掲載開始日:2015年5月20日更新日:2015年5月20日
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デング熱とは、デングウイルスが感染して起こる急性の熱性感染症です。
デングウイルスに感染した患者の血液を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します(蚊媒介性)。
体内からウイルスが消失すると症状が消失する、予後は比較的良好な感染症ですが、まれに出血症状を発症することがあります。その際に適切な治療がなされないと、致死性の病気になります。
※2014年夏の国内発生例は、関東を中心に発生しましたが、今後県内での発生も考えられます。
デング熱は蚊を媒介して感染しますので、蚊にさされないように肌の露出を抑えることや、蚊の発生源(不要な水たまり等)を作らないようにしましょう。
ウイルスを運ぶ蚊はヒトスジシマカとネッタイシマカですが、日本に広く分布しているのはヒトスジシマカです。(出典:国立感染症研究所)
ヤブカの仲間で体長4.5ミリ程度、背中に1本の白い線とW字状の横線がある。
活動はするのは、5月中旬から10月下旬頃。
雑木林や竹林などで繁殖し、日中に活動が活発化する。
飛行範囲は50~100メートルで、寿命は30~40日程度。
節足動物媒介感染
(感染蚊の刺咬により、ヒト→蚊→ヒトに感染)
2~15日(多くは3~7日)
突然の発熱、疼痛(頭痛、眼痛、背部痛、関節痛、筋肉痛)、全身倦怠感が主症状であり、上気道症状、消化器症状を呈することもあります。
発熱は5~7日続くことが多く、四肢を中心に発疹を伴うことも多いです。
ごくまれに、発熱後、ショックと出血傾向を主な症状とする致死的病態が出現することもあります。
デング熱に特異的な治療法はなく、個々の症状に対する治療を実施する対処療法しかありません。
有効なワクチンはないため、特に蚊との接触を避けることが重要になります。
蚊に刺されて、発熱等の症状がある場合には、かかりつけの医療機関などにご相談ください。
福祉保健部健康増進課
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