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掲載開始日:2018年6月1日更新日:2024年5月27日
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病害虫の発生生態の解明、総合防除技術の確立、発生予察・診断技術の高度化など、多面的な取組により農業セーフティーネット支援技術の開発を進めます。
サツマイモ基腐病が、感染芋や苗を介してほ場内に侵入し、さらに発病した残さが土中に残存して翌年の感染源になることを解明しました。
さらに、次の3つの対策が有効であることを明らかにするとともにマニュアルを作成して、周知を図りました。
サトイモ疫病菌の伝染経路を解明し、圃場残渣の適正な処分や種芋消毒、排水対策や薬剤防除技術などをまとめた対策マニュアルを作成しました。
高密度播種育苗の導入によって懸念される農薬の残効期間について検証し、本田期のドローン防除と組み合わせにより省力かつ安定的な防除体系を開発した。
施設果菜類の植え替え時のウイルス病対策は極めて重要な異から、植え穴処理時の粒剤の効果発現までの期間を浸透移行性のない茎葉処理剤で防除する効果的な防除技術を確立しました。
露地作ではドローンを活用した薬剤防除について、複数の品目や対象病害虫に対する具体的な検証を行います。
施設園芸では、AIによる病害予測・防除支援システムを活用した効率的な防除の有効性を検証するとともに、新規くん蒸剤や常温煙霧機などを利用した省力的防除技術を検討します。
新奇に侵入が確認されたトマトキバガや、徐々に拡大傾向にあるサツマイモ基腐病について、本県における発生実態を明らかにするとともに、耕種管理や、物理的・化学的防除技術を組み合わせた総合防除体系を構築します。
果菜類では、ウイルス病を媒介するアザミウマ類やコナジラミ類等の難防除微小害虫に対して、物理的・生物的防除資材の活用により安定的なICM導入技術の開発・改善を図ります。
マンゴーやライチといった亜熱帯特産果樹において、主要病害虫の発生生態を解明し、微生物農薬を含む効率的な防除技術体系を確立します。
宮崎県総合農業試験場
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