掲載開始日:2021年10月1日更新日:2023年11月1日
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宮崎県が実施する肝炎対策について紹介します。
B型及びC型肝炎に代表されるウイルス性肝炎は国内最大級の感染症とも言われ、多数の持続感染者がいると推定されていますが、感染時期が明確でないことや自覚症状がないことが多いため、適切な時期に治療を受ける機会がなく、本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんへ移行する感染者が多く存在することが問題となっています。
県では、肝炎の早期発見のための検査費用や感染が確認された方の治療費及び入院・通院費を助成する事業を実施しているほか、啓発活動を行う等により肝炎対策に取り組んでいます。
肝炎対策に係る事業のうち、医療費助成に係る事業は以下のとおりです。
No | 事業名 | 概要 |
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1
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県内の医療機関において、B型及びC型肝炎ウイルスの無料検査を実施しています。 |
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2
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ウイルス性肝炎重症化予防事業 | 肝炎ウイルス検査の結果が陽性であった方の初回精密検査費用と肝炎ウイルスの感染を原因とする慢性肝炎、肝硬変及び肝がんの定期検査費用を助成しています。 |
3
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肝炎治療費助成事業 | C型ウイルス性肝炎の根治を目的としたインターフェロン治療とインターフェロンフリー治療及びB型ウイルス性肝炎に対して行われる核酸アナログ製剤治療とインターフェロン治療に係る費用を助成しています。 |
4
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肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業 | B型及びC型肝炎ウイルスによる肝がん、重度肝硬変の方の入院関係医療及び肝がんの外来医療に係る費用を助成しています。 |
また、各種事業の全体概要については、下記の資料も御覧ください。
県では、宮崎大学医学部附属病院肝疾患センターに、県民の皆様が気軽に肝炎に関する相談をできる窓口を設置しています。相談は無料でできますので、肝炎という病気のこと、治療方法や費用のことなど、お気軽にご相談ください。
詳細につきましては、下記のページおよびリーフレットをご覧ください。
医療機関における肝炎ウイルス検査の告知漏れを防ぐと共に、陽性となった患者を専門医受診に繋げる仕組みを構築することを目的に、医療従事者を対象とした医療安全講習会をWeb開催いたします。
(注)医療従事者向けの講習会であり、一般の方の参加は受け付けておりませんのでご注意ください。
詳細につきましては、リーフレット(PDF:454KB)をご覧ください。
令和5年3月22日付け厚生労働省より通知がありましたのでお知らせします。
各事業者および保険者におかれましては、労働者に対する肝炎ウイルス検査の受診勧奨や、肝炎の治療と仕事の両立への配慮等について、ご協力をお願いいたします。詳細は厚生労働省の通知をご確認ください。
令和5年3月10日付け厚生労働省より通知がありましたのでお知らせします。
各医療機関におかれましては、妊産婦向けリーフレット等をご活用いただき、妊産婦に対する肝炎ウイルス検査結果の確認方法や、精密検査等の受診勧奨、相談先に関する情報提供の充実について、ご協力をお願いいたします。詳細は厚生労働省の通知をご確認ください。
<参考資料>
令和5年3月9日付け厚生労働省より通知がありましたのでお知らせします。
各医療機関におかれましては、手術前等に行われる肝炎ウイルス検査の受検者に対し、検査結果の説明を行うとともに、陽性者に対するフォローアップや精密検査等の情報提供を実施するようご協力をお願いします。詳細は厚生労働省の通知をご確認ください。
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福祉保健部健康増進課がん・疾病対策担当
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7079
ファクス:0985-26-7336
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