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掲載開始日:2022年7月12日更新日:2022年7月12日
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令和4年7月12日(火曜日)10時00分から
県庁本館講堂
本部員(本部長:知事、副本部長:副知事、本部員:各部局長等)
(知事)
資料2の9ページの保健所機能の維持について、業務効率化を図っているということであったが、感染者数が大幅に増加し厳しい状況にある中で、引き続き応援職員の派遣は行なっているのか。
(福祉保健部長)
現在、業務効率化を進めているが、一定のマンパワーが必要なため、引き続き全庁から応援職員を派遣している。今後更に感染が拡大するおそれがあることを踏まえ、最大50人程度の応援が必要になると想定して準備を進めているところである。
(知事)
資料1の8ページにもあるとおり、現在感染が急拡大する大変厳しい状況ではあるが、ワクチンの追加接種、経口治療薬の処方体制の拡充等の様々な対策により、1月から3月までの感染拡大時とは状況が変わってきているということを認識する必要がある。
また、第6波、第7波の考え方も整理する必要がある。これまで、年明けからの感染拡大を第6波、年度替わりから大型連休以降の感染拡大を第7波と言ってきたが、全国的には、年度替わり以降は、それほど大きく感染が拡大しなかったため、現在直面している感染急拡大の状況を第7波と呼称する動きもあり、本県における第6波、第7波の考え方も整理する必要がある。現時点では、本県は年明け以降、オミクロン株のまん延に伴う4回目の感染急拡大に見舞われていると整理することができる。年明けの1回目の感染急拡大と、年度末年度始めの2回目の感染急拡大がオミクロンBA.1、3回目の感染急拡大がオミクロンBA.2、そして現在の感染急拡大がオミクロンBA.5によるものであり、株の置き換わりに伴い感染力が強まっていく中で、現在、再び感染急拡大に直面しているところである。
これまでは1日の新規感染者数790人が過去最多であったが、今後、千人を超えることもあり得る状況と考えている。しかし、病床使用率に着目すると、ワクチンの追加接種が進んでいなかった1回目の感染急拡大時には40%を超える水準まで上昇したが、その後追加接種が進んだことにより高齢者の感染が抑えられ、2回目、3回目の感染急拡大時には病床使用率が20%台に抑えられたところである。今回の感染急拡大により、病床使用率がどれだけ上昇するかということだが、資料1の7ページにあるとおり、高齢者層にもじわりと感染が広がっていることに警戒を強める必要があり、県民の皆様にも最大限の警戒を促すために医療緊急警報を発令したところである。
全国的にも、当面は強い行動規制は必要ないと判断されているようであり、今後の動向次第ではあるが、本県においても4回目の感染急拡大に直面する中で、感染者数のみをもって判断するのではなく、病床使用率の状況を踏まえながら、県民の皆様に適切に情報発信し、できる限りの感染抑制を図っていく必要がある。
また、子どもたちに対する影響を非常に心配している。社会経済活動と感染防止対策の両立を図ることと同様に、教育の現場においても、子どもたちの学び、成長と感染防止対策の両立をいかに図っていくかが問われている。黙食やマスク着用により、子どもたちには、様々なコミュニケーション上の制約を敷いている状況であるが、現場の先生方にも柔軟に判断いただきながら、この両立を図っていく必要があると改めて感じている。
オミクロンBA.5への置き換わり等の影響による4回目の感染急拡大が進む中で、最大限の緊張感を持ちながら対策を進めていくので、各部局においては必要な対応をお願いする。
福祉保健部薬務感染症対策課感染症対策担当
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