令和3年度第2回宮崎県公共事業評価委員会審議録
1.開催日
令和4年2月2日(水曜日)
2.場所
防災庁舎5階防51号室
3.出席者
- 委員
- 委員長:村上啓介
- 委員:甲斐惠子
- 委員:川瀬隆千
- 委員:雉子谷佳男
- 委員:柴田志摩子
- 委員:嶋本寛
- 委員:平奈緒美
- 委員:多炭雅博
- 委員:鳥山純代
- 執行部局
- 農政水産部農村整備課、農村計画課
- 県土整備部河川課、都市計画課
- 事務局
4.審議事業
県土整備部所管事業における公共事業再評価について
農政水産部所管事業における公共事業再評価について
(対象理由)
- 事業採択前の準備・計画段階にある公共事業で5年を経過する事業
- 事業採択後10年を経過する公共事業
- 事業採択後5年を経過する時点で着工できないことが明らかな公共事業
- 再評価実施後5年(下水道事業にあっては10年)を経過する公共事業
- 1.から4.項の規定にかかわらず、国の対象要件が示された国庫補助事業で、再評価を実施する必要があると認める公共事業
- 社会経済情勢の変化等により再評価を実施する必要があると認める公共事業
農政水産部所管事業における公共事業事前評価について
県土整備部所管事業における公共事業事前評価について
5.審議結果
- 県土整備部所管事業における公共事業再評価の審議結果について、次の事業については、評価の内容及び方針は適当である。
- 河川事業一級河川大淀川水系花の木川
- 河川事業二級河川広渡川水系広渡川
- 河川事業一級河川大淀川水系横市川
- 河川事業二級河川福島川水系天神川
- 河川事業二級河川一ツ瀬川水系三財川
- 農政水産部所管事業における公共事業再評価の審議結果について、次の事業については、評価の内容及び方針は適当である。
- 農政水産部所管事業における公共事業事前評価の審議結果について、次の事業については、評価の内容及び方針は適当である。
- 湛水防除事業天神地区
- 経営体育成基盤整備事業高木古田第1地区
- 経営体育成基盤整備事業新田西地区
- 県土整備部所管事業における公共事業事前評価の審議結果について、次の事業については、評価の内容及び方針は適当である。
6.審議録
県土整備部公共事業再評価
<一括審議>
1.河川事業一級河川大淀川水系花の木川(都城市)
- 委員
河川事業一級河川大淀川水系花の木川については、継続ということで了承する。
2.河川事業二級河川広渡川水系広渡川(日南市)
- 委員
河川事業二級河川広渡川水系広渡川については、継続ということで了承する。
3.河川事業一級河川大淀川水系横市川(都城市)
- 委員
河川事業二級河川広渡川水系広渡川については、継続ということで了承する。
4.河川事業二級河川福島川水系天神川(串間市)
- 委員
松清橋とひきじ橋の間の進捗が少ない理由はなぜか。
- 県
松清橋とひきじ橋の間に用地交渉を続けている土地があるため。また、ひきじ橋より上流については、その進捗後に工事着手することとしている。
- 委員
河川事業二級河川福島川水系天神川については、継続ということで了承する。
5.河川事業二級河川一ツ瀬川水系三財川(西都市)
- 委員
河川事業二級河川一ツ瀬川水系三財川については、継続ということで了承する。
農政水産部公共事業再評価
<個別審議>
1.中山間地域総合整備事業七折地区(日之影町)
- 委員
日之影町の戸川地区は、石垣の村として高い石垣があったり、端石の階段があったりと素敵な景観を保っているが、営農飲雑用水施設整備を行うことで、景観を損なうことはないか。
- 県
営農飲雑というのは、いわゆる飲み水と作物等に使用する営農用水を一緒に利用するものであり、一部水を貯水するものが地表に設置されることはあるが、その他の配管については地中に埋設しているため、景観上目に見えることはほぼない。
- 委員
中山間地域総合整備事業七折地区については、継続ということで了承する。
農政水産部公共事業事前評価
1.湛水防除事業天神地区(宮崎市)
- 委員
費用対効果の効果を算定する際に、今後何十年程度の効果としているのか。
- 県
事業完了から40年を見込んで算定している。
- 委員
本事業は農業用の事業であるため、宅地はこの事業に関しては全く考慮されていないのか。
- 県
事業の考え方として、農業被害解消であるため宅地の浸水を排除するという考えでは無いが、整備することで結果として宅地等にも大きな被害軽減が図られるということになっている。
- 委員
湛水防除事業天神地区については、事業着手を了承する。
2・3.経営体育成基盤事業高木古田第1地区(都城市)、新田西地区(新富町)
- 委員
両地区において、事業前後で営農作物や裏作物の変化を表しているが、実際は農家がどうするか判断するかと思われる。そこで、これまで既に実施された事業で、変化の予測と実態があっているのか、外れているのか伺いたい。
- 県
全てでは無いが、一昨年事後評価を実施した別地区では、計画と実績が同じとなっていた。
- 委員
両地区において、自然環境への配慮の点数が低い理由はなぜか。環境に配慮していないという意味ではないと思われるが。
- 県
環境に配慮していないというわけではなく、この項目については、生態系や希少動物への保全計画がある場合に点数が入ってくるため、配慮するような動植物がこの地区にいないことから、特段計画は作られておらず、点数が低くなっている。
- 委員
地元の合意形成が満点で無い理由は。
- 県
2点要因があり、1点目が「受益者の意向」という項目で、相続等で1名了解が得られていない方がいるが、耕作者等からの要望が来ている地区であるため、実際は問題ないところである。2点目の「住民参加による計画策定」という項目では、アンケートを取ったり、説明会等を実施しているため、地区住民に説明は十分されているが、ワークショップを実施していないことから、点数が上がっていないところである。
- 委員
2つの地区で受益面積は2倍程度の差であるが、コストは3~4倍の差が生じている理由を伺いたい。
- 県
新田西地区においては、全面的に文化財がある箇所であり、事業の前に文化財調査を実施する必要があるため、費用が割高となっている。
- 委員
経営体育成基盤事業高木古田第1地区及び新田西地区については、事業着手を了承する。
県土整備部公共事業事前評価
1.街路事業中村木崎線国富工区(宮崎市)
- 委員
地元説明会において、住民から反対意見等はなかったか。
- 県
反対意見はなく、早く進めてほしいという意見を多くいただいた。
- 委員
今回の国富工区は、同じ路線の他工区と比較してメーター当たりの費用の差は生じているか。
- 県
国富工区においては、道路沿いの店舗や家屋が密であることや、横断歩道橋を撤去新設する建設費も発生するため、多少他工区よりも割高となっている。
- 委員
街路事業中村木崎線(国富工区)については、事業着手を了承する。
関連するページへのリンク