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掲載開始日:2022年12月2日更新日:2022年12月2日
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令和4年12月2日(金曜日)15時30分から
宮崎県防災庁舎4階43・44号室
本部員(本部長:知事、副本部長:副知事、本部員:各部局長等)
(知事)
資料を見ると、それぞれの感染拡大の波によって状況が違ってきたということを改めて感じる。第7波のときは九州・沖縄の感染状況が厳しかったが、この第8波では、北海道・東北の感染状況が厳しくなっている。この状況について専門家の見解は示されているのか。夏の暑い時期は南の方で、冬の寒い時期は北の方で、換気が悪くなるといったようなことが要因なのだろうか。
(福祉保健部)
国の専門家会議では、これまで感染状況の厳しかった西日本では、感染による抗体を身につけている人たちが少なからずいるためという見解もある。しかしながら、はっきりとした理由は示されておらず、北日本の感染拡大は寒さによる換気の悪さを要因の一つにあげる専門家もいる。
(知事)
季節性インフルエンザの患者数について、資料ではコロナ前の状況、数字を基に推計されているが、これだけマスクも含めて様々な感染防止対策を行なっている中では、ここまで感染は広がらないのではないかというような専門家の意見はなかったか。
(福祉保健部)
各郡市医師会等に対し、新型コロナと季節性インフルエンザの同時流行に備えた各対策を説明して回った中では、昨年、一昨年と季節性インフルエンザの感染が流行しなかったことから、今年も流行しないのではないかというご意見もあった。
一方で、この2~3年、季節性インフルエンザの感染が少なかったため、ウイルスに接触したときに非常に感染しやすい状態になっており、流行する可能性もあるのではないかというご意見もいただいた。
昨日の協議会でも、この数年は季節性インフルエンザに感染した国民、県民が少なかったため、現在はウイルスに接触した際に感染しやすい状況にあるのではないかと流行を懸念する声があがったところである。
(知事)
昨年、一昨年と比べて水際対策が緩和されているため、海外から持ち込まれるリスクが増えた一方、コロナ前と比べて様々な感染防止対策が進んでいる。このあたりがプラスマイナスでどのように影響するのか気になるところである。
(日隈副知事)
県が実施するオミクロン株対応ワクチンの集団接種が、12月23日までということだが、利用状況と予約状況はいかがか。
(福祉保健部長)
これまでの利用状況は、金曜日の定員250人枠が概ね埋まっており、土曜日の定員750人枠についても、先週、今週は概ね埋まっている。現在の予約状況については、金曜日の定員はやはり埋まっているが、土曜日の予約スピードが少し鈍化していると感じる。引き続き啓発が必要だと考えている。
(知事)
第8波に入りつつあるのではないかという状況認識のもと、その対応等をこの場で確認することができた。第6波と第7波の分析資料、特に参考資料の19ページ「病床使用率の推移」の新規感染者数と病床使用率の対比を見ると、やはり第5波までと、第6波以降のオミクロン株は全く別物と感じられる状況にあると思う。国全体で新たな変異株への警戒を続けている中、海外も含めて病原性の強いウイルスが確認されたという報告はないのか。
(福祉保健部長)
現時点では報告されていない。
(知事)
引き続き新たな変異株等も警戒しながら、社会経済活動とのバランスを取りながら、うまく舵取りをしていく必要があると感じている。全国、また海外の感染状況も踏まえながら、随時、必要な情報提供を行うとともに、ワクチン接種も含めた県民への呼びかけに力を入れていきたいと考えている。
様々な方と意見交換をする中で、これまでの知見やオミクロン株の特性を踏まえ、社会経済活動をしっかりと動かしていきながら、一定の感染を受け止め医療のひっ迫を抑えていくことが重要だと感じる。
現在、全国的に10歳未満、10代が感染をリードしている状況もあり、本県の感染動向を引き続き注視しながら、リスクの高い方を守っていくことに力点を置いて対応を図っていきたい。引き続き各部局での対応、協力をお願いする。
福祉保健部薬務感染症対策課感染症対策担当
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