掲載開始日:2024年5月21日更新日:2024年5月21日
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CKD(慢性腎臓病)とは、腎臓の働き(GFR)が健康な人の60%未満に低下する(GFRが60㎖/分/1.73平方メートル未満)か、あるいはタンパク尿が出るといった腎臓の異常が続く状態を言います。
CKD(慢性腎臓病)は、新しい国民病と言われ、日本ではCKDの患者が約1,330万人以上いると推計されています。
年をとると腎機能は低下していきますから、高齢者になるほどCKDが多くなります。高血圧、糖尿病、コレステロールや中性脂肪が高い、肥満やメタボリックシンドローム、腎臓病、家族に腎臓病の人がいる場合は要注意です。
さらにCKD(慢性腎臓病)は、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患の重大な危険因子になっています。
つまり、腎臓を守ることは、心臓や脳を守ることにも繋がります。
厚生労働省腎疾患対策https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/jinshikkan/index.html
CKD(慢性腎臓病)の初期には、ほとんど自覚症状がありません。貧血、疲労感、むくみなどの症状が現れたときには、病気がかなり進行している可能性もあります。定期的に尿検査や血液検査を受けましょう。
健康診断などで測定した血清クレアチニン値を参考に、自分のGFRはどのくらいか計算することができます。
腎機能をチェックしましょう!(GFR値の自動換算)(外部サイトへリンク)
肥満、運動不足、飲酒、ストレスなどの生活習慣は、CKD(慢性腎臓病)の発症に大きく関与していると言われています。
CKD(慢性腎臓病)の予防の目的は、透析が必要な末期腎不全への進行を遅らせることと、心血管疾患になるのを防ぐことです。
そのためにも、まず生活習慣の改善が重要です。
また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある人は、医療機関を受診して、治療しておくことが大切です。
宮崎県では、糖尿病性腎症を含むCKD(慢性腎臓病)の患者さんが、薬剤による腎機能低下を防ぐため、お薬手帳に貼るCKDシールを作成しました。
かかりつけ医や薬剤師が、CKDシールを確認することで、腎臓の働きを考えたお薬の調整がしやくすくなり、患者さんの腎臓を守ります。
このシールをお薬手帳に貼ってもらった患者さんは、腎臓以外の病気で受診される時や、薬局に処方箋を提出するときは、必ず、お薬手帳を出して、CKDシールを見せるようにしましょう。
G1とG2は緑色、G3aは黄色、G3bはオレンジ色、G4とG5は赤色のシールになります。
CKDシールが必要な場合は、こちらのデータをダウンロードすると、各自準備していただいたラベルに印刷をすることができます。
また、各医療機関で印刷が難しい場合は、CKDシール送付依頼票に必要事項を入力の上、健康増進課までFAXにてお申込みください。
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福祉保健部健康増進課がん・疾病対策担当
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