トップ > くらし・健康・福祉 > 社会基盤 > 河川・砂防・港湾 > 河川・海岸 > 耳川流域における総合土砂管理について

掲載開始日:2022年1月20日更新日:2024年8月27日

ここから本文です。

耳川流域における総合土砂管理について

1.概要

耳川水系では、平成17年の台風14号により、流域市町村で甚大な浸水被害が発生しました。

特に諸塚村においては、河川やダム貯水池に大量の土砂が流れ込んできたことが被害の一因となっていたため、県が河道掘削、築堤、護岸、宅地嵩上げによる治水対策を進めるとともに、土砂を堆積させない対策として、九州電力(株)が、西郷ダムや山須原ダムの排砂・通砂機能を付加したダム改造や、大内原ダムの操作運用変更を実施しています。

先に述べたように、耳川における浸水被害は、河川やダムへ流入してくる土砂の堆積がその原因の一つとなっていることから、山地を含めた流域全体での総合土砂管理について検討していくことが大きな課題となっていました。

このようなことから、耳川水系の山地から河川、ダム、河口域までの土砂に起因する様々な課題に対して、関係機関と情報を共有しながら連携・協力し、総合的な土砂管理の課題解決に向けて技術的に検討することを目的に、学識経験者等からなる「耳川水系総合土砂管理に関する技術検討会」を設置しました。

総合土砂管理の実施にあたっては、関係市町村、関係者、地域の方々の合意形成が重要であることから、地域の方々を含めて議論する場としてワーキンググループを設置し、耳川をいい川にするため、流域共通の目標である「基本的な考え方」と、役割分担を明確にした「行動計画」で構成された「耳川水系総合土砂管理計画」を策定することとなりました。

「耳川水系総合土砂管理計画」(平成23年10月策定、平成27年7月・令和6年3月変更)

2.これまでの取り組み

第12回耳川水系総合土砂管理に関する評価・改善委員会(令和5年7月20日)

第12回耳川水系総合土砂管理に関する山地・ダム・河道・河口海岸領域ワーキンググループ(令和6年3月14日)

みみかわ河原番(Vol.11)を発行しました。(令和6年3月)

中間報告書(第1回:令和3年2月、第2回:令和6年3月)

評価・改善委員会では、平成29年度から西郷ダム、大内原ダムの部分通砂運用を受け、令和3年2月に「第1回中間報告書」としてとりまとめました。

今回、令和3年度から山須原ダムを含めた3ダム連携の通砂運用が開始され、流域の土砂環境における変化点となることから、令和4年度から今年度にかけて「第2回中間報告書」としてとりまとめを行いました。

本報告書では、第1回から第12回までの評価・改善委員会までを対象に、各種モニタリング結果、問題・課題の評価結果、及び行動計画の実施状況を総括・整理しました。

第13回耳川水系総合土砂管理に関する評価・改善委員会(令和6年7月22日)

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

県土整備部河川課計画調査担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-26-7317

メールアドレス:kasen@pref.miyazaki.lg.jp