令和5年5月25日開催の宮崎県公安委員会会議録
開催日時
令和5年5月25日(木曜)12時55分~14時00分
出席者
公安委員会
島津久友委員長、江藤利彦委員、山下恵子委員
警察本部
警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
第1.議事の概要
1.議題
宮崎県留置施設視察委員会委員の選任について
警務部長から
等について報告があった。
委員が、「留置施設視察委員の昨年の視察回数を伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「令和4年は5回であった。」旨の説明を受けた。
2.報告
6月定例会の日程及び提出議案等について
警務部長から
について報告があった。
委員が、「警察関係使用料及び手数料徴収条例の改正については、何の手数料なのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「特定小型原動機付自転車の運転者講習の手数料である。」旨の説明を受けた。
交通部長から、「特定小型原動機付自転車、いわゆる電動キックボードについて、運転者が特定の違反を犯したとき、これを危険行為と呼んでいるが、3年以内に2回以上危険行為を行ったときは、公安委員会が運転者講習を命じることとされている。この講習に係る手数料条例の改正である。」旨の説明を受けた。
本部長から、「自転車でも同じ規定があり、電動キックボードについても自転車と同じ規定を設けるということである。」旨の説明を受けた。
委員が、「違反の種類を伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から「信号無視、通行禁止違反など、17種類が定められている。」旨の説明を受けた。
委員が、「補正予算のドローン活用強化事業について、ドローンの操縦は資格がいるが、その育成のための予算も含まれているのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「育成のための費用も含まれている。」旨の説明を受けた。
「第20回統一地方選挙違反」取締結果について
刑事部長から
について報告があった。
委員が、「今後も適切な違反取締をお願いする。」旨発言した。
保護責任者遺棄及び覚醒剤取締法違反事件の検挙について
刑事部長から
- 検挙月日等、検挙課署、被疑者、保護責任者遺棄の被害者、事件の概要、適用法条
について報告があった。
ハイウェイ・セーフティ・サマー作戦の実施について
交通部長から
- 高速道路における交通事故発生状況、サマー作戦の概要、実施期間、参加機関・団体、主な行事予定
について報告があった。
委員が、「交通事故発生件数が大きく減少しており、ありがたい。」旨発言した。
委員が、「令和2年以降の交通事故発生件数が急に減少しているが、キャンペーンの効果なのか、コロナ禍で交通量が減少したことによるものなのか伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から「考えられる理由の一つは、東九州自動車道にワイヤーロープが設置されたことで、対向車線はみ出しの事故が大きく減少した。また、新型コロナの時期に、行動制限がかかったことで、令和2年、令和3年は高速道路通行料金の週末割引が撤廃され、交通量が減少した影響もあると考えられるが、併せてキャンペーンによる啓発の効果もあったと考えられる。」旨の説明を受けた。
委員が、「今後も事故が増えないようよろしくお願いする。」旨の発言した。
道路交通法違反(事故不申告)事件の検挙について
交通部長から
- 送致月日、検挙署、被疑者、被害、事件の概要、適用法条
について報告があった。
委員が、「御崎馬の骨折を非常に心配していた。」旨発言した。
生活安全部長から、「御崎馬は天然記念物であることから、文化財保護法違反も検討したが、捜査の結果、道路交通法違反での検挙となった。」旨の説明があった。
その他
- 交通部長から、運転技能検査の実施状況について報告があった。
- 警備部長から、当面の警備情勢について報告があった。
- 警備部長から、広島サミット特別派遣部隊の帰県について、「各部隊については、それぞれ任務を完遂し、人員装備異状なく帰県した。部隊員それぞれが今まで経験したことのない大規模警備に従事したことで自信を深め、今後の警察活動に生かしてくれることと考えている。」旨の説明があった。委員が、「広島での警戒警備は、環境も違っており重責があったと思う。ありがとうございました。」旨発言した。
- 警務部長から、「本県警のホームページに、広島サミット特別派遣部隊について意見が寄せられているので紹介する。『宮崎県警の方々は全員が爽やかな挨拶をされ、県民性を感じました。遠方から来られて慣れない環境で大変だったにもかかわらず、気配りがすばらしいです。』旨の内容であった。」旨説明があった。
- 委員が、トピックスとして「令和5年春の交通安全運動に関し、運動重点の1つである『自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底』について、重点の成果等について伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から「交通安全運動の主な取組については、高校生や中学生の協力を得て、交通安全運動開始式や交通安全啓発などを実施した。宮崎北警察署は、宮崎市役所前で交通安全街頭キャンペーンを実施し、自転車乗車の約150人にリーフレットを配布して、ヘルメット着用を呼びかけた。また、宮崎南警察署は、中村交差点で同様のキャンペーンを実施し、約100人にヘルメット着用を呼びかけるリーフレットを配布したり、小学校で交通安全教室を行い、ヘルメット着用などの指導を行った。また、自転車乗車中の交通違反に対してイエローカードを交付しているが、その際にヘルメット着用についても呼び掛けを行った。ヘルメット着用の努力義務化を受けて、県民の意識は少しずつではあるが高まりつつあるのではないかと考える。県内の高校では、今年度を移行期間とし、来年4月から自転車通学の生徒全員がヘルメットを着用することを目標に取り組んでいるところもある。今後もヘルメット着用についての啓発に努め、自転車乗車時の重大交通事故防止を推進してまいりたい。」旨説明した。委員が、「登下校時のヘルメット着用については、学校で意識付けしていただくと着用者が増えるのではないかと思う。」旨発言した。
- 本部長から、「警備部長から広島サミットの特別派遣部隊について報告があったように、部隊員にとっては貴重な経験であった。しっかりと対応し警備を完遂できたということで、非常にたくましく戻ってきたので本当によかったと思う。県内では、保護責任者遺棄事件等もあったが、一般治安にしっかり対応することができた。サミット警備等については、本年の運営重点の一つであり、日本警察としても大きな課題であったが、警備を完遂することができた。今回の経験を踏まえながら、今後もしっかり対応していきたい。」旨の発言があった。
第2.決裁
宮崎県留置施設視察委員会委員の選任について(総務課)