掲載開始日:2020年9月16日更新日:2023年3月10日
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在来軸組工法
垂直に立つ柱と梁や桁等の横架材で構成する日本の伝統的工法です。間取り等の平面計画の自由度が大きく、将来的な増改築にも十分対応出来ます。横架材に大きな断面の部材を使えば、かなり大きな空間までつくることが可能です。ただし、風などの横からの力に対応するために筋かいを入れる必要があります。さらに地震に対応するためには耐力壁の適切な配置、基礎や土台と柱との接合、接合部での補強金物の工事など細かい丁寧な作業が求められます。
北米等で多く造られている木造住宅の工法です。輸入住宅の普及や、工法の簡易性が高いため、ハウスメーカーなどが積極的に用いており、日本での普及率は著しくなっています。在来工法と比べて、構造材に2インチx4インチの材を使うこと、継手や仕口の加工がほとんどなく、釘や補強金具を多用しているため工期が短い、大工のような高度な技術や技能を必要としないので工賃が安い、などの特徴があげられます。耐力壁のバランス良い配置と壁量を確保しなくてはならない為、平面計画や将来の増改築の自由度は少ないといえます。
工場生産された木系のパネルでつくるプレハブ工法のことです。パネル間の接合には接着材と緊結金物を使います。部材はほとんど部品化されていて、現場工事が簡易であり、工期が短いといった特徴があります。
丸太などの木材を組み重ねた壁を構造体とする住宅建築工法で、一般的に「ログハウス」と言われています。北欧や北米などで普及している工法のひとつですが、我が国でも東大寺正倉院にみられるように「校倉造り」は、この丸太組立工法にあてはまります。加工組立は手作業で行なう「ハンドカット」、または機械加工する「マシンカット」などがあります。
住宅の工法のイメージ(木造)
主要構造部に鋼材を使う工法です。木造に比べて強度と耐火性に優れています。軽量で精度の高い鋼材の特徴を生かして、質の高い建築物をつくる事が出来ます。鉄骨造の住宅には一般形鋼を使ったものと、軽量形鋼を使ったものとがあり、後者は、中小規模の建物やプレハブ住宅に多く採用されています。
柱と梁に形鋼を使った鉄骨ラーメン造では、耐力壁のない造りも可能で、大空間や大きい開口部を造ることが可能です。
錆びが発生しやすいこと、内外壁の仕上材に制限を受けるといった事が欠点です。特に軽量形鋼は肉薄であるため、錆び等の劣化のおそれがあります。
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