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掲載開始日:2022年12月9日更新日:2022年12月9日
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令和4年12月9日(金曜日)15時30分から
宮崎県防災庁舎4階43・44号室
本部員(本部長:知事、副本部長:副知事、本部員:各部局長等)
(知事)
高齢者施設でのクラスターが急激に増えているが、この背景は何か。
(福祉保健部)
「第8波」により新規感染者数が急増する中で、高齢者施設にまで感染が広がっている。施設内で1人、2人の感染が確認された後に、他の関係者も検査を実施すると、既に5人以上の集団感染に及んでいる状況がある。また、寒くなり、適切な換気が行われない場合があることも背景にあろうかと考えている。
(知事)
重症化リスクの高い方等をいかに守っていくかが重要である。高齢者の感染が増える中で、特に90代の感染者数が増加しているが、病床使用率の急激な上昇も、こうした高齢者の感染増が背景にあるという認識でいいか。
(福祉保健部)
仰るとおり、入院者の8割以上が高齢者となっている。入院リスクの高い高齢者層の新規感染者数が増加すると、病床使用率も上昇していく状況は、これまでと同じである。
(知事)
オミクロン株「BQ.1.1」は免疫逃避能があるということだが、病原性が高まっているということはないか。
(福祉保健部)
病原性が高まっているということは確認されていない。
(日隈副知事)
本日から、高齢者施設等に対して面会制限の行動要請を行なっていく。知事からも話があったとおり、高齢者施設でのクラスターが多く確認されているとともに、重症化リスクの高い90代の方の感染が非常に多くなってきており、これに伴い病床使用率も30%辺りまで急激に上昇している。こうした状況を踏まえ、当行動要請について理解が得られるよう、関係者への周知をお願いする。
また、オミクロン株対応ワクチンの接種状況についてであるが、12月7日現在で接種率が23.2%となっている。県警本部、教育委員会も含め、各部局は、職員に対して、市町村が行う集団接種の周知をお願いするとともに、県が実施する集団接種についても、空き状況を確認しながら、職員に対する年内接種を呼びかけていただきたい。
(知事)
資料2の9ページのとおり、高齢者の感染を防ぐことが非常に重要である。90代の方を中心に高齢者の感染が急増している要因は、クラスターも含めた施設内での感染によるものなのか。
(福祉保健部長)
施設内での感染も多く、また、入院に至る方も施設に入っている介護度の高い方が多いと考えている。施設に感染が持ち込まれるケースとして、職員の方々の家族、お子さんが感染されて、職員自身も感染していくというような流れも考えられる。または、デイサービス利用の方々が、家庭内感染で施設に持ち込んでしまうことも想定される。
そうした施設への感染の持ち込みをいかに防いでいくかが重要であるが、施設だけの努力では難しい部分もあるため、若い方も含めた県民一人ひとりに感染防止対策の徹底を呼びかけていく必要があると考えている。
(知事)
11月下旬辺りから感染者数が急増している。この理由は何か。オミクロン株「BQ.1.1」は最近確認されたばかりであり、変異株の影響ではないという認識でいいか。
(福祉保健部長)
変異株の影響というよりも、感染急拡大により、全体的に感染者数が増加していることが大きな要因だと考えている。また、高齢者施設等における集中的検査を12月5日から開始しているが、既に一定数の感染が確認されている。引き続きこうした取組を集中的に実施し、感染抑制に繋げていきたい。
(総務部長)
会食に関する行動要請について、資料2の2ページに記載のとおり、感染リスクの高まるような大人数、長時間でなければ会食を行なって差し支えないという意味か。
また、外出・移動について、「混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出・移動は慎重に判断を」と記載されているが、同じ類型の施設を一律に感染リスクが高いと言っているわけではなく、施設ごとの感染対策などを踏まえた上で、個々に感染リスクが高いのかどうかを慎重に判断するという認識でいいか。
(福祉保健部長)
会食についてはそのとおりであり、引き続き、感染リスクが高まるような大人数、長時間を避けていただき、これに該当しない場合は、会食をしていただいて差し支えない。
また、外出・移動については様々な状況があると思う。施設の管理者やイベントの主催者による感染防止対策をしっかり確認した上で、慎重に判断して行動していただきたいと考えている。
(知事)
病床使用率の急上昇、特に高齢者の感染急拡大について強い危機感を共有する必要がある。全体の感染を抑制しながら、いかにハイリスクの方々を感染から守っていくかというところに力点を置いた対策をこれから進めていきたい。
第7波までの経験や、これから年末年始を迎えるにあたり人流や接触機会のさらなる増加が見込まれることを踏まえると、強い警戒が必要な状況にある。今後の感染状況を注視しながら、必要に応じ、より強いメッセージを出していくことも想定している。
最大限の緊張感を持って、この年末年始の感染拡大を何としても防ぐという思いで、対策を進めていきたい。引き続き各部局での対応、協力をお願いする。
福祉保健部薬務感染症対策課感染症対策担当
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