掲載開始日:2021年11月19日更新日:2024年8月27日
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宮崎県では、台風による雨や、梅雨時期の集中豪雨などによりたびたび大きな災害が発生しています。また、近年、全国各地で集中豪雨や土砂災害による被害も増えています。 風水害は、ある程度発生時期や大きさ、洪水や土砂くずれなど災害が発生しやすい場所が予測できますので、災害の特徴を知るとともに、事前の備えをすることで、風水害の被害を防ぐことができます。 場所によって災害の危険性も異なりますので、お住まいの市町村の防災に関する情報を確認したり、地域の防災訓練に参加するなど正しく災害に備えておきましょう。 |
宮崎県は地理的にも台風の影響を受けやすく、7月下旬から10月にかけて襲来する台風により毎年のように災害が発生しています。 平成17年9月4日から6日にかけて宮崎県に接近した台風14号は、総雨量1,000ミリを超える記録的な大雨をもたらしました。県内各地で浸水や土砂災害などが発生し、13名の尊い命が失われ家屋の全半壊は4,517棟にものぼりました。 |
大雨により河川の増水することにより、堤防の決壊や河川の水が氾濫することにより起こります。 |
河川の増水により排水が出来なくなったり、排水が追いつかず用水溝や下水溝などから水が溢れて起こります。
傾斜が急な山が多い日本は、台風や大雨、地震等が引き金となって、がけ崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害が発生しやすい環境にあります。
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竜巻は一般的に台風や寒冷前線の積乱雲の下で発生します。発達した積乱雲の下で上昇気流が発生し、それが周りの空気を巻き込み強い渦となります。平成18年台風13号により県内3箇所以上で竜巻が発生しました。なかでも延岡市で発生した竜巻は列車を横転させるほど激しい竜巻でした。 |
台風や低気圧の接近により中心付近の空気が海面を吸い上げることで海面が上昇します。また、台風に伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水は海岸に吹き寄せられ、海岸付近の海面が異常に上昇します。満潮時と重なると大きな被害が発生することがあります。
風水害は事前の備えが大切です。被害に遭わないために日頃から家族で災害について話し合っておきましょう。
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飲料水
風水害に備えるためには事前の情報収集が重要です。県では、県警察本部や気象庁、市町村等と連携し、災害発生時等における防災情報を電子メールで携帯電話やパソコンにお知らせするサービスを実施していますので、ぜひ登録して防災情報を事前に入手しましょう。 |
土砂災害は一瞬にして、尊い生命や家屋などの貴重な財産を奪うなど、甚大な被害をもたらします。土砂災害の被害を防ぐためには、一人ひとりが土砂災害から身を守れるように備えておくことが重要です。
気象庁は、大雨や強風などによって災害が起こるおそれのあるときは「注意報」を、重大な災害が起こるおそれのあるときは「警報」を、さらに、重大な災害が起こるおそれが著しく大きいときは「特別警報」を発表して注意や警戒を呼びかけます。特別警報・警報・注意報は関係行政機関、都道府県や市町村へ伝達され防災活動等に利用されるほか、市町村や報道機関を通じて地域住民の方々へ伝えられます。
土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、県と気象台が共同で発表する防災情報です。気象庁ホームページテレビやラジオの気象情報のほか、宮崎県防災・防犯情報メールサービスでも確認できます。土砂災害警戒情報が発表されたら早めに避難しましょう。
気象情報や市町村の発令する避難の情報に注意し、少しでも危険を感じたら空振りをおそれずに安全な場所に早く避難することが大切です。
河川水位の上昇や気象状況などから判断して、避難が必要になると予想される場合に発表します。余裕をもって適切に避難できるように備えてください。また、高齢の方や障がいをお持ちの方等避難に時間がかかる方は避難をはじめてください。
災害のおそれが高いときに発令します。避難指示が出たら、隣近所や地域で協力し合って、直ちに危険な場所から全員避難してください。 避難が遅れた時など避難所へ避難することがかえって危険を伴うと判断される場合は、近隣の建物の上層階へ避難するなど、身の安全を確保してください。 |
災害が発生又は切迫している状況で、すでに安全な避難ができず命が危険な状態です。
総務部危機管理局危機管理課
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7064
ファクス:0985-26-7304