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掲載開始日:2023年7月13日更新日:2023年7月13日

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令和4年度中央保健所運営協議会の議事概要を公開します

1開催日時

令和4年6月20日(月曜日)13時30分から14時50分

2場所

宮崎県総合保健センター5階大研修室

3出席者

(1)委員等

川名委員、黒木委員、中別府委員、籾田委員、宮本委員、山下委員、黒木(雅)委員、日髙委員、中窪委員、児玉委員、後藤委員、山田委員、黒木(ま)委員、小野委員、内倉委員中央保健所運営協議会の委員以外の者の出席に関する運営要領第3条に基づく出席者1名

(2)事務局

所長、次長、主幹、総務企画課長、健康づくり課長、衛生環境課長、副参事補、健康づくり担当副主幹、衛生環境担当副主幹、監視指導担当主幹、総務企画担当

4議題

(1)新型コロナウイルス感染症対策の取組状況について

(2)近年の食中毒事例について

5議事概要

(1)新型コロナウイルス感染症対策の取組状況について

(委員)

疫学調査の重点化で、当大学では感染管理の認定看護師がいるため対応できたが、普通の学校では苦労されたと思う。学校での対応はどのように指導されたのか。

(事務局)

校長や教頭先生を窓口に、クラスや部活動が同じで風邪等の症状がある児童・生徒は、早目の受診を勧めるなどの対応をお願いした。

(委員)

ワクチンの4回目接種が始まったが、今後も5回目~6回目という話になっていくのか。

(事務局)

高齢者や基礎疾患を有する方に4回目接種が開始されたが、5回目以降は決定していない。国では全国民に7回目まで打てる契約がメーカーと成立しているので、今後、医療従事者向け接種や4回目接種の進捗を踏まえ、5回目接種の議論が行われるものと推察している。

(委員)

コロナの後遺症を抱える方に対する案内はどのようにされているのか。

(事務局)

咳やだるさが長引いている方が確かにおられる。後遺症の専門外来がないためかかりつけ医に診ていただくよう案内している。

(委員)

コロナ患者さんの自宅療養については調剤薬局と訪問看護ステーションも非常に大きな役割を果たしてくれました。これからも保健所と医療関係の多職種、大学病院と一体となって対応していくことを期待したいと思います。

(2)近年の食中毒事例について

(委員)

クワズイモは結構自生しているのか。スーパーで間違って売っていないか。

(事務局)

山芋とクワズイモが採れる時期や場所が重なっており、山芋を掘り出す時に間違ってしまう場合がある。クワズイモが間違って販売されていたという過去の事例はある。

(委員)

グロリオサは球根で何年も咲いているが、昨年から3メートルほど離れたところからも芽や花がでている。繁殖力が強く畑の近くには植えないことなど注意してほしい。

(委員)

グロリオサを摂取後、どのくらいの時間や量で死に至るのかお伺いしたい。

(事務局)

グロリオサの成分のコルシチンは、摂取直後であれば胃洗浄等である程度とれるが、時間がたってしまうと消化管から吸収されてしまい高い確率で亡くなられてしまう。また、20日以上たって細胞分裂阻害による多臓器不全で亡くなられたケースもある。体重50kgの人の致死量4.3ミリグラムは、数グラムのグロリオサの球根からとれる。

(委員)

山芋はねばりがないので普通でないものは食べないことが大事。

(委員)

クワズイモで亡くなることはあるのか。

(事務局)

これまで全国での死亡事例はありません。

(委員)

アニサキスが急激に発生件数が増えている原因は。

(事務局)

発生件数の増加でアニサキスに対する認知度が高まり、患者が主治医の先生に魚の生食を伝え内視鏡でアニサキスを確認するという流れで件数が増加している。

(委員)

新鮮なものを食べなければ大丈夫か。

(事務局)

アニサキスは塩とか酢に耐性があり、ニシンの塩漬けや一夜干し等でも食中毒の事例はある。一度、アニサキス症になった方は抗体ができ、次に体に入った時にアレルギーとなる場合があるので、その際は医療機関を受診する等の対策が求められる。

(委員)

アニサキスによるアレルギーも含めた件数となっているのか。

(事務局)

食中毒の報告としては、あくまでもアニサキスを内視鏡で取った件数であり、アレルギーは含まれていない。

(委員)

アニサキスは死んでもアレルギーを引き起こすのか。

(事務局)

アレルゲン15種類のうち、アニサキスの体液に由来するものが6種類、体の構成成分由来のものが8種類で、どちらも耐熱性がありアニサキスが死んでもアレルゲンは残る。

6資料

 

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宮崎県中央保健所総務企画課
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