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掲載開始日:2025年2月26日更新日:2025年2月26日

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令和6年12月20日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和6年12月20日(金曜)14時00分~14時47分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、山下恵子委員、松山昭委員

警察本部

本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、首席監察官、情報通信部長、警察学校長、サイバー戦略局長、総務課長

第1.議事の概要

第1.報告

(1)11月県議会定例会の開催結果について

警務部長から、

  • 開催日程、質問状況、提出議案等、防災減災・県土強靱化対策特別委員会、採決結果等

について報告があった。
委員が、「マイナンバーカードと運転免許証の一体化は来年からになるのか。」旨の質問したところ、警務部長から「来年の3月からである。」旨の説明を受けた。
委員が、「都城署の建て替えは、高岡署より先という話は以前からあったのか。」旨質問したところ、警務部長から、「令和4年当初、建て替えの調査にかかる予算を要求した際に、高岡署と都城署の2署を説明しており、その時点では都城署の方が先という話をしていた。昨年12月の常任委員会で、高岡署を移転し建て替えて宮崎西署にするという内容を先に報告したことを踏まえて、今回の質問となった。」旨の説明を受けた。

(2)令和7年重点対象犯罪防止対策について

生活安全部長から、

  • 令和7年重点対象犯罪防止対策、令和6年地域の治安に関するアンケート結果、重点対象犯罪防止対策及び選定理由

について報告があった。
委員が、「重点対象犯罪の一つである住宅対象の侵入窃盗は、多発する場所があるのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「多発する場合は、侵入窃盗を専門にする泥棒がおり、その泥棒が県内に入って来て犯行を行うと、ある地域で連続的に発生するという流れである。犯人によって狙う対象が変わるため、地域や場所も変わってくる。」旨の説明を受けた。
委員が、「警戒強化とは、具体的にどのように強化するのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「事案が連続発生した場合は、その場所を中心にパトロールを強化したり、広報、啓発に力を入れたり、また、約6割は無施錠での被害であるため、鍵をかけていただく等の防犯対策を徹底する。」旨の説明を受けた。
委員が、「治安の善し悪しは、住んでいる場所によって変わってくると思うがどうか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「各種犯罪被害の発生率は街中が多いため、確かに体感治安が悪いと感じるかもしれないが、郊外に居住する方でも、無施錠で外出し被害に遭う場合もある。」旨の説明を受けた。
委員が、「自転車の盗難被害は多いと聞いているが、自動車の盗難も多いのか。」旨質問したところ、生活安全部長から、「自動車の盗難は県内ではほとんどない。」旨の説明を受けた。
委員が、「いろんな形で、広報啓発をしっかりとやっていただきたい。」旨発言した。

(3)電動モビリティ販売店等研修会の開催について

交通部長から、

  • 開催目的、開催日時・場所、参加者、研修会次第、販売店の感想

について報告があった。
委員が、「電動モビリティは高価な物なのか。」旨質問したところ、交通部長から、「値段はいろいろあるが、県内では5万円から10万円位で販売している。ネット購入すると更に安い物もある。」旨の説明を受けた。
委員が、「販売する店舗側がチェック表を活用するのは分かったが、購入者が説明をしっかり受けたという誓約書なり、署名するような書類はないのか。」旨質問したところ、交通部長から、「現在のところ、購入者が作成する書類はない。」旨の説明を受けた。
委員が、「ネット販売は、警察の方で把握できないのか。」旨質問したところ、交通部長から、「現時点では把握できない。しかし、現場で電動モビリティを見た際は、『性能等確認済みシール』を確認するよう各署に指導している。」旨の説明を受けた。

(4)交通死亡事故多発警報(高齢者死亡事故多発警報)の発令について

交通部長から、

  • 発令期間、発令者、警報の種別・基準、発令の対象となった交通死亡事故、発令期間中の推進事項

について報告があった。
委員が、「横断歩行者は手を上げて意思表示をすると、運転者にも分かりやすいと思うため、手上げ横断の指導と啓発をしっかりとやっていただきたい。」旨発言したところ、交通部長から、「委員の発言のとおり、手上げ横断をすることで運転者にも分かりやすいため、いろいろな媒体を通じて手上げ横断を推奨している。子供達は多くが手を上げて横断しているが、高齢者にはまだ浸透していないため、今後も広報、啓発を徹底していく。」旨の説明を受けた。
委員が、「死亡事故は、ほとんどが昼間に発生している事に驚いた。運転者の意識が足りない事もそうだが、歩行者の急な飛び出しにより、運転者がよけられない場合もあるので、歩行者優先は当然であるが、それでも運転者及び歩行者それぞれに注意喚起していただきたい。」旨発言した。

(5)近畿管区警察局災害警備訓練施設における災害警備訓練等の実施結果について

警備部長から、

  • 実施日時、実施場所、訓練指導員、訓練員、訓練及び教養内容、訓練実施状況

について報告があった。
委員が、「訓練の内容は、資料に記載がある内容全てを行なったのか。」旨質問したところ、警備部長から、「訓練施設には、12種類の訓練ゾーンが設置してあるが、5日間で全てを実施することはできないため、今回は資料に記載してある6項目について訓練を実施した。」旨の説明を受けた。
委員が、「訓練に参加する人は、毎年同じなのか。」旨質問したところ、警備部長から、「本部機動隊は任期が決まっておらず同じ人がいる場合もあるが、管区機動隊は任期があり、定期的に異動があるため、都度隊員が変わっている。」旨の説明を受けた。

(6)その他

  1. 警務部長から、人事異動の日程について口頭報告があった。
  2. 警備部長から、警備情勢について口頭報告があった。
  3. 本部長から「今年1年大変お世話になった。今年1年間の業務運営について振り返ってみると、自然災害や各種の治安事象は発生したが、それらに対し的確な警察としての対応がとれたと考えている。また、県民の方々から強い非難を浴びるような、誤った職務執行というものもなかったと考えている。来年も引き続きこのような形で、的確な業務運営に努めてまいりたいと思うので、引き続きご指導のほどをよろしくお願いする。それでは良いお年をお過ごしください。」旨の発言があった。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.決裁

  1. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)
  2. 公安委員会に対する苦情受理について(総務課)
  3. 宮崎県公安委員会等に係る情報通信技術を活用した行政の推進等に関する規定の一部改正について(会計課)
  4. 押売り等防止条例等の一部を改正する条例について(生活安全少年課)

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28

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