【県内1例目】新富町における高病原性鳥インフルエンザの対応状況について
令和4年11月20日に家畜伝染病「高病原性鳥インフルエンザ」の疑似患畜が新富町の採卵鶏農場で確認されました。
県では本庁に宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部、高鍋総合庁舎に現地対策本部を設置し、併せて新富町においても対策本部を設置するなど防疫体制を整備し、11月22日18時に防疫措置を完了しました。
1発生農場の情報
発生地域:新富町
種別:採卵鶏
羽数:約16万羽
2経緯
- 11月19日8時55分、当該農場において死亡鶏が増加した旨、家畜伝染病予防法第52条に基づく報告請求により判明したことから、宮崎家畜保健衛生所が農場立入検査を実施。
- 同日11時30分、同家畜保健衛生所が当該農場において、鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
- 同日14時00分、同家畜保健衛生所において、当該農場から持ち帰った検体について鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、A型インフルエンザ陽性を確認。
- 同日15時00分、宮崎県高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部を設置
- 同日18時00分、第1回防疫対策本部会議を開催
- 11月20日1時00分、同家畜保健衛生所における確定検査(PCR検査)の結果、H5亜型の遺伝子が確認され、この結果を農林水産省に送付したところ、同日4時00分に高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。同時刻、防疫措置を開始。
- 同日7時00分、自衛隊に災害派遣を要請。
- 11月21日9時00分、約13万2千羽を殺処分。
- 同日15時00分、約14万5千羽を殺処分。
- 同日20時25分、全ての鶏の殺処分を完了。
- 11月22日18時00分、当該農場の防疫措置完了。
- 11月24日17時00分、疑似患畜から検出されたウイルスがH5N1亜型であることが確認され、高病原性鳥インフルエンザの患畜であると判定。
- 同日17時00分、疑似患畜の確認を受けて実施した「発生状況確認検査」において臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。
- 移動制限区域内の農場を対象として実施した「清浄性確認検査」において、臨床検査「異常なし」、ウイルス分離検査「陰性」及び血清抗体検査「陰性」を確認。
- 検査結果に基づき、12月7日14時00分をもって発生農場から3~10km以内の搬出制限区域を解除。併せて消毒ポイントの一部を終了。
- 12月14日(水曜日)午前0時(令和4年11月22日の防疫措置完了から21日経過後)発生農場を中心とする半径3km以内の移動制限区域を解除。併せて消毒ポイントを終了。
3動員
- (1)動員
- 第1班255名(自衛隊127名、県97名、JAグループ25名、団体等6名)
- 第2班208名(自衛隊73名、県105名、国5名、JAグループ25名)
- 第3班207名(自衛隊78名、県129名)
- 第4班135名(県117名、JAグループ15名、団体等3名)
- 第5班137名(県112名、国9名、JAグループ15名、団体等1名)
- 第6班90名(県90名)
- 第7班90名(県90名)
- (2)掘削、埋却等高鍋地区建設業協会39名
- (3)この他、様々な関係団体等の協力を得て、防疫作業を実施
4移動制限区域の解除及び消毒ポイントの終了について
発生農場を中心とする半径3km以内の移動制限区域を解除。併せて消毒ポイントを終了。
(終了)制限区域及び消毒ポイント(PDF:246KB)
(終了)消毒ポイントリスト(PDF:204KB)
5プレスリリース情報