トップ > 防災・安全・安心 > 防犯・交通安全 > 公安委員会 > 会議録 > 令和4年 > 令和4年8月25日開催の宮崎県公安委員会会議録

掲載開始日:2023年4月7日更新日:2023年4月7日

ここから本文です。

令和4年8月25日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和4年8月25日(木曜)13時00分~16時30分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、江藤利彦委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.報告

9月定例会の日程及び提出議案等について

警務部長から

  • 9月定例会の日程、提出議案及び常任委員会への報告事項

について報告があった。

宮崎県警察における通訳人の体制について

刑事部長から

  • 県内における来日外国人犯罪の検挙状況、通訳人の体制、通訳人の育成、通訳人の運用状況、今後の課題

について報告があった。
委員が、「普段、部内通訳人はどのような勤務をしているのか伺いたい。」旨の質問をしたところ、刑事部長から、「部内通訳人は本部や警察署に配置されており、普段は看守係や捜査係などそれぞれの業務を行なっているが、通訳を必要とする事案が発生した場合に派遣される。」旨の説明があった。
委員が、「今後、外国人犯罪も増加傾向になると思うが、それらを踏まえた体制作りが必要ではないか。」旨発言したところ、刑事部長から、「外国人が関わる事件・事故は増加してくると思うので、通訳人の体制を強化していく必要がある。部内通訳人の育成を充実させ体制強化するとともに、さらに民間通訳人を確保するため、本年7月からはホームページでの募集を始めた。」旨の説明があった。

委員が、「民間通訳人を希望した場合、審査はあるのか。」旨の質問したところ、刑事部長から、「ある程度の能力は確認させていただいている。」旨の説明があった。また、本部長から、「民間通訳人の方は無償ではなく、時間単位で手当を支給している。また、捜査上の供述などの秘密に触れることや被疑者等と利害関係がないことなどの審査はさせていただいている。」旨の説明があった。

公益財団法人宮崎県暴力追放センターの経営状況について

刑事部長から

  • 公益財団法人宮崎県暴力追放センターについて、主な県財政支出の内容、実施事業、活動指標(令和3年度)、財務状況及び財務指標、県の評価

について報告があった。
委員が、「経常収益の内訳について伺いたい。」旨質問をしたところ、刑事部長から、「総出資額は県が3億9500万円、市町村が1億円の合計4億9500万円ある。その他の収入については、総出資額の運用利益が約450万、賛助会費約540万、県の委託事業が約1千万円、市町村からの支援が約260万、一般事業所の寄付が約300万あり、合計で2550万円となる。」旨の説明があった。
委員が、「企業等において不当要求防止責任者は法的に配置しなければならないのか伺いたい。」旨の質問をしたところ、刑事部長から、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の第32条の2で、事業者の責務として、『事業者は不当要求による被害を防止するために必要な、不当要求防止責任者の選任や対応方法についての指導等の措置を講ずるよう努めるほか、その事業活動を通じて暴力団員に不当な利益を得させることがないよう努めなければならない』と規定されている。」旨の説明があった。

共同危険行為等の禁止違反事件の検挙について

交通部長から

  • 被疑者、検挙課署、事案の概要、適用法条

について報告があった。
委員が、「改造バイクで走っている5、6人の集団を見かけることがあるが、暴走族グループを把握しているのか伺いたい。」旨の質問があり、交通部長から、「暴走行為を集団で行う暴走族グループは把握していないが、暴走行為を行うおそれのある者は多数把握しており、この者たちはゆるやかな繋がりを持っている。また、旧型の二輪車を運転する者のグループである『旧車會』は複数把握している。暴走行為を行うおそれのある者は10代が多く20代を前に辞めていくので、入れ替わりも激しいのが実態である。」旨の説明があった。

日米共同訓練(オリエント・シールド22)に伴う警察措置について

警備部長から

  • 宮崎県内における日米共同訓練、警備体制

について報告があった。

その他

  • 警備部長から、県外特別派遣の結果について報告があった。
  • 委員が、「令和4年度の宮崎県警察の嘱託警察犬数、出動回数、成果を上げた事例、科学技術等が高度化する中で、今後の動物である警察犬活用の見通しについて伺いたい。」旨の質問をしたところ、刑事部長から、出動回数や警察犬活用の好事例等の説明があった。また、今後の警察犬活用について、「科学技術の進展はめざましいものがあり、これまで不可能であった証拠の収集が可能となったものもあるが、『臭い』については新たな捜査手法が確立していないので、極めて優れた嗅覚を持つ警察犬の活動は今後も必要であると思われる。」旨の説明があった。本部長から、「人の捜索という分野では、ドローンにサーモグラフィーや金属探知機を装着させて体温や身に付けている金属で追跡するなどもあり、臭気以外の技術は進歩しているので、相互補完する形で上手く活用していくことになる。」旨の説明があった。
  • 委員が、「日向市が交通事故ゼロ240日で表彰との記事があったが、同市以外にも同等の実績がある市町村があるのか等について伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から、交通事故死ゼロ市町村表彰の目的、表彰基準、他の市町村の状況等について説明がなされた。
    委員が、「このような表彰という地道な努力が交通死亡事故抑止という成果につながっていると感じた。」旨の発言があった。
  • 本部長から、「コロナの関係であるが、全国的にも宮崎県は人口10万人当たりの感染者数がここ数日高い状況にある。県警では、8月上旬に100名を超える感染者があったが、現在は若干落ち着いてきている状況であり、警察業務に支障がある状況ではない。一方で集団で授業・生活をしている警察学校や変死体の取扱いを始め日々現場で活動している職員は、感染のリスクが高い現場で感染防止対策をとりながら頑張っているので、ぜひ励ましていただければありがたいと思う。」旨の発言があった。

第2.意見の聴取・聴聞

交通部参事官から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.交通規制の意思決定

交通規制課長から、信号機(3件)、一般交通規制(613件)について公安委員会意思決定伺いがあり、公安委員合意でそれぞれ意思決定がなされた。

第4.テーマ報告

組織犯罪対策課から、「暴力団情勢と対策について」テーマ報告が行われた。

 

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28