただきます。お手元の資料以外にまず、一昨日の夜9時19分に日向灘を震源とするマグニチュード6.6の地震が発生し、県内でも最大震度5弱を観測しているところであります。これにより怪我をされた方や物的な損害等が報告されているところでありまして、まずは心よりお見舞い申し上げます。県では災害警戒本部を設置して、情報収集、関係機関との連絡調整等に取り組んできたところであります。今のところ、けがをされた方、物的損害、そして日之影町の見立における県道ののり面崩壊等が報告されているところであります。昨年の夏も大きな地震を経験している本県でありますが、今回はマグニチュードの規模にしても昨年よりは小さく、甚大な被害にまでは至っていないのかなと考えております。

海トラフ地震の評価検討会においても調査が行われましたが、昨年の夏のような「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」といった注意喚起までには至らなかったのが今回の状況です。ただ、南海トラフ地震臨時情報がそのような形で出されなかったことをもって、決してこれは安全宣言ではないと改めて県民の皆様には確認いただきたいと考えております。評価検討会においても、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではないという表現になっています。平常時というのが、これまで申し上げておりますように南海トラフの地震がいつ起きてもおかしくない、今後40年以内に90%程度の確率で起こるという状況は変わっていない、その平常より高まってはいないというのが今回の判断だということです。くどいようではありますが、緊張感を持って受け止める必要があろうかと考えております。専門家からは、日向灘単独での地震も活性化している状況にあると指摘されているところでありますし、今後1週間以内は同程度の地震が起こる可能性に注意が必要だと国からも言われているところであります。ぜひ改めて県民の皆様にはこの機会に地震、それから沿岸部の皆様には津波への備えの再点検をお願いしたいと考えております。今回、津波注意報などが出されたことにより、高台へ避難された方もおられると思います。早期の避難ということもありますし、建物の耐震性、家具等の固定、物資などの備蓄、それから避難場所・避難経路の確認などの備えを進めていただきたいと思います。。県のホームページでも南海トラフ地震への備えということで、様々な情報を提供しているところでありまして、ぜひとも昨年の夏の状況、そして今回の地震を踏まえて、より大きな地震への備えを緊張感を持って進めていただきたいと考えております。県庁内においても、今回の対応等を教訓とし、安全を確保しながらどのような対応が必要なのか改めて点検するよう指示したところであります。

れからキャンプシーズンが始まる時期ということを我々としては十分認識する必要があろうかと思います。プロ野球に先立って、Jリーグのアルビレックス新潟や鹿島アントラーズなどが既にキャンプインしているところであります。こういったチーム関係者、そしてそのチームの応援などで来られるファンの皆様の安全を確保するために、万が一の場合の例えば避難経路などを確認していただくなどの情報提供、そして注意喚起を、地元の市町村と一緒に行っていくことが必要であろうかと考えております。

回の地震を受けてリスクは特段高まっている状況ではないということでありますが、地震はいつ起こってもおかしくない状況であります。これは本県のみならず全国的にそうでありますが、改めてそのような危機感、警戒の思いを共有しながら、通常どおりの活動を行っていくことが今求められていることであろうかと考えております。様々な取組を進めてまいりたいと考えております。

知事の米国(ロサンゼルス)訪問の延期について

う一点口頭でのご報告であります。本来、今日のこの場面では、今月末に予定しておりますロサンゼルス訪問についてご報告する予定でありましたが、ロサンゼルスでは史上最悪の山火事が発生して、まだ鎮火していない状況でございます。これを受けて訪問を延期することとしました。それから現地に宮崎県人会もございますが、関係者に確認すると、県人会関係者で被害を受けられた方はいないとのことでした。

回、そもそも予定しておりましたプロモーションについては、ちょうど1年前も実施したところでありますが、宮崎牛をはじめとする県産品のプロモーションを行うということで、今回のポイントとしましては、ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロと世界各地に3ヶ所国が用意している海外向けの発信拠点であるジャパンハウスのうち、以前にサンパウロでもプロモーションを行い、いずれ他の2ヶ所でも行いたいという思いがある中で、今回はロサンゼルスのジャパンハウスでのプロモーションを予定していました。もう一点は、全米で日系スーパーを12店舗展開しているミツワコーポレーションと県産品の販路拡大に関する覚書を締結するというこの2つを大きな目的として予定していたところであります。ミツワコーポレーションでは、この時期に合わせて1月17日から27日まで宮崎県産品フェアを全米の店舗で行っていただきます。これは今回の山火事に関わらずフェア自体は粛々と行っていただくこととしております。その現場の状況も拝見しながら、覚書を締結する予定でございました。出張自体は延期でありますが、引き続き関係者と連携を深めながら県産品のプロモーションを進めたいですし、こういったミツワコーポレーションとの連携もございます。また、ロサンゼルスにおいては、ジェトロとの連携のもと、これまでも焼酎の輸出促進のための会議などの取組も進めてきたところであります。焼酎も含めた伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産の登録を受けて、ぜひ積極的にこれからもプロモーションを行っていきたいタイミングではありますが、冒頭申し上げるべきでしたが、本当に甚大な人的被害、物的被害が発生をしております。現地の皆様には心よりお見舞いを申し上げるものであります。現地の状況を見ながら、今後このプロモーションを開催するのか、その後の対応等を検討してまいりたいと考えております。以上、災害関連について口頭で申し上げたところでありますが、次から少し明るい話題でございます。

徳永二男氏への県民栄誉賞の授与について

手元に資料があると思いますが、宮崎国際音楽祭を音楽監督として長く支えていただきました徳永二男さんに「県民栄誉賞」の授与を決定したところであります。長年にわたり本県文化の向上・発展に多大なるご尽力をいただいたということで、今回「県民栄誉賞」の授与を決定いたしました。

永さんはNHK交響楽団でコンサートマスターを務められた経歴がございます。経歴については、資料をご確認いただければと思います。宮崎国際音楽祭の創設に尽力され、亡くなられた青木賢児さんとも二人三脚でアイザック・スターンさんの誘致を実現されました。さらには総合プロデューサーや音楽監督という立場で、この宮崎国際音楽祭を国内外で高く評価される、アジアを代表する音楽祭の一つにまで育て上げていただいたところでございます。また、プロデューサーや音楽監督という立場だけではなく、実際の演奏家としてもこの音楽祭に参画いただき、県内各地で演奏会を行っていただいたり、街角や病院等でのコンサートなど、自ら率先して地域住民の皆様が一流の音楽に接する機会を創設いただきました。約30年の長きにわたりご尽力いただき、音楽祭のファンのみならず県民からも広く敬愛される存在ではないかなと考えております。私も毎回、音楽祭のときには徳永さんと食事をしたり、公的な場面以外でも演奏家と一緒に徳永さんと飲食したりする場面もあります。特にコロナの前は、割と深夜まで一緒に飲んだりしましたけど、そのときも若手の演奏家に対して演奏指導などをしておられて、本当に情熱を持たれた方だなと、そして徳永さんを慕って集まってこられている演奏家の皆さんがおられるんだなと肌身で感じていたところであります。昨年の音楽祭の最後の演目は、ブラームスの交響曲一番を徳永さんがコンサートマスターに久しぶりになられて演奏されたときはもう独特の雰囲気で、ステージの上で私も御礼の挨拶をさせていただきましたが、会場の皆さんからも徳永さんに対する感謝の思いが伝わってくる、そういう場面だったことを思い出しております。

賞式については、2月25日に講堂で行う予定であります。なお、徳永さんへの「県民栄誉賞」でありますが、徳永さんは県外のご出身になります。これは異例で、アイザック・スターンさんに次いで2人目になります。「県民栄誉賞」は基本的に県内出身の方を対象としておりますが、徳永さんの特段のご功績を踏まえて、アイザック・スターンさんに次いで2人目の県外出身者になります。また、どちらかというと「県民栄誉賞」はスポーツ関係が多くなっております。オリンピックでのメダルの獲得などの活躍に対して授与しておりますが、文化の関係で言うと、4人目になります。アイザック・スターンさん、青木賢児さん、それから大相撲の内田順一さんに次いで4人目になるところでございます。

頃からの感謝の想いも抱きながら、今度は三浦文彰さんが宮崎国際音楽祭の音楽監督をされますが、三浦さんはある意味徳永さんのお弟子さんでもありますので、徳永さんには引き続きこれまでの経験を生かしながらご尽力、ご助力をお願いできればという思いでございます。

令和6年度宮崎県スポーツ栄誉賞・特別賞受賞者の決定について

れから次はスポーツ関係であります。令和6年度のスポーツ栄誉賞・特別賞の受賞者の決定についてであります。本県スポーツの向上発展に関し、特に顕著な業績を収めた本県の在住者・出身者に対し、その栄誉を称えるものでありまして、スポーツ栄誉賞については、国際的規模の大会で優秀な成績を収めた、または記録を樹立した個人やチームに対して授与するものであります。スポーツ特別賞は、全国的規模の大会で優勝、もしくは優秀な記録を樹立した個人やチームに対して授与するものであります。それぞれ資料をご覧いただければと思います。

ポーツ栄誉賞については競歩の川野将虎さんをはじめ、11名を、スポーツ特別賞については陸上競技の葛西潤さんをはじめ、23名・1団体を決定しました。

賞式につきましては、2月19日に講堂で予定しております。

よいよ宮崎国スポ・障スポも2年後に迫っているところでございます。こうした本県出身や本県ゆかりの選手の活躍もいただきながら、さらに競技力の向上、それから機運の醸成を図ってまいりたいと考えております。

宮崎県山之口陸上競技場におけるネーミングライツ・スポンサー企業の決定について

後の報告でございます。新しい宮崎県山之口陸上競技場について、施設は完成しているところでございます。この陸上競技場について、ネーミングライツ・スポンサー企業の決定のご報告でございます。

料にございますように、スポンサー企業については、都城市に本社を置く「霧島酒造株式会社」に決定したところであります。ネーミングライツ料および契約期間については、資料にあるとおりであります。なお、今回のスポンサー募集は、都城市と合同で行いました。メインの陸上競技場は県が整備したところでありますが、補助競技場等については都城市と共同でこの運動公園全体を整備したため、合同で募集を行ったものであります。

して、愛称でありますが、県が整備した陸上競技場は「KUROKIRI STADIUM(クロキリスタジアム)」であります。そして運動公園全体を「霧島酒造スポーツランド都城」という名前に、補助競技場は「AKAKIRI FIELD(アカキリフィールド)」となっております。スポーツランドみやざきの新たな拠点になることを踏まえつつ、社名が入っていたり、同社の代表的な銘柄である黒霧島、赤霧島をもとに親しみやすいものとして提案されたところであります。ロゴマークが洒落ているなと思うんですが、「KUROKIRI STADIUM(クロキリスタジアム)」のロゴマークは漢字の「黒」の字の下の部分を、「AKAKIRI FIELD(アカキリフィールド)」は「赤」という漢字の下の部分をデザイン化したものであります。

後のスケジュールについて、資料にありますとおり、4月1日から愛称の運用を開始し、それから同月中旬にオープニングセレモニーを開催して、命名権証を授与、そして供用を開始する予定であります。4月以降は皆様にもぜひこの愛称で表記を統一いただければと思います。

から冒頭以上であります。

質疑応答

知事の米国(ロサンゼルス)訪問の延期について

(NHK)

ず訪米の延期ですけれども、いつ頃になりそうかという目処はまだ全然立ってないでしょうか。

(知事)

火事の状況についても、まだまだ延焼が続いているという報告も受けております。また、大きく拡大しなければなと思いますが、延焼が拡大すると、場合によってはジャパンハウス自体も避難の対応が出るかもしれない場所にありますし、現地の総領事館もいろいろな対応に追われているということでもありますので、現地の状況を見極めていく必要があろうかと思います。

宮崎県山之口陸上競技場におけるネーミングライツ・スポンサー企業の決定について

(NHK)

れとネーミングライツ・スポンサー企業の決定についてですけれども、改めて「KUROKIRI STADIUM(クロキリスタジアム)」と、県民にとっては非常になじみ深い焼酎の名前が冠された施設になったということで、これについて知事としてどのように受け止めているかを教えてください。

(知事)

はり都城市の施設ということで、都城市に本社を置き、そして日本一の生産出荷額を誇り、また多くの方に親しまれている、県民のみならず県外の方も含めて宮崎や焼酎と結びついて知名度の高いネーミングが活用されたのかなと思います。ぜひ多くの方に親しんでいただきたいなと期待しております。

(NHK)

の春から供用開始ということで、国スポだけでなく今後スポーツキャンプの受け入れとか、そういった様々な面でスポーツの拠点としての施設になると思うんですけれども、改めてどういった施設にしていきたいかというお考えをお聞かせください。

(知事)

の陸上競技場も、それから宮崎市のプールや延岡市の体育館についても、国スポ・障スポでの活用はもちろんでありますが、スポーツランドみやざきの将来につながる施設として整備いたしましたので、大会や合宿等の誘致のほか、今回、サンマリンスタジアムを音楽イベントで活用しましたが、スポーツ施設を使った様々な地域の活性化につながるような取組を進めていきたいと考えております。それをこれまでのように宮崎市だけではなく都城市、延岡市という第2・第3の都市にも整備して、県下全域にスポーツ施設等を通じた地域活性化の効果を及ぼしていこうという一つの大きな拠点となるところでありまして、この運動公園については都城市や圏域の市町と連携しながら有効活用を図っていきたいと考えております。

徳永二男氏への県民栄誉賞の授与について

(宮崎日日新聞)

県民栄誉賞」について、2点質問があります。1点目に細かい点ですけれども、表彰理由に「県内各地で地域住民が優れた演奏に親しむ機会を創出し」と書かれているんですけれども、これはサテライトコンサートとか、去年始められましたふれあいキャラバンコンサートについて指されているのでしょうか。

(知事)

の宮崎国際音楽祭は宮崎市、それからメディキット県民文化センターを中心に開催しており、去年は特殊な事情で分散開催ではありましたが、やはり一流の音楽を多くの県民の皆様に親しんでいただくようにサテライトコンサートも開催しておりますし、県内各地の子どもたちのための音楽祭を行ったりもしております。そういったものをぜひ広げていきたいんだということをまさに自ら実践しつつ、そして音楽監督としてご指導いただいたことがそうした表現に表れております。

(宮崎日日新聞)

う一点目ですけれども、今回、宮崎国際音楽祭の関係者で県民栄誉賞の受賞が3人目になると思います。改めて県にとって宮崎国際音楽祭というのは、行政における位置づけになるのか教えていただきたいのと、今後もアジアに開かれた音楽祭として進めていかれる考えなのか教えていただけますか。

(知事)

の文化公園に美術館も含めて芸術劇場を整備して、文化の振興を図っていこうと拠点の整備をしつつ、大事なことはそれを有効活用するためのこの音楽祭の仕組みを立ち上げられた当時の徳永さんや青木さん、そして県の関係者も含めて、やはりまず最初の仕組み作りが素晴らしかったということで、改めて敬意を表したいと考えております。そして、30回を迎えようとしておりますが、やはりこれだけ長く続いてきたというのは、アイザック・スターンさんや徳永さん、青木さんのような軸となる方がいらっしゃって、振興を図ってきたことがとても大きいと考えております。アイザック・スターンさんや徳永さんを慕って多くの演奏家が集まり、そしてまた国外も含めて発信することができたという大きなご功績があると考えております。アジアに向けてということ、それから人材育成も図っていくためにミュージックアカデミーが行われております。そういった創設された方々の志、思いを受け継ぎながら、新たな三浦監督にもそれを引き継いでいただき、さらに魅力を高めていく努力を県も一緒になって進めていきたいと考えております。

段ボールベッド等の備蓄について

(NHK)

害の備蓄についてお伺いしたいと思います。先週、全国の市町村と都道府県の災害備蓄の状況が内閣府から初めて公表されました。その中で、ダンボールベッドについてお伺いしたいと思います。能登半島地震でも災害関連死等が数多く起きまして、避難所での生活環境を保っていく重要性が改めて認識されたかと思うんですが、県内の自治体のダンボールベッド、簡易ベッドの備蓄数の合計が集計しましたところ、4800台余りでした。南海トラフ巨大地震では、県の想定で19万人の避難所への避難者が想定されるかと思いますが、そうした中で現状4800台余りというダンボールベッド等の備蓄の状況について、知事としてどのように捉えていらっしゃるかまずお伺いしたいと思います。

(知事)

はり毎年のようにこれだけ甚大な災害が全国各地で発生し、そして多くの方が避難を余儀なくされるような状況の中で、避難所の環境の改善は重要な課題であろうかと考えております。それを受けて、避難所の環境の改善について、スフィア基準というものも活用しながら改善を図っていこうという指針が石破総理から昨年12月にも示された状況であります。ご質問のありましたダンボールベッドもその中の1つの要素であろうかと考えておりまして、ダンボールベッドも含めた避難所の備蓄は、一義的には市町村が中心になって進めることになります。今言われたように、ひとたび南海トラフ地震が発生した場合は多くの避難者が想定されますので、ダンボールベッドに関してもさらなる充実を図っていくことが必要ではないかと考えております。県としても市町村による様々な備蓄のための支援策などを行っているところでありますし、国も今回交付金を打ち出したところでありまして、国や県のそういった財源も活用しながら必要なダンボールベッドの整備をするとともに、それから最近はプライバシーを守るためのパーテーションなども求められているという状況もあるかと考えております。県としては、国が定める食料などの基本8品目を定めて、備蓄を促しているところでありますが、ご質問のダンボールベッドについても、特に寒い時期に冷たい体育館等の床にそのまま寝るのではなく、また自分のスペースを確保するという意味からもとても重要な備蓄品の1つであろうかと考えておりますので、先ほど言いました様々な財源も活用しながら、それぞれの市町村において計画的に整備を進めていただくことが必要であろうかと思います。基本8品目は、食料や乳児用ミルク、携帯・簡易トイレ、おむつ、生理用品などが定められているところであります。

(NHK)

かいかもしれませんが今のご発言の趣旨としては、やはり現状の4800台余りというのは、当然各市町村も備蓄を増やしている途上ではあろうかと思いますが、改めて現状まだ十分ではないという認識でよろしいのかというところと、あと先ほど言及がございました基本8品目について、こちらは県の備蓄基本方針に盛り込まれているかと思います。逆に言うと、段ボールベッドについては現状では記載がないかと思いますが、そのあたりについて今後状況に応じて盛り込んでいくようなお考えはあるのか、また、県としてのベッドの備蓄は現状ではないと報告が上がっていたと思います。他県では、都道府県レベルで備蓄している自治体もあるようですが、市町村の支援の一環として、県として段ボールベッド等を備蓄していくお考えがあるのかどうか改めてお伺いしたいと思います。

(知事)

源やスペースにも限りがありますので、もちろん優先順位をつけて行うというのが、先ほど言った基本8品目であろうかと考えております。県ではそれに加えてマスクや消毒液、飲料水について備蓄目標を設定しておりまして、基本8品目や先述の3品目については、そうした目標も設定しながら優先的に備蓄を進めています。段ボールベッドはそれに次ぐ位置づけであろうかと思います。国も段ボールベッドに関しては、特に目標値を定めている状況ではないところでありまして、それぞれの避難所の状況に応じて、どれだけの数を整備するのかということになるかと思います。一番最初の質問に対しては、もっともっと充実を図っていく必要があると考えているところでありますが、そこは順次、整備を進めていくということであろうかと思います。県有施設の指定避難所に関して言うと、段ボールベッドではありませんけど、エアマットを5000個程度用意しているほか、テントについては、これも先ほど言いましたようにプライバシーも確保しながら空間を確保するというのは段ボールベッドと類似の機能があろうかと思います。テントの整備については、県では840個あったりします。先ほど言いましたように、それぞれの避難所の状況等も踏まえて、それぞれがこれからも国の示した基準等も参考にしながら、交付金等を活用して整備を進めていきたいと考えております。

韓国大統領の拘束について

(宮崎日日新聞)

題が変わるんですけれども、1時間ほど前に韓国の尹大統領が内乱の容疑で逮捕されました。韓国史上初めてらしいんですけれども、宮崎県は定期便が週7便運行になったり、韓国との交流が活発かと思うんですけれども、このことについての受け止めを一言お聞かせください。

(知事)

ず尹大統領の就任以降、特に日韓関係の改善といいますか、親善関係が回復してきました。尹大統領のいろいろな取組について全部を申し上げるわけでありませんが、日韓の関係改善ということでは良い方向に進んでいました。そしてそれを背景としながら、観光面に関してはかつてなく交流が進んできて、本県でも定期便の運行が今はデイリーになっております。さらなるインバウンド、アウトバウンド双方の交流促進が期待される状況であったと考えております。今後どのような政権になるかはっきりしませんが、ぜひ日韓の関係を大切にしながら交流を進めていく流れは続けていただきたいなと強く願っております。国内の政治的な混乱が続く状況の中で、アウトバウンドへの影響も心配されるところであります。利用状況等もまた改めて確認してみたいと考えておりますが、やはり民間レベルでの交流は引き続き重要だと考えているところです。

令和7年1月13日地震について

(UMK)

昨日の地震に戻るんですけれども、県内の公共施設に一部影響が出ている中で、県体育館が利用停止になっていることの受け止めと今後の対応について教えてください。

(知事)

々な被害を受けて、安全に利用していただくための修復作業、復旧作業が進んでいると考えております。利用者の利便性に配慮して、さらに迅速に進めていく必要があろうかと考えております。

(UMK)

部競技団体では、大会の延期も出ていると思います。比較的大きな規模の大会が開催される重要な施設ですので、そのあたりも含めて改めてお考えをお願いします。

(知事)

用者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、やはり安全が第一でありますので、早期の復旧に努めることと、それから代替の会場については競技団体である主催者と一緒に考えていく必要があろうかと考えております。具体的にどういうものが計画されているかというところまで把握しているわけではありません。

緊急速報メールの配信について

(朝日新聞)

13日の夜に発生した地震で、発生後、津波注意報が出たことを携帯電話で伝える緊急速報メールが県から配信されたのが21時56分で、地震発生から27分後だったと思うんですけど、これはやはり遅いなとか課題に考えていらっしゃるのか知事の認識と、その理由とか今後どうするのか教えてもらえればと思います。

(知事)

れはやはり迅速に伝えるべき内容であったかと考えております。この反省を今後に生かす必要があると考えておりますが、津波に関する警報・注意報は大津波警報、津波警報、それから津波注意報と3種類ある中で、津波警報までは国からプッシュ型で自動的に各キャリアから配信されます。津波注意報については、各自治体の判断で伝達ができるということになっていて、それを津波警報等と同じように自動的に配信するシステムを改修しているところでありまして、今年度中にはそのシステムが整いますので、今回のような事態にはならないということであります。これまでは手動で配信していたということで、我々として反省すべきであります。昨年の夏の地震のときは、開庁時間でありましたので職員がすぐに対応できたわけでありますが、今回は閉庁している時間帯でもあり、他との連絡に時間が割かれていたため、そのような対応の遅れにつながりました。やはり大事なことは、今申し上げましたように情報を迅速に伝えることであって、そのためのシステム改修を進めておりますので、そのようなことが二度と起こらないようにしてまいりたいと考えています。

(NHK)

の他ご質問ないようですので、終了させていただければと思います。

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