第31回宮崎県個人情報保護審議会議事録
1.日時
平成30年7月18日(水曜)
午後1時から午後2時30分まで
2.場所
県庁附属棟305号室
3.出席者
- 山崎会長、黒田委員、濱田委員、福島委員、山口委員
- 事務局:
- 丸田部参事兼総務課長、田代課長補佐、山本主幹、廣澤主査、黒木主査、井上主事
- 実施機関:
- 衛生管理課黒木主幹、水永主任技師
- 都農食肉衛生検査所黒木主査
4.議題
- (1)諮問第59号(自然環境課)
個人情報の取扱い原則(オンライン結合による提供の制限)の例外事項について
- (2)諮問第58号(衛生管理課)
個人情報の取扱い原則(オンライン結合による提供の制限)の例外事項について
5.報告事項
6.議事経過と結果
審議事項
(1)諮問第59号(狩猟及び捕獲許可に関する事務)
事務局及び自然環境課より、前回の審議会での懸案事項の確認(使用回線等)及び諮問案件に関する追加説明を行なった。
前回説明した内容について、次の点が修正された。
システムで使用する回線は、来年度実施する段階では、インターネットではなくLGWAN回線を使用する。
(主な質疑・意見)
- <委員>
許可証等発行サブシステムでは、捕獲の許可証はどの機関でも申し込めるのか。
- <実施機関>
権限が対象獣と目的で区分されていて、許可を受ける内容によって申請先が異なる。それぞれの許可台帳は、許可した庁で保管されているため、国が県の台帳を閲覧することはできない
- <事務局>
諮問書の関係資料で、個人情報の「提供先」が「環境省、都道府県、市町村」となっているが、市町村に関しては、県の個人情報は提供しない。
- <実施機関>
市町村も同じサーバを使用し、連結されるいう意味で記載していたが、個人情報が共有されるのは環境省と都道府県になるため、削除する。
(2)諮問第58号(と畜検査成績のフィードバックに関する事務)
事務局及び衛生管理課より、前回の審議会での懸案事項の確認(管理マニュアルの作成)及び諮問案件に関する追加説明を行なった。
(主な質疑・意見)
- <委員>
利用停止手続きを行うと、と殺検査データが即時廃棄されるとなっているが、すべて消去され、蓄積データがなくなることを意味するのか。
- <実施機関>
利用者に対する提供用のデータを廃棄することになる。
- <委員>
提供用データの廃棄と分かるように記載するようお願いする。
- <委員>
なりすまし防止のためIDを紛失した場合は新規申請となると思われるが、管理者側で新規IDとそれまでのIDを紐付けて、差し替えることが可能なのか。
- <実施機関>
可能である。
- <委員>
IDとパスワードの紙による管理は行わないということか。
- <実施機関>
行わない。
引き続き、事務局から答申書案について説明を行なった後、審議。
諮問第58号については、個人情報の適正管理の徹底について付言した上で答申することで了承。
諮問第59号については、原案どおり答申することで了承。
報告事項
非識別加工情報に関連する国の動き等について
事務局より、非識別加工情報に関連する国の動き等について説明を行なった。
(主な質疑・意見)
- <委員>
ビッグデータで新たな産業等を創出するというなら、宮崎県のような地方は、より積極的に動く必要があると思う。ただ、受け皿がないのも現状だろう。どのような事業で活用できるかを検討しておく必要がある。
- <委員>
例えば佐賀県のボランティア組織が交通事故多発地域のマップを作っている。自治体によってデータ提供の考え方に差があるが、こういうデータが欲しいという時にすぐ提供できるようにするためにも、検討を続けて欲しい。