トップ > 県政情報 > 広報・広聴 > 県民の声 > 県に寄せられた主な提言と回答(平成31年度及び令和元年度) > 児童虐待防止のための「命を守るための授業」の導入について
掲載開始日:2020年2月27日更新日:2020年2月27日
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(性別:不明、年齢:不明)
虐待を無くすためには、子ども自身が自分を守る力や知識を身に付けることだと思う。子どもたちが辛い状況から逃げるためのSOSの出し方が分かるように教えることが大切である。幼い子どもには難しい部分もあるが、保育や学校の現場で、どんな場合に助けを求めたら良いのか実例を挙げ、丁寧に教える「命を守るための授業」を導入するのはどうだろうか。
自分がどんな環境で生活しているかを見つめる機会を作ることや、その場で言えなくても助けを求めるためにどんな方法があるか、年齢別に教える。同時に保育や学校の現場で今まで以上に兆候がないかを見る時間を設けて(アンケートの他に、生徒の個人面談・悩みの聞き取り・あざの有無、痛むところ、傷跡がないかなど口頭でもできるような身体検査をする)その後、兆候のある児童に対し児童相談所や警察との連携を強化し対応する。また、大人でも悪い大人・間違えたことをする大人・言う大人がいるということを伝える。
各機関に人員不足などがあると思うので、マニュアルなどを作成してそれに沿って一定の講習などを受けたボランティア(地域の方でも、育児中の親でも、信用できる大人)にも参加してもらい、子どもたちにとって身近な大人をもっと増やし、一緒に授業に参加、また見守りや相談役としても参加できるようにしたい。
「資格は無いけど子どもたちの為に何かしたい」と思っている人は大勢いるが、資格無しでできることがあまりにも少ない。そこは充分検討してもらうとして、取り急ぎ、まず『命を守るための授業』を導入してほしい。
宮崎県教育委員会では、平成30年度より、「いのちを大切にする教育」を推進しております。
これまで各学校でそれぞれが行なっているあらゆる「いのち」にかかわる取り組みを、学校、家庭、地域および関係機関が相互に連携しながら、子どもたちが自他の命がかけがえのないものであることを実感できる教育に取り組んでおります。
特に、7月1日~7日を「いのちの教育週間」として設定し、学校・家庭・地域および関係機関が連携しながら、取り組みの充実を図り、県下一斉で「いのちを大切にする教育」を重点的に展開しております。
また、「SOSの出し方教育」については、自殺予防教育の柱の一つとして位置づけられており、国からも「SOSの出し方教育」を少なくとも年1回実施するなど積極的に推進することの通知が出されており、各学校へ周知しております。
「学校における児童虐待の把握」については、定期的に生活アンケートや教育相談を実施したり、日常的な観察や会話などから児童生徒の表情や身体状況に変化がないか確認したりするなど、早期発見に努めているところです。
県教育委員会といたしましては、今後も、スクールカウンセラーおよびスクールソーシャルワーカーの活用を含め、学校の相談体制の充実に取り組み、児童虐待などのさまざまな問題への対応に努めてまいります。
教育委員会人権同和教育課いのちの教育・調整担当
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