トップ > しごと・産業 > 中小企業・金融 > 経営・技術支援 > BCP(事業継続計画)を策定し、今日から災害に備えましょう

掲載開始日:2025年3月18日更新日:2025年3月20日

ここから本文です。

BCP(事業継続計画)を策定し、今日から災害に備えましょう

県は、中小企業の皆様に向けて、災害時においても人命と経営資源を守り、早期の復旧及び事業継続を実現するための計画、BCP(事業継続計画)の策定を推奨しています。

しかしある調査では、「災害対応の知識がない」・「つくり方がわからない」・「作成できる人材がいない」・「時間がない」といった理由から、本県企業のBCP策定の進捗は順調とは言えないことが報告されています。

また、昨今の物価高などにより、多くの中小企業が大変厳しい経営環境にある中においては、これを企業が独力で解消することが困難な状況にあります。

そこで県では、BCP策定のハードルを軽減する「宮崎県版BCPひな形」及び「宮崎県版BCPひな形ライト」を作成しました。

BCP(事業継続計画)とは?

BCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合においても、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を実現するために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

しかし、BCPは企業が独自に作成すべきものであるとされているため、所定の様式がありません。そのため多くの方にとって、何を確認し何を記載すればよいのかがわからず、その作成が困難となっています。

今回作成した「宮崎県版BCPひな形」及び「宮崎県版BCPひな形ライト」は、あらかじめ計画に盛り込むべき事項が見出しとして列挙されているため、そのような困難が大幅に軽減されています。

また、編集及びコピーアンドペーストが可能な記入例をあらかじめ入力したものも用意しておりますので、記入例の一部を自社に合った内容に打ち換えるなど、ご活用ください。

「宮崎県版BCPひな形」及び「BCP策定の手引き」について

「宮崎県版BCPひな形」

「宮崎県版BCPひな形」はA3判4枚(うち一枚は表紙)で、下記の構成となっています。

  1. 分析・検討シート:災害時に被る可能性のある損害、優先すべき業務とその復旧時間の目標設定、目標を実現するために必要な平時の備え等を入力する
  2. 計画シート1:災害により事業が中断された場合の基本方針、対応責任者、最重要事業と、その復旧時間の目標及び避難、安否確認等の初動対応手順を入力する
  3. 計画シート2:最重要事業を継続・復旧するための対応手順、資金対策等を入力する

「BCP策定の手引き」

「BCP策定の手引き」は、「宮崎県版BCPひな形」にはすべてを盛り込むことが難しい、BCPを策定する上での重要な考え方、例えば「目標復旧時間」をどのように決定するのかや、各項目にどのような内容を入力しておくと災害時に効果的か、などが示されたガイドブックです。

ひな形を入力する際、常に隣に広げておくことで、より実践的なBCPを策定する助けになります。

「宮崎県版BCPひな形ライト」について

「宮崎県版BCPひな形ライト」は、「宮崎県版BCPひな形」をさらに簡便にしたもので、三つ折りにして使用することを想定した両面シート一枚としています。

災害発生時は、全社員がポケットに入れて携行することで、何をどのように確認すればよいのかや、確認したことを誰に報告すればよいのか、誰が何を取りまとめているのかなどをいつでも確認することができます。これにより全社員が共通の指針により行動し、組織的な災害対応を実行することができます。

ひな形のダウンロードはこちらから

宮崎県版BCPひな形ライト(簡易版・業種共通)

宮崎県版BCPひな形(業種別)

製造業の方

卸売・小売業の方

建設業の方

飲食サービス業の方

運輸業の方

宿泊業の方

その他汎用

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

商工観光労働部商工政策課商工団体・商業振興担当 担当者名:川越

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-26-7337

メールアドレス:shokoseisaku@pref.miyazaki.lg.jp

スマートフォン版を表示する