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掲載開始日:2021年5月24日更新日:2024年7月19日

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工事検査課の業務概要

工事検査課は、県の環境森林部、農政水産部及び県土整備部(公共三部)が発注した公共工事の検査業務を行う組織として、平成20年4月に創設されました。
主な仕事は、その名のとおり各部が発注した道路施設、建築物等が設計図書どおりに造られ、安全で、強くて、長持ちし、使いやすいものとなっているか、工事が適切に行われているかなどを検査することです。
令和5年度の公共三部の工事検査総数は2,341件で、このうち1,909件を工事検査課の職員が検査しています。

【工事検査】

工事検査では、公共工事の品質向上を目的に受注者に技術的助言を行なっています。

《環境森林部発注工事》

(写真)林道工事検査状況

(写真)集水井工事

(写真)環境森林

(写真)流路工検査

林道、集水井、治山工事の完成検査の状況です。

《農政水産部発注工事》

検査状況農政水産部工事

(写真)管渠工事2

農地に水を送水するパイプライン工事の検査状況です。

(写真)ほ場整備工事

ほ場整備工事の検査状況です。

宮崎県浮魚礁

H28年度浮き魚礁1

日向灘に設置する浮き魚礁の検査状況です。

《県土整備部発注工事》

建築検査状況1

建築検査状況2

建築・設備の検査状況です。

 

(写真)トンネル工事検査状況

トンネル工事の検査状況です。

【研修、全体会議】

県職員や市町村職員を対象に工事検査に関する研修を行い、技術力の向上を図っています。

また、平成27年度からは、市町村が行う公共工事への技術支援の一環として、県工事検査での臨場検査研修を実施しております。

(写真)センター検査研修

(写真)市町村臨場研修

建設技術センター工事検査研修と市町村職員の県工事検査への臨場検査研修状況です。

工事検査課の工事検査専門員も、検査技術の向上と公正・公平な検査実施のため、1人年間3件程度他の工事検査専門員の検査に同行して検査研修を受けています。

(写真)流路工同行研修

その他に国や民間研修機関の研修を受けています。

また、年5回の全員参加の会議や定期的に行われる各部毎の会議により、検査における課題解決と検査技術の向上に取り組んでいます。

(写真)工事検査課全体会議

工事検査課全体会議の討議と部会に分かれてのワーキングの状況です。

民間技術者を対象とした研修でも講師を務めています。

(写真)コンクリート関連技術者講習会

【工場監査・検査の立会】

公共工事で最も多く使用されている材料として生コンクリートがありますが、その品質の確保と向上を図るため、宮崎県生コンクリート品質管理監査会議による監査が行われており、工事検査専門員も立会っています。
また、擁壁や側溝などの工場で製作される製品も公共事業でよく使用されます。このため、宮崎県土木コンクリートブロック協会や宮崎県コンクリート製品協同組合は、工場での品質管理等が適正に行われているか確認する自主検査を行なっており、工事検査専門員も立会っています(右写真)。これらの立会いを通じて、技術的助言等を行なっております。

(写真)平成28年二次製品検査立会

(写真)工場検査

【令和5年度工事検査実施状況】

区分

1千万円未満

の検査件数

1千万円以上

の検査件数

工事検査課

検査件数

38

1,871

1,909

事務所等

検査件数

277

155

432

315

2,026

2,341

【工事検査における主な指導助言事項の状況】

指導助言事項の状況(令和5年度)

《適正な施工体制の確保》

  • 作業主任者の配置
  • 施工体制台帳・施工体系図の適切な記載
  • 施工体制台帳に添付する作業員名簿の適切な作成

《契約書等の履行状況》

  • 働き方改革に関する施策についての監督員協議
  • 再生資源利用促進実施書の適切な作成
  • 占有物や架空線の調査

《施工計画書記載事項》

  • 施工計画書作成にあたっての、書類簡素化の適切な実施
  • 土石流や急傾斜地における安全対策の記載
  • 現場環境改善費や熱中症対策などの働き方改革関連施策に関する記載
  • 施工方法の具体的な記載
  • 資材、機材の輸送計画の記載
  • 出来形管理計画、品質管理計画、社内検査計画等

《工事実施状況》

  • 適切な産業廃棄物処理
  • 施工時の適切な安全対策
  • 材料使用願の適切な提出
  • 使用材料写真の適切な撮影

《施工状況》

  • 着手前・完成写真の適切な撮影
  • コンクリート工関係のスペーサーの適切な配置、鉄筋に付着した泥などの清掃、打継ぎ面の適切な処理、打設前吸水、ブリージング水の除去、打設高さ等
  • 舗装工関係の継目の乳剤塗布、縦横目地のずらし、端部、継目の適切な転圧、養生砂の清掃等
  • 法面の雨水対策、法肩の処理、リバウンド処理等

《出来形管理》

  • 出来形管理図表の誤記、記載もれ等
  • 規格値が定められていない工種における監督員との協議

《品質管理》

  • 品質管理総括表の適切な作成、誤記
  • コンクリートにおける小規模構造物の適用

《出来ばえ》

  • コンクリートの養生中の第三者の侵入の防止

《良かった点》

  • 地元との密接な協議で円滑に工事を完成させた。
  • CCUSや情報共有などの新しい取り組みに積極的に取り組んだ。
  • 施工管理に使用する定規などを工夫して効率的に管理を行なった。

お問い合わせ

環境森林部・農政水産部・県土整備部共管工事検査課
〒880-8501宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
環境森林部関係の電話:0985-33-9817
農政水産部関係の電話:0985-26-7567
県土整備部関係の電話:0985-26-7563
ファクス:0985-26-7321
メールアドレス:kojikensa@pref.miyazaki.lg.jp

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