掲載開始日:2025年3月19日更新日:2025年3月19日
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森林は、木材などの林産物の供給はもとより、水を貯え、生物多様性を育み、県土の保全や地球温暖化対策の上で重要な役割を果たすなど、多面的な機能を有しており、私たちの安全・安心な生活を守る「緑の社会資本」です。
一方で、林業採算性の悪化や森林所有者の経営意欲低下、再造林の担い手不足等の様々な要因により、近年、再造林率は70%台にとどまっており、伐採後に放置されている森林が増えるなど、林業・木材産業の持続性や多面的機能の低下が懸念されています。
森林が有する多くの機能が十分に発揮されるよう、人工林を伐採した跡地には成長の早いスギなどを再造林し、早期に成林させることが重要であるとともに、現地状況等に応じて広葉樹の植栽や針広混交林(針葉樹と広葉樹が混ざった森林)への誘導を進めるなど、森林資源の適正な管理・利用が図られなければなりません。
再造林・・・人工林を伐採した跡地に、再び苗木を植栽し、森林を造成すること。
県では、本県の強みを生かし、未来創造に向けた更なる成長につなげるため、「子ども・若者」「グリーン成長」「スポーツ観光」の3つの分野で日本一に挑戦するプロジェクトに取り組んでいます。
このうち、グリーン成長プロジェクトでは、再造林率日本一を目標に、ゼロカーボン社会と地域資源を活用した産業成長の実現を目指しており、産学官と県民が一丸となって抜本的な再造林対策を進める「宮崎モデル」を構築することとしています。
グリーン成長プロジェクトに関連する各種事業については、関連リンクからご確認ください。
グリーン成長プロジェクトを実効性のあるものにするためには、再造林の推進が、森林資源の循環利用はもとより、水源の涵養や県土の保全等の森林の公益的機能の維持にもつながる重要な課題であることを認識し、林業関係者や県民が一丸となって取り組むことが必要不可欠です。
この条例は、再造林を推進するための基本理念を定め、県の責務並びに市町村、森林所有者、森林組合、事業者及び県民の役割を明らかにするとともに、再造林の推進に関する県の施策の基本となる事項を定めることにより、県民の安全・安心で豊かな暮らしを実現することを目的としています。
再造林の推進に向けて、普及啓発資材(チラシ、リーフレット、パンフレット、30秒動画)を制作しましたので、是非ご覧ください。
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環境森林部環境森林課 再造林推進室再造林推進担当
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7154
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