第43回宮崎県個人情報保護審議会議事録
1.日時
令和3年4月13日(火曜)
午後3時から午後3時35分まで
2.場所
県庁附属棟302号室
3.出席者
山崎会長、荒木委員、串間委員、丸山委員、山口委員
4.議題
審議事項
個人情報の取扱原則の例外事項について
「オンライン結合による提供の制限」の例外事項に関する諮問
就農相談・新規就農者支援データベースシステム(農業担い手対策課)
5.議事経過と結果
審議事項
個人情報の取扱原則の例外事項について
就農相談・新規就農者支援データベースシステム(諮問第69号)
実施機関より、前回の審議会で指摘された事項に関する改善策について説明を行なった。
(主な質疑・意見)
- <委員>
JAは支店が多くあるが、システム利用申請書の提出があった支店は全て許可するのか。
- <実施機関>
システム利用申請書に、使用者及び閲覧者を書く欄があるため、記載がある方に対してのみ使用を許可する。
- <委員>
閲覧後はシステムを閉じるよう指導しているのか。
- <実施機関>
システムについては、必要がある都度開き、使用後にログアウトするようにしている。
- <委員>
タイムアウト機能は備わっていないのか。
- <実施機関>
現在のシステムにタイムアウト機能は備わっていないが、一時的なロック機能を追加することは検討したい。
- <委員>
タイムアウト機能はあった方が良い。
アプリケーション側の削除は、物理削除と論理削除、どちらになっているのか。
- <実施機関>
アプリケーション側の削除機能は、システム管理者である農業担い手対策課にのみ備わっており、利用する職員が勝手に削除することはできない。削除方法がどちらに該当するかは確認したい。
- <委員>
データの復元ができない物理削除が望ましい。
- <実施機関>
物理削除ができる機能とするよう検討する。
- <委員>
「相談者にとってメリットのある接続対象機関」とあるが、どういったところが対象者にとってメリットになるのか。
- <実施機関>
例えばある市で就農希望していた方が、別の市に就農地域を変更した場合、該当する市やJAがシステムに登録済みであれば、情報共有ができる旨の案内をし、共有に同意されれば、同意書を新たに提出していただくことになる。
- <委員>
利便性の話になるが、同意書で、県の機関全てに情報提供を希望する場合、1つずつチェックするのは大変なので、県の横に1つチェックボックスを入れて、ここにチェックすれば県が全て反映される形が良いと思う。他の機関も同様にしてほしい。
- <実施機関>
同意書にチェックボックスを加えたい。
- <委員>
守秘義務について、公務員は地方公務員法で守秘義務が設けられているが、JAについても守秘義務が設けられているという理解で良いか。
- <実施機関>
一部のJA機関の守秘義務について確認し、参考にいただいた就業規則には定義づけされていた。JAについてはこのような就業規則等で守秘義務は定義づけされているものと考えている。
- <委員>
データが細部に渡っており、個人情報が多いため、取扱いに十分注意してほしい。罰則規定はないのか。
- <実施機関>
罰則規定まで求められると難しい。要領に守秘義務に関することを具体的に記載している。
- <委員>
職員の異動が多いと思うが、システム利用者の変更はどのように確認するのか。
- <実施機関>
使用者及び閲覧者の変更がある場合は、システム利用変更申請書を提出していただく。
- <委員>
IDやパスワードは職員の変更があった場合は更新し、前任者のものは使えないのか。
- <実施機関>
パスワードは個人に付与するため、前任者のパスワードを使用することはできない。
引き続き、事務局より答申書案について説明後、審議を行なった。
個人情報の適正管理の徹底について付言した上で答申することで了承された。