掲載開始日:2020年12月25日更新日:2024年12月2日
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病気などの理由によって正常な造血が行われなくなった場合に、健康な人(ドナー)から吸引し、採取した骨髄液を患者さんの静脈へ注入して、病気を根本的に治そうというのが骨髄移植です。つまり骨や臓器の移植ではなく骨髄液の移植のことです。太い神経がある脊髄(せきずい)に針を刺すことはありません。
ドナーになるためには、骨髄バンクにドナー登録をする必要があります。ドナー登録希望者は、説明員から登録やHLA型(白血球の型)が一致した場合の提供までの手順などに関して説明を受け、同意をした場合、HLA型を調べるために2ミリリットルの採血をします。登録は以上で終了です。登録後、患者さんとHLA型が一致した場合には、医師やコーディネーターによる説明等が行われ、同意が得られれば骨髄液の提供に進みます。
骨髄移植を成功させるためには、患者さんとドナーのHLA型(白血球の型)を一致させる必要があります。この一致する確率は兄弟姉妹で4人に1人、それ以外では数百人から数万人に1人と非常に低いため、骨髄移植を受けられない患者さんが少なくありません。
骨髄移植を必要としている患者さんは毎年少なくとも2,000人を数えます。一人でも多くの患者さんを救うには、一人でも多くのドナー登録が不可欠です。
(注意)血圧や病気の既往症によってはドナー登録をご遠慮いただく場合があります。
詳細な条件は日本骨髄バンクのページ(外部サイトへリンク)をご確認ください。
宮崎県赤十字血液センターのご協力により、献血バスの配車による移動献血に併せて、県内各地で骨髄バンク登録会を開催しています。骨髄バンク登録会の開催状況については、下記日程表をご確認ください。
骨髄バンクドナー登録会開催日程表(12月)(PDF:250KB)
登録窓口 | 電話番号 | 開設時間 |
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献血ルーム・カリーノ | 0985-23-0007 | 毎日(年末年始は休館の場合あり) 9時30分~13時20分 14時30分~17時20分 |
中央保健所 | 0985-28-2111 | 第3木曜日 13時~15時30分(要予約) |
日南保健所 | 0987-23-3141 | 第2木曜日 13時30分~15時00分(要予約) |
都城保健所 | 0986-23-4504 | 第1、第3水曜日 9時~11時(要予約) |
小林保健所 | 0984-23-3118 | 第2木曜日 13時30分~15時(要予約) |
高鍋保健所 | 0983-22-1330 | 第2木曜日 13時30分~14時30分(要予約) |
日向保健所 | 0982-52-5101 |
第3木曜日 |
延岡保健所 | 0982-33-5373 |
第2、第4水曜日 |
高千穂保健所 | 0982-72-2168 | 第3火曜日 13時~14時(要予約) |
<注意>保健所については、事前の電話予約をお願いします。
登録に必要な採血は2ミリリットルです!
県では、令和5年4月に、市町村が骨髄・末梢血幹細胞(以下「骨髄等」という。)を提供するドナーおよびドナーを雇用する事業所に対して助成をする場合に、その経費の一部を補助する「宮崎県骨髄等移植ドナー助成支援事業費補助金」を新設しました。
この制度を導入することで、県内市町村における骨髄等の提供・移植に向けた取組を後押しし、一人でも多くの方へ骨髄等の移植が実現するよう、取り組んでいきます。
補助対象 | 県内でドナー助成制度を実施している市町村 |
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補助対象経費 |
ドナー:骨髄等の提供に要した日数×2万円(上限7日) |
補助率 | 2分の1以内 |
(注意)助成内容や申請方法等の詳細は、お住まいの市町村へお問い合わせください。
骨髄提供の際、ドナーは4~6回の外来受診に加え、4~7日間程度の入院が必要となり、一定期間の休暇取得が必要となることから、時間的・身体的負担が大きい現状があります。これらの負担を軽減し、スムーズな骨髄提供につなげていくことが社会的にも要請されているところであり、企業・団体の皆様におかれては、職員が骨髄提供に要する期間を有給の特別休暇とする「ドナー休暇制度」の導入について、ご検討くださいますようお願いします。
ドナー休暇制度導入についてのお問い合わせは、公益財団法人日本骨髄バンクまでお願いします。日本骨髄バンクのページ(外部サイトへリンク)
「あなたから骨髄をいただき、わたしは骨髄移植をすることができました。経過も順調でまもなく仕事に戻れます。社会復帰など考えもできなかった私にとって、この気持ちをなんと表現して良いか言葉が見つかりません。このいのちの贈り物は生涯忘れることはありません。本当にありがとうございました。」(39歳・男性・慢性骨髄性白血病の患者)
「少し痛い思いをしましたが、私の骨髄が病気で苦しむ方のお役に立ったのなら、その満足感にまさるものはありません。骨髄液を提供できたことは、私が健康であることの証です。私に人様の命を救うお手伝いができたなんて信じられないほどです。この感動をいただいた私の方こそありがとうと言いたいと思います。」(29歳・女性・会社員の提供者)
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福祉保健部健康増進課がん・疾病対策担当
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