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掲載開始日:2021年1月7日更新日:2021年1月7日
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令和3年1月7日(木曜日)18時30分から
防災庁舎4階防43・44号室
本部員(本部長:知事、副本部長:副知事、本部員:各部局長等)
(郡司副知事)
県独自の緊急事態宣言の発令ということで、この本部会議に先立って協議会が開催されたが、専門家の皆さんのご意見はどのようなものであったかお伺いしたい。
(福祉保健部長)
大きくは医療提供体制が極めて逼迫しているという実情と県民に行動変容を求める工夫という大きな二つのご指摘だったと理解しております。
前者につきましては、例えば宮大附属病院の鮫島委員長は、大学のICUは限界に近づいていて、さらなる重症者の受け入れは困難ということや、県立病院の眞柴副院長は、高齢者の感染が増えると看護師の労力や時間が多くかかるなど、医療現場の負担が増してしまうということを仰っておられました。
また後者の点については、愛泉会日南病院の峰松先生ほか、若い人を含め県民に対し具体的に実際の行動変容に繋がるようなメッセージについて、県に工夫を徹底して欲しいという趣旨のご指摘や、様々なヒントをいただいたので、それを明日、県民の皆さんにお伝えする具体的なQ&A等をチラシの中に盛り込んでいきたいと思っております。
(郡司副知事)
ということは、医療現場の逼迫度等々から考えると、この緊急事態宣言の発令については、ぜひやってくれという意見だという理解でよろしいでしょうか。
(福祉保健部長)
はい。
(企業局長)
この緊急事態宣言の発令に伴う行動要請等、具体的なものはまた明日というところではあるが、県有施設と特に公の施設についての考え方はどういう判断をすればいいのか教えていただきたい。
(福祉保健部長)
こちらにつきましても、新型コロナに関する知見が積み重なってきたことを踏まえ、一律に閉館することは行なっておりません。地域の実情、またその施設の性質に応じて各施設でご判断をいただきたいと考えております。
(総務部長)
行動要請を県民の方に求めるに当たり、県の職員においても徹底してそれを遵守すること、あと、ここに記載のテレワーク、時差出勤の推奨につきましては、庁内において可能な限りの在宅、サテライトオフィス、時差出勤等の活用等また改めてできるように対応していきたい。
(商工観光労働部長)
今の感染状況を考えると、こういったブレーキを踏まなければならない事態については、私としても認識をしている。その中で資料2の緊急事態宣言の発令に伴う行動要請については、具体的には明日ということではあるが、飲食、観光関係の事業者の皆さんはこれまで感染防止対策を大多数のところがしっかり取っていただいてるというふうに思っております。重要なのは、やはりそれを使う側の方々に、意識をしっかり持ってもらうこと。そして、資料1にありましたように、うつらないうつさない、そういう行動を具体的に取っていただくことが必要なので、先ほどご説明いただきましたけども、そういった呼びかけには是非とも力を入れていただきたいと思っております。
それから、先ほどのご説明にありましたけれども、当然、こういった行動要請をしていく中で、経済活動というのがそれなりに落ち込んでいくことが心配されますので、どういうような対策が必要であるのかということについて、我々としてもしっかりと考えて参りたいと思っております。
(危機管理統括監)
他に御意見、御質問がないようですので、ご説明がありました、県全下への緊急事態宣言の発令及びそれに伴います行動要請等については、原案どおり決定するということでよろしいでしょうか。
ではそのようにさせていただきます。
(県警本部長)
先ほど総務部長の方からもありましたが、県警としても職員のテレワーク、分散勤務についてやっていく必要があるというふうに感じたところであります。
また、今回の県独自の緊急事態宣言の発令を非常に重要と受けとめ、県下の国道10号沿い等にある交通情報板を活用しながら、今回のこの緊急事態宣言が発令された旨、どういった警戒が必要なのか、できる限りの周知等を図っていきたいと考えております。
(県土整備部長)
県の道路管理者としても、道路情報板全部で107ヶ所ございますが、この寒波で路面凍結やスリップそれから交通規制等の情報もございますので、そういうところと関係のないようなところでは、現在27ヶ所ぐらい、昨日から感染拡大緊急警報発令を表示しているところですが、これを緊急事態宣言ということで、情報板の方で周知をしていきたいと考えております。それから国の直轄国道におきましても同様に表示をしているとこでございます。
(知事)
先ほど確認しましたように、本県の感染状況が極めて深刻な状況にあることを、まずは重く受けとめる必要があろうかと考えております。歴史的な危機という表現を使っておりますが、このまま感染が拡大していけば、医療提供体制に重大な機能障がいも引き起こす恐れがある。コロナ対策のみならず、通常の医療も厳しくなるというようなところに強い緊張感を持つ必要があると思います。
先ほど対策協議会に私も出席をしまして、医療関係者から、すでにかなり現場には負担、負荷がかかっているというお話もいただき、より強い緊張感を持って県民の皆様に行動要請をお願いをしたいというご指摘をいただいたところであります。
緊急事態宣言の発令を決断したところでありますが、不退転の決意でこの発令に基づいて何としても感染爆発を防いでいく。そして、沈静化を目指して、短期集中的に取り組んでいきたい。そのような思いでございます。
また、今日ウェブで市町村長との会議も行なったところであります。都城・北諸県圏域、宮崎・東諸県圏域以外の圏域についても、感染が拡大している状況について、危機感を共有し、県としての緊急事態宣言発令についてご理解をいただき、ぜひ、県と市町村が足並みをそろえて取り組んでいこうというところで、合意をいただいたところであります。
県民の皆様には様々な形でご負担ご苦労をおかけすることになりますが、ここはぜひとも協力をいただいて、抑え込んでいく。そして、そのことによる様々な経済も含めた影響について、一定の鎮静化を図れた後に、しっかり対策を打っていくというところも、我々、目配りを図っていく必要があろうかと考えております。
まさに正念場を迎えた状況と考えております。全国的にも今感染が急拡大をし、1都3県に緊急事態宣言がなされた、そういう状況もございます。より強い緊張感、危機感を持ちながら、しっかりと成果が上がるように、これから情報発信、県民の皆様への呼びかけ、それから様々な団体と協力をした感染抑制策に取り組んでいきたいと思います。ご協力をお願いします。
福祉保健部薬務感染症対策課感染症対策担当
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