掲載開始日:2019年12月6日更新日:2019年12月6日

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黒毛和種ゲノミック評価の推進について

提言

(性別:男性、年齢:50代)

黒毛和種の種雄牛の改良は県が行なっているが、母牛の改良は農家に委ねられている。母牛の改良は、全国和牛登録協会が報告する育種価という数値により育成の方針を決めている。ただ、この数値が分かるのが最低でも5歳を過ぎた頃になる。もし、月齢300日ほどで分かれば、保留するか販売するか判断することが可能となる。

ゲノミック評価は早期に育種価を把握することができるため、県でもそれが可能となるようにしてほしい。そのためには、県と国の家畜改良事業団との契約が必要である。
至急、契約締結してほしい。鳥取県や沖縄県では7年前から既に始まっており、宮崎は遅れている。

回答

ゲノミック評価につきましては、各県での取り組みの増加や、(一社)家畜改良事業団が種雄牛案内へのゲノミック育種価の記載を始めたことなどもあり、ゲノミック育種価への関心が高まっていると認識しております。そこで県におきましては、宮崎県肉用牛改良方針に基づいて県独自の種雄牛による改良をしていることから、(一社)家畜改良事業団が有する全国の血統情報から集めた母集団を用いてゲノミック評価を実施した場合、予測精度が落ちることなく評価ができるかを検証しているところであります

また、提言内容でありました(一社)家畜改良事業団との契約は、各都道府県で窓口団体を選定し、その団体を通して申請のやりとりを行なうこととなっております。現在、宮崎県においては、検証を最優先としておりますので、県内の窓口の選定には至っておりません。
県といたしましては、引き続き、検証に努め、今後も黒毛和種ゲノミック評価について検討を行なってまいります。

お問い合わせ

農政水産部畜産局 畜産振興課肉用牛振興担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3030

メールアドレス:shinsei-chikusan@pref.miyazaki.lg.jp